墨田区ウォーキングマップを歩く
- 投稿者
-
中澤
ららぽーとTOKYO-BAY店
- 日程
- 2021年04月28日 (水)~2021年04月28日 (水)
- メンバー
- 友人1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 大横川親水公園ー(20分)ースカイツリー駅ー(10分)ー墨田公園ー(10分)ー吾妻橋ー(20分)ー蔵前橋ー(15分)ー柳橋ー(3分)-両国橋
- コース状況
- 難易度
感想コメント
町田フットパスみたいなものが近所にもないか調べたら「墨田区ウォーキングマップ」というものがあったので歩いてみました。コースはいくつかあったのですが、歩いてアクセスしやすく、吾妻橋から蔵前橋まで歩くコースにしたかったので組み合わせてみました。
大横川親水公園は錦糸町駅北口から徒歩7分くらいのところにある公園です。ちいさな川が流れていて、途中に遊具などがあって子どもも遊べるのでファミリーにもおすすめです。たばこと塩の博物館も公園に隣接したところにあるので、ついでに寄ってみるのもいいと思います。
公園を抜けるとスカイツリーは目の前です。交差点に出たら左手に進むと浅草方面です。昨年新しくできたミズマチはスカイツリーと浅草をつなぐ道になっていて、カフェやショップが並んでいます。基本的に墨田区関係やメイドインジャパン的な店で構成されていて、東京観光の新しいスポットになっています。
そのまま直進したところには墨田公園があり、右手に進めば牛嶋神社です。今年は丑年で人気みたいです。墨田公園を抜けて横断歩道を渡ったところにゲートのようなものがありますが、ここが墨田リバーウォークの入口です。以前はぐるっと回っていかないと浅草まで行くことができませんでしたが、東武鉄道の線路の横に橋ができて墨田公園から直進すれば浅草に着きます。ごとごと通り過ぎる電車の横を歩くのはなかなか楽しい体験です。
リバーウォークを過ぎて左手に向かうとすぐに見えるのが吾妻橋です。赤く印象的な吾妻橋の袂は、スカイツリーと墨田区役所、アサヒビールのビルがちょうど一緒に撮影できるポイントになっています。
橋を渡って左手の階段を下りると川の横が歩道(隅田川テラスというらしい)になっているので両国方面に向かって歩きます。駒形橋、厩橋を通り過ぎて出てくるのが蔵前橋。ここで向こう側に渡るために橋の上まで出ると、おもしろいものが目に入ってきたので橋の装飾をよく見ると、相撲の力士になっていました。わたしも最近知ったのですが、蔵前は両国国技館ができる前の1984年まで30年間、蔵前国技館があった場所だそうです。跡地はいま水道局になっています。
橋を渡ってまた隅田川テラスへおりると、なまこ壁風の堤防があり大名の家紋が埋め込まれていたり、広重の名所江戸百景の浮世絵のレプリカが見られたりと江戸を感じるコーナーになっていました。両国の花火大会や浅草の五重塔など、現存しているものはどこを描いているのかわかるのですが、ほとんどの作品がどこの場所を描いたものなのかわからなかったため、気になって後日調べてしまいました。特に文化や風習がいまは変化してしまったものはいったい何のシーンなのかわかりにくいので、いちいち調べる方が楽しめるかもしれません。調べて特に意外だったのは、隅田川にたくさんの船が出ている「浅草川大川端宮戸川」という浮世絵で、両国から大山詣りに行く人たちを描いているシーンだそうです。当時富士山と並んで人気だった大山(大山と富士山の御祭神は親子だから両詣りが流行したそうです)は、両国から船で2~3日で行けて箱根の関所も超えないので、江戸時代の手軽なレジャーだったそうです。今では簡単に日帰りハイキングできる丹沢の大山ですが、江戸時代はみんなで船で出かけるようなところだったのですね。
なまこ壁を過ぎた先をすこし歩いて、両国橋の手前にある階段をのぼって左手にしばらく進むと柳橋(台東区)です。このあたりは昔花柳街だったようで、橋の装飾はかんざしでした。名残を残す建物はもう多くはありませんが、柳橋のかかる神田川の船着場は江戸の風情を感じる数少ない場所です。ここまで来れば両国はもうすぐです。両国橋を渡れば両国駅までは5分くらいなので、途中にある回向院でねずみ小僧の墓などをお参りしてみるのもいいと思います。江戸時代に栄えた土地なので歴史的なスポットの多い墨田区ですが、新旧比べながら歩くとより楽しめるコースだと思います。
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