初めての御嶽山 五の池小屋まで

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2023年12月13日 (水)~2023年12月13日 (水)
メンバー
友人
天候
晴れ/強風
コースタイム
濁川温泉登山口(150分)のぞき岩避難小屋(120分)五の池小屋(90分)のぞき岩避難小屋(90分)登山口
コース状況
・濁川温泉登山口へは一部冬季通行止め区間あり。路面は積雪及び凍結しているのでスタッドレス・4WDが望ましいです。登山口トイレは冬季閉鎖中でした。
・稜線に出るまではチェーンスパイク、稜線に出てからは前爪アイゼンを装着しました。摩利支天山に向かう前にピッケル、ゴーグル装備しましたが強風の為引き返しました。
・濁川温泉の日帰り入浴可能な宿もあります。今回は駐車場からすぐの湯の谷荘さんに立ち寄りました。1人800円でした。
難易度
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感想コメント

 いつか行ってみたいと思っていた御嶽山。わざわざ寒いこの時期に訪ねてみたら、何よりもアクセスが一番大変でした。夏には様々なルートから登られている御嶽山ですが、積雪期は限られた登山道しか開いておらず、登山口までのルートも道路が凍結してたどり着くのに一苦労。比較的アクセスしやすそうと見当をつけた飛騨側の小坂コースも、奥まで進んだところで通行止めに遭い振り出しへ。雪の積もったワインディングロードを慎重に運転してもらって、現地に着いたのは日が暮れかけた頃でした。

 翌朝はまだ暗いうちに出発、登山口に泊まっていた先行者は既に歩き始めたようで、我々も遅れをとらないよう早めに発ちました。御嶽山は下から見て気付きましたが、上部は真っ白、半分下は黒々としていて森林限界がはっきりとしています。序盤は暗い森の中を木の根っこに躓かないように歩き、傾斜が出てきてからチェーンスパイクを付けて登りました。
 湯の花峠まで来てようやく明るくなってきたので、ヘッデンをしまってさらに上へ。摩利支天山が見渡せるのぞき岩で休憩してから、しばらく進んで稜線の手前でアイゼン、ハードシェル、オーバー手袋など装備を整えました。
 行く手から朝日が昇ると同時に風も強くなり、動いていないと手足が寒さで痺れてきます。後ろにはアルプスの峰とは違った独立峰のような山々が。地図で確認すると加賀の白山であると判明。ずいぶん遠くまで来たものだと寒さも忘れてしみじみとしました。
 遠くにあった白い稜線が近付き、建物のシルエットがしだいにはっきりとしてきました。飛騨頂上と五の池小屋に到着です。こちらの五の池小屋は言わずと知れた人気の山小屋。当然今は冬季閉鎖中で、おしゃれなテラスは凍り付いていました。名物は窯焼きピザだとか。いつか夏に訪ねて雄大な景色と共にぜひ味わってみたいです。
 摩利支天へ行く為ピッケル、ゴーグル等装備し数歩進みましたが、強風に煽られ前を向けません。風速は恐らく20m近かったのではないでしょうか。数歩しか進んでいませんが登頂はここで諦め、飛騨頂上でお参りして早々に下山しました。せっかく遠くまで来たのに残念です。
 下りはサクサク、登りで未確認だった蛙岩やジョーズ岩を見学がてら下りました。お昼過ぎには登山口へ。一番近い温泉宿・湯の谷荘のあっついお湯で冷えた体を温めたら、長い帰路を延々と戻りました。伊那経由だったので中央アルプスや南アルプスの白峰を眺めつつ、駒ヶ根ソースカツ丼で胃袋を満たしました。
 長いようであっという間の旅でしたが、御嶽山の魅力に少しでも触れることができて良かったです。雪の無い時期にもぜひ訪ねてみたいす。

【レイヤリング】
◯ミレーのティフォンウォームジャケットに、インナーはワッフルウールクルーを着用。プリマロフトのアクティブインサレーションを脱ぎ着しながら調節しました。オーバーパンツの下はメリノウール260のタイツを重ねました。
◯末端冷え性なので一番下のインナー手袋はメリノウール、オーバー手袋はテムレスにて。稜線上は中間に化繊のウインドストッパーをはめていました。

フォトギャラリー

五の池小屋から眺めた摩利支天山。

湯の花峠にて。明るくなり御嶽山のシルエットが見えてきました。

のぞき岩から眺めた早朝の御嶽山。

のぞき岩避難小屋。中は狭かったですがベンチがあり綺麗でした。

雷鳥の看板。雷鳥には会えず。

摩利支天山が大きく寝そべってます。

スッキリ晴れて良いお天気。でも風が冷たい。

朝陽が顔を出しました。

白山が見えます。

山肌から北アルプスの峰々。

五の池小屋の裏手に出ました。

勇壮な摩利支天山。

飛騨頂上にお参りして。

進もうとしたけど風強くて進めない。

良く見ると途中からトラバースしてます。

帰りののぞき岩。太陽が眩しい。

愛着の湧く蛙岩。

ジョーズ岩。海中から獲物に噛みついたような姿です。

湯の谷荘さんは川でアイスゲレンデ作成中。結構高さあります。

帰りの車窓から見えた乗鞍岳。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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