真冬の南八ヶ岳 阿弥陀岳からパノラマ絶景!

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年02月19日 (日)~2012年02月20日 (月)
メンバー
天候
ピーカン♪
コースタイム
1日目
美農戸口=(1:20)=美農戸=(3:10)=行者小屋(テン泊)
2日目
行者小屋=(3:10)=阿弥陀岳=(0:40)=行者小屋=(1:25)=美農戸=(0:50)=美農戸口
コース状況
美農戸口~行者小屋
 トレースもしっかりあり、なだらかな歩きやすい道。
行者小屋~阿弥陀岳(北稜経由)
 トレースはしっかりありますが、途中岩場があります。
阿弥陀岳~行者小屋
 コルまで降りて谷筋を下りますが、サラサラの滑りやすい雪で稜線は注意が必要。
 谷筋は尻セードで一気に下ります。
※雪の状態は気象状況によって変わります。

途中、赤岳山荘以外は営業していません。
行者小屋には冬季トイレが2ヶ所あります。
行者小屋の水場はほとんど氷に埋まっていましたが、水は流れていました。
美農戸口の駐車場は1日500円。
美農戸まで車は入れますが四駆でなければ難しいと思います。

気温
行者小屋 明け方 -25℃
阿弥陀岳山頂 -10℃前後(日差しで変動したので正確ではありません)
難易度
Google Map

より大きな地図で 20120219阿弥陀岳 を表示
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感想コメント

今シーズンはホワイトアウト続きでしたが、今回の八ヶ岳は絶好のコンディションに恵まれました♪
360度の展望を誇る阿弥陀岳の山頂からは、富士山も、南アルプスも、中央アルプスも、北アルプスも・・・
日本海まで見えるのではないかと思うくらいの絶景でした!

やはり景色を楽しむなら冬!!
キリっと引き締まった空気はどこまでも澄んで、空を深い碧に染めてくれます。

日曜日に入山し、多くの下山者とすれ違いましたが、みなさん一様に笑顔で「最高でした!」
翌日登頂する私たちは期待半分、不安半分。
夕方から雲が湧いて、夜には若干の降雪。
一抹の不安がよぎりましたが夜中から明け方まで満点の星空♪

行者小屋からは硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳がぐるっと見渡せ、東に目を向ければ北アルプスの槍ヶ岳あたりが見えて、なんと贅沢なテン場だろうと思いました。
満点の星空の下に浮かび上がる南八ヶ岳の稜線はなんとも言えず神秘的です。

ただし、放射冷却のおかげで明け方には-25℃!
末端冷え性の私には、あわや凍傷か!?と焦るくらい指先の感覚がなくなり、軽いしもやけになりました。
準備段階での不注意ですが、グローブは冷やさないように気を付けましょう。

行者小屋からは尾根に乗り、北稜に合流するあたりで赤岳越にご来光♪
ダイヤモンド赤岳と名づけさせていただきました。
日が昇ると一気に暖かくなります。
太陽の存在って偉大ですね。

北稜は岩場が二箇所。
1つ目は巻きましたが、2つ目は巻くほうが大変だったので登りました。
登った先のナイフリッジを過ぎると、後は山頂目指して斜面を登るだけ。

山頂に到着すると360度の大展望が出迎えてくれました!
わずかに風がありましたがそよ風程度。
あたたかい陽射しに包まれて心ゆくまで絶景を満喫しました♪

時間に余裕があれば赤岳にも行く予定でしたが、のんびり登ったし、満喫感たっぷりなのでそのまま下山します。

登りは3時間かかったのに、下りはわずか40分。
テント内の濡れたシュラフやマットを日光浴させながらまったりとランチタイム♪
友人がデコポンを持ってきてくれていましたが、見事に凍っていました!
お昼の行者小屋はポカポカ陽気だったので、デコポンシャーベットが冷たくて美味しかったです♪

この日は昼からもずーっっっとピーカン晴れ!
いつまでも居たかったですが、名残を惜しみながら行者小屋を後にしました。

当初の計画からはかなり行程をはしょりましたが、満足感は予想以上の山行となりました(^^)

フォトギャラリー

横岳をバックに♪

南沢と北沢の分岐。出遅れたので南沢から行者小屋へ直行。

美農戸山荘のストーブ。車の形でかわいい♪

気持ちの良い雪原♪横岳が見えます。

夜明け前のテン場。星空の下、稜線のシルエットが素敵です♪ピンボケですが・・・

テン場からモルゲンロートの北アルプス。

ちょっとずれていますが・・・ダイヤモンド赤岳!!

目指す阿弥陀岳。

立ちはだかる岩壁。

山頂の阿弥陀様。富士山もばっちり。

南アルプス♪

中央アルプス♪

北アルプス♪

北八ッの向こうは戸隠方面。

硫黄岳の奥に浅間山が見えます。

目の前には赤岳!

後ろ髪を引かれながら阿弥陀岳を後にします。

下りはあっと言う間に行者小屋到着です。

テントを片付けながらまったりランチ。デザートのデコポンは見事に凍っていました。

いつまでもピーカン晴れ。名残を惜しみながら別れを告げます。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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