帰ってきた飯豊山
- 投稿者
-
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2023年10月24日 (火)~2023年10月25日 (水)
- メンバー
- 友人
- 天候
- 1日目…晴/2日目…曇
- コースタイム
- 【1日目】弥平四郎登山口(140分)松平峠(120分)三国小屋(80分)切合小屋
【2日目】切合小屋(120分)飯豊本山(100分)切合小屋(120分)(80分)三国小屋(60分)上ノ越(60分)弥平四郎登山口ね
- コース状況
- ・弥平四郎登山口は川入に比べアクセス悪いです。西会津まで出てから未舗装道も数分走ります。登山口に簡易トイレあり。
・積雪は三国小屋を過ぎてから少しずつ出てきました。切合から草履塚で膝まで潜る箇所もあり。アイゼン、ピッケルは使いませんでしたがゲイターは装備しました。
・川入からの剣ヶ峰と御秘所の岩場に雪はありませんでした。積雪がないため川入から入っている登山者がほとんどでした。
・松平峠手前の沢水は豊富に出ています。切合から大日杉へ分岐してすぐに沢の音を確認しました。切合小屋裏の水は出ていませんでしたがテント場裏に雪はあるので水には困らないと思います。
・松平峠から先の露岩帯は雨や積雪時は注意が必要です。疣岩~三国小屋、三国~切合間は崩壊が進み東側が切れ落ちています。
・三国小屋、切合小屋、本山小屋は使用可能。三国小屋のトイレは冬季使用不可。切合のトイレは1つだけ使えるようになってました。利用料金は小屋内のポストへ。
- 難易度
感想コメント
【使用ウエア】
(上)ミレーのアルファライトスウェットにメリノウールをインナーとして重ねました。ハイクアップ時は少し暑かったですが止まると寒いので脱ぎ着することなくちょうど良かったです。クルータイプは首周りが出るのでネックウォーマーで調節を。
(下)ノースフェイスのアルパインライトパンツ一枚。
テントではダウンパンツ履きました。テントシューズも履いて寛ぎました。
(手袋)朝はメリノウール手袋で保温。それ以外は夏用の薄手手袋で十分でした。
飯豊山は思い出深い山の一つ。年を重ねても遠く離れていても登りたい山です。体力が回復したらヒメサユリを見ながらまた歩きたいと思っていましたが、意外に早く訪れることができました。時に厳しく、時に優しく迎えてくれる山ですが、体力の衰えか、ペースが上がらず今までで一番時間がかかってしまいました。飯豊名物の急登、切れ落ちたへつりなど以前も難儀でしたが、今回は簡単に越えられぬ壁が立ちはだかっていた印象です。寝袋の他、アイゼン、ピッケルを装備してるとはいえ、昔のような調子で歩けないことにもやもやしながら登りました。
雪が付くと怖いので、今回は岩場の少ない弥平四郎登山口からスタート。狭いガタガタ道を走ること数十分、紅葉が進んだ登山口は明るく、この先どんな絶景が待っているのか初めのうちはワクワクしていました。荷物が少し多いので水は雪をあてにして2Lのみ、テントは持ってもらいちょっぴり楽して登りました。
弥平四郎は一回だけ歩いたことがありますがこんな露岩の道あったっけ?ここが水場?すっかり忘れてしまってました。
昔お世話になった三国小屋を通り過ぎ、危なっかしいへつりをこなして切合小屋へ。飯豊登山で最も多く利用させてもらった小屋です。シーズンは終了しているのでそんなに人はいないだろうと想像してましたが、紅葉最盛期の秋晴れを狙って来る人は意外にもたくさんいました。
切合のテント場は最高峰の大日岳を眺められる居心地の良い場所。本山は明日登ることにして早めにゆっくりしました。
翌朝も穏やかな天気。雪あり、岩場ありの登山道なのでヘルメットを被って出発しました。大好きな山に登れると思うとそわそわしてしまい、ふと立ち止まっては景色や前歩いた時の記憶に浸るという有り様。必要以上に時間をかけて登り、切合に戻った頃はすっかり日が高くなっていました。
広げっ放しだったテントを撤収して飯豊山にお別れの挨拶。何度も振り返ってはまた再訪することを誓いました。
復路もまた狭いへつり。持参したストックをうまく使って何とか転ばないように努めました。疣岩まで戻ったら昨日歩いた道ではなく上ノ越方面へ。露岩はなく危険度は下がりますが、急でとにかく長い道。最後まで楽はさせてもらえませんでした。
下山して温泉を目指しましたが通行止めで目的の湯にはたどり着けず。仕方なく会津若松まで出て、ついでに喜多方ラーメンもがっつり食べてきました。そして福島といえば美味しいお菓子。柏屋のお饅頭やくるみゆべしは外せませんが、お目当てのままどおるはすっかり忘れていました。来年もきっと飯豊山へ行って、お菓子も忘れずにゲットしたいです。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。