【ニセコ沼めぐり】ニトヌプリ~チセヌプリ周回ハイキング
- 投稿者
-
石渡 健一
GRAVITY RESEARCH SAPPORO
- 日程
- 2023年10月29日 (日)~2023年10月29日 (日)
- メンバー
- GRサッポロ・・・イシワタ
+妻
- 天候
- ☁
- コースタイム
- 【五色温泉~ニト・チセ~長沼~大沼~五色温泉(一周コース)】
一周・・・約7時間~8時間
※道の状況によってはそれ以上かかる
- コース状況
- 10月中旬の初冠雪後の雪解けの影響か、コースが全体的に濡れていて、足元が非常に滑りやすかったです。
特に、ニトヌプリ・チセヌプリの下りが、濡れた岩と泥が延々と続く緊張感のある道になっていて、通過に苦戦しました。
沼周辺も、うっかりすると靴がはまって浸水するので、防水力のある登山靴で歩くことをオススメします。(買ったばかりのトレランシューズで行って後悔しました)
トレイルゲイターを装着していなかったら、もっと悲惨なことになっていたでしょう。
※天気の状況や、季節によって、路面状況は大きく変わると思います。
- 難易度
感想コメント
ニセコ連峰と周辺の沼を巡る「ニセコ沼めぐり」をしました。
コースは、
「五色温泉」
「ニトヌプリ」
「チセヌプリ」
「長沼」
「神仙沼」
「大沼」
そして「五色温泉」に戻ってくる周回コース。
コースタイムは7時間~8時間程度で、1日がかりの山行になります。
「沼めぐり」と聞いて、そのポップな響きに完全に油断していた我々は、前半の「ニト・チセ」の山パートの路面状況の悪さに完全にやられてしまいました。
おそらく雪解けと雨の影響だと思いますが、すべての登山道が濡れていて、岩は滑るし、泥はハマるしで、とてもストレスの多い山歩きを強いられました。
「ニトヌプリ」からの下りは、コースタイムでは30分ですが、我々はその倍、1時間かかってようやく下りる事ができました。
何度もスリップし、新品のトレランシューズをドロドロにしながら(ゴメンよ)、やっとの思いで下りきったら、今度はすぐに「チセヌプリ」の急登が待っていて、心の強さを試されました。
我々のメンタルは、「沼めぐり」に来ているはずが、沼にたどり着く前にギブアップして、冬季通行止め中の「ニセコパノラマライン」を歩いて帰るというエスケープ案まで出るほどの削られようでした。
しかし、そこはグッと我慢して、歩を進めます。
やっとの思いで二つ目の山頂「チセヌプリ」を超えて、ひとつめの沼「長沼」にたどり着いたころには昼の12時半を過ぎていました。
「来なければよかった」と文句を言う妻ですが、そこはスルー。
気持ちを強く持って進むしかありません。
「この調子で行くと日が暮れるかもしれない。」
そう思った我々は、この先のチェックポイントごとに到着目標タイム(リミット)を設定し、それを下回らないように、やや急ぎ足で、でも滑って転ばないように、注意しながら歩き続けました。
「神仙沼」、「大沼」と、後半の「沼めぐり」パートに入ってからは、道の状況もそれほど悪くなく、「大沼」から先の登り返しも、なんとか頑張る事ができたので、ギリギリ日の入り前16時に下山することができました。
予定を大きく上回る、約9時間のハイキングになってしまいましたが、いい思い出になりました。
みなさんも行かれる場合は、直近の天気や路面状況をよく確認し、なるべく防水性の高い登山靴にスパッツ(トレイルゲイター等)を装着の上、訪れることをオススメします。
とても大変なハイキングでしたが、下山後の「五色温泉」が最高だったので大満足です。
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~服装や装備について~
■ウェア上
・速乾性Tシャツ
・ハーフジップ長袖Tシャツ
・ウィンドシェル
・キャップ(カリマー)
・帽子止め
・防寒用ダウンベスト
■ウェア下
・トレッキングパンツ
・ソックス(サロモン)
・トレイルゲイター(サロモン)
■装備
・トレランシューズ(ホカ スピードゴート5)
・バックパック35L
・雨具(バイレス)
・クマ鈴
・水2,5リットル(プラティパス)
・ヘッドライト(ブラックダイヤモンド「COSMO 350」)
・トレッキングポール(ノーザンカントリー)
・ようかん
・救急セット
・エマージェンシーシート
・ニット帽
・ネックウォーマー
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。