「日本一危険な国宝」 三徳山・投入堂

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2021年09月24日 (金)~2021年09月24日 (金)
メンバー
あべのハルカス店:森松
京都河原町店:山﨑
天候
曇り時々雨
コースタイム
三徳山参道入口(10)参拝登山事務所(10)カズラ坂(20)文殊堂(5)鐘楼堂(5)観音堂(20)文殊堂(30)参拝登山事務所(10)三徳山参道入口
コース状況
・参拝登山事務所で服装や登山靴のチェックをされますのでしっかりとした装備必須です
・雨の場合入山禁止になることがあります
・単独入山禁止(2人以上での入山となります)
・修験道のため基本的に飲食禁止
・滑りやすい箇所が多いので注意が必要です
«お手洗い»
境内(水洗/ペーパー有)
難易度
Google Map
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感想コメント

遅いおとなの夏休みに行って来ました。
ずっと行きたかった鳥取県にある投入堂へようやく訪れることが出来ました。

投入堂は険しい登山道のみによりアクセス可能な山上区域内にあるため、参拝には登山事務所(8:00~15:00)での入山手続きを済ませる必要があり、靴と服装のチェックを受けなければならない。。

という仰々しい事前情報を見ており、おそるおそるチェックを受けましたが、普段の登山スタイルですと何の問題もありませんでした!

拝観料とは別に入山料を支払い、入山届を出せばようやく入山許可が出ます。
「六根清浄」と書かれた輪袈裟をレンタルいただき、首にかけて、裏の宿入橋から行者道を登ります。
※事故防止の観点から単独入山は禁止されています。投入堂は観光ではなく、修行という位置付けです。

距離は約900m、高低差は約200mで普段の登山と比べると短めのハイキングです。
かずら坂はやや傾斜があり、うねうねとした大きな木の根が滑りやすいです。
クサリ坂は登り専用と下り専用になっておりますので利用には気を付けましょう。

途中野際稲荷、文殊堂、地蔵堂、鐘楼堂、納経堂、観音堂など何カ所もお堂があり飽きません。
文殊堂が一番の映えスポットでしょうか。高所恐怖症の友人は少し怖かったようですが何とか記念撮影出来ました。

地蔵堂では鐘楼を一突きして、次に進みます。
続く馬の背・牛の背は雨の日だと滑りやすいと思います。
観音堂は最終地点手前にあり、お堂の裏が真っ暗で一瞬ヘッドライトを出そうかと思いましたが、胎内巡りの趣旨だと思い返し、そのまま歩きました。

そしてようやく投入堂に到着です。
現存する神社建築では日本最古といわれています。
断崖絶壁の窪みに絶妙なバランスで建てられており、まさに「日本一危険な国宝」です。
他に例を見ない特異な建造物の不思議な光景にしばし見とれました。
京都の清水寺本堂と並ぶ懸造建築(山などの斜面に建てられる半高床式の造り)の双璧と評されています。
建立以来度々修理がなされ、かなりの部材が取り変えられているそうですが、こんなにも険しい場所に建っているのならば納得です。
見上げる形でしか見学出来ず崖を登ることは禁止されていますが、岩壁のオーバーハングの部分がどうなっているか、もっと近くで見たいとクライマーの方なら思うかもしれません笑。
因みにどのように建立されたかは、宝物殿に当時の古い写真がありますので是非拝観してみて下さい。

下山は来た道を戻りますが、滑りやすいので特に鎖場は気を付けて下さい。
投入堂(三佛寺)は大山寺と対になっている御朱印があり、それが欲しくて御朱印場に行くと、陽気なご住職がおられ色々とお寺の歴史や境内の見所を教えて頂きました。

登山自体は比較的すぐに終わったので、そばにある「谷川天狗堂」さんで名物の三徳豆腐を頂いてから、因幡の白兎伝説の白兎海岸にある道の駅で海鮮定食を堪能し、更には鳥取砂丘にも足を延ばすという大満足の1日を過ごしました。

次回は大山に行かなければなりません!

フォトギャラリー

おとなの晩夏休み

ようやく訪れることが出来ました

入口で登山靴チェックされます

やり方を間違えていた水琴窟

輪袈裟で”ぽ”さが出ます

注意事項をしっかり読んでいざ!

木の根っこは滑りやすい

カルシファーみたいなカエンタケ(触れるの絶対NG)

双方向ルール

高所恐怖症の人の歩き方

私は非常に楽しみました

楽しいプチ鎖場

重要文化財・納経堂

国宝・投入堂

図の通りに下ります

頭上注意!

大山寺と対になっている御朱印。次回大山に行くのが楽しみです!

名物の三徳豆腐を平らげてからの

本ちゃんランチ

鳥取砂丘にも立ち寄り大満足な1日でした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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