八ヶ岳 赤岳(稜線にて撤退)
- 投稿者
-
宮田 伊織
グランフロント大阪店
- 日程
- 2012年02月14日 (火)~2012年02月15日 (水)
- メンバー
- 静岡パルコ店 井上
さいか屋川崎店 澤田 その他1名
- 天候
- 1日目晴れ 2日目晴れのち曇り
- コースタイム
- 1日目
美濃戸口~1:00~美濃戸山荘~1:20~堰堤広場~1:20~赤岳鉱泉
2日目
赤岳鉱泉~0:40~中山乗越~0:25~行者小屋~文三郎 中岳分岐1:15~
~0:45~引き返しポイント~4:00(行者小屋前にて大休憩 含む)~美濃戸口
- コース状況
- 1日目
美濃戸口から美濃戸山荘までは少し前の雨で雪が溶け
フルアイスバーン(ツルツルピカピカの氷)と聞いていたものの
10cmほど新雪が積もり、非常に歩きやすい状況になっていました。
赤岳鉱泉までのルート状況(北沢)は特に迷う易いところも無く
トレースが付いていました。
2日目
夜に降った雪と風によりかろうじてトレースが見える程度になっていました。
行者小屋までワカンを装着して歩行。
行者小屋から文三郎尾根は風が強く雪が吹き飛ばされているところは
降雨の影響があり表面が凍っていてレインクラストと思われます。
アイゼン歩行時には注意が必要です。
- 難易度
感想コメント
2週間前にきたときと温度があまりにも違うことにびっくり!!
前回が寒すぎたのか今回が暖かいのか?
出発時間もだいぶ違うので一概には申し上げられませんが・・・
昨日までは天候が安定していたが、やや下り坂の様子。
小屋の中からでも窓枠に氷が張り付くこともなく、温かい様子がわかる。
外は粉雪が待っている状況・・・。
気温の上昇と新雪は良くない予兆・・・。
でも天気は何とかもちそうな状態。
迷いながらの結論は、安全なルートでまずは稜線まで行こう!
だめならすぐに引き返そう
中岳の分岐点まではやや風が強いこともあったが、無事に登ってきた。
そこからの稜線歩きは、強風に悩まされる。
耐風姿勢をとり、風が弱まったときを見計らって少しずつ高度を上げる。
斜面をトラバースしていくが慣れない強風の歩行でフラフラとしている上に
雪面の状況(クラストしているため)が余り良くなく時間がかかる。
ここから上部の核心部はこの状況では「経験・体力の消耗・時間的余裕」を考えると
「ちょっと難しいなあ」と判断し下山をしました。
下山途中に振り返ると主稜のクライマーも登りで見た場所と同じ場所にいるではありませんか。
吹き飛んでいきそうな風の中おそらく1時間近く風が収まるのをじっと待っていた方々には
尊敬のまなざしとしか言いようがありません。下山しながら振り返ると、3人のクライマーは
無事山頂に向かい登っていかれました。
それにしても冬の八ヶ岳なかなか登らせていただけません・・・
今度こそは・・・
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