残雪の山 燕岳

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
宮田 伊織
グランフロント大阪店 店舗詳細をみる
日程
2012年04月26日 (木)~2012年04月27日 (金)
メンバー
横浜西口店  鈴木さんと知人
静岡パルコ店 井上
天候
1日目小雨時々曇り晴れ 2日目晴れのち薄曇り
コースタイム
1日目 
中房温泉登山口(40分)第一ベンチ(55分)
第二ベンチ(75分)第三ベンチ(60分)
    合戦小屋(120分)燕山荘

2日目
 燕山荘(45分)燕岳山頂(50分)燕山荘
(45分)合戦小屋(75分)第三ベンチ(40分)
 第二ベンチ(30分)第一ベンチ(45分)
中房温泉登山口
コース状況
登山口付近からの雪。
腐った雪に足をとられて時間をロス。

合戦小屋よりダブルストックから12本歯アイゼン*ピッケルに持ち替え。
気温が高いからか、雪が纏わりつき非常に歩きにくいうえ、重くなる。
(スノープレートは必須アイテム)

燕山荘から稜線、燕岳までは快適登山。
一部凍った斜面もありますのでご注意を。
難易度
Google Map

より大きな地図で 燕岳 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

思った以上に体力の消耗があった春山登山でした。

雪が腐っていて、時には膝まで、腿まで、腰までと埋まってしまい
そこから抜け出すことで体力を消費してしまったことがあります。
(小屋明け初日と言うこともあり、登山者が少なかった為と思われます。
下山時には苦労した道も少しは固く締まりやや歩きやすくなっていました)

また霧雨、小雨の降る中で雪の道を歩くことでも体力の消耗もあったかもしれません。
気温がやや高かったため、寒さを感じることはありませんでしたが、
万全の装備をしておく必要性は感じますね。



2日目は燕岳が我々を歓迎するかのように、雨は止み太陽が顔を出していました。
春山の醍醐味ともいえる稜線歩きのスタートです。

白い砂と雪そして青空。
たまには雷鳥もお出迎え。
気持ちのいい時間をすごしました。


歩行中は
ファイントラック/ベースレイヤー
アイベックス/ウールシャツ
ジップアップシャツ 
ゴアテックス アルパインジャケット
(ポケットの中には替えグローブ、バラクラバ)

のウエアリングでGOOD。
熱さを感じたときにはジップアップシャツ を脱いで行動。

メリノウール素材は吸汗速乾に優れているほか、臭いに対しても大変優れている点を高評価。
化学繊維もありがちな蒸れ感やいやな臭いをほとんど感じませんでした。


春山登山は天候さえ良ければすこぶる快適です。雪崩の心配の少ないこのルートは
「初めての春山 雪山チャレンジ 」には最適な教科書的な山であることは間違いありません。

しかしながらひとたび春の嵐ともなれば
冬山登山と同じく厳しい状況になることがあります。
しっかりとした装備、経験者との行動をして楽しい登山をなさっていただきたいと思います。

フォトギャラリー

残雪の燕岳

出発前 元気な4人組

登山口すぐより雪あり

第二ベンチ

黙々と ただ黙々と 自然との対話

ようやく第三ベンチ

たまには晴れ間も

雪解け水の一滴

やっとのことで合戦小屋

アイゼン装着後稜線へ

赤旗が目印 快適稜線歩きのはずが・・・

雨に降られて 辛いなあ・・・

小屋がようやく見えてきた 目的地はもうすぐ 

2日目 山小屋の上にはまだまだ雪が

山男さん 晴れにしてくれてありがとう

春の雪山の醍醐味はこれ

イルカくんも大喜び

振り返ると燕山荘もみえます

ライチョウ君もおでむかえ

おまけ<駐車場に生えていたフキでフキ味噌を作りました>

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

グランフロント大阪店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部