イーハトーブの地を巡る~其の二・南部富士 岩手山~

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年10月16日 (火)~2012年10月16日 (火)
メンバー
天候
コースタイム
馬返し登山口→一合目(60分)→五合目(90分)→八合目避難小屋(60分)→岩手山(50分)→お鉢巡り(20分)→八合目避難小屋(20分)→五合目(60分)→馬返し登山口(40分)
コース状況
登りは新道、下りは旧道を使いました。新道は樹林帯で溶岩岩のゴツゴツした道で、紅葉を楽しめます。旧道はザラザラした砂地で視界が開けているので街並みを楽しむ事が出来ます。五合目より急勾配になりますので足元に注意して歩きましょう。
難易度
Google Map

より大きな地図で 岩手山 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

姫神山と鞍掛山から翌日

この三連休のメイン登山でもある、岩手山にやって来た。



幼い頃、遠い記憶だが母の実家の畑の裏山からこの山を眺めていた。

その頃も「おおっっきいぃお山だなぁ~!」と思っていたが、それは自分が小さかったからではなかった様だ。
それこそ、アルプスや富士山に比べれば標高こそ低いものの、その存在感はとてつもなくデカい。



早朝

朝日を浴び赤く燃える様な岩手山。「今からあのてっぺんまで行くのかぁ!」と思うとちょっとの不安とワクワクが止まらない。


人工林の無い自然そのままの樹林帯を抜けると、徐々に赤や黄色といった色とりどりの鮮やかな木々が目立つ様になって来た。
前日から朝方にかけての急激な冷え込みによりまた一段と色付いたらしい。ああ、ため息が出そうな程に綺麗…


歩き出して約一時間。一合目の標識のある所に到着。
えっ(・・;)ようやく一合目?そんなに歩くの遅い?一時間で一合じゃ山頂に着くのは一体。。。

そんな焦りもつかの間。それから再び歩き出すと間もなく二合目。どうやら標高で合を決めているらしい(^^;)そこからは一気にぐいぐいと標高を稼いで行く。

けれどその道のりは決して生易しいものではない。急な岩場、ガレ場、ゴツゴツの溶岩岩。その道なりはまるで富士山の富士宮コースの様!?(><)ヘタレな私は一合登りきる度にゼェゼェと小休止。しかし、振り返れば昨日登ったばかりの姫神山や、夏に登った早池峰山、岩手県の街並みといった素晴らしい展望が広がり疲れを癒してくれる。


ひぃ…ひぃ…ふぅ…ふぅ…   好きです、岩手ーーー!!!(壊)


八合目小屋手前。森林限界を越えるとついに岩手山頭頂部が間近に姿を現す。
おお!てっぺんはこんな風になっていたのね!テンションMax!!

この辺りから急に風が強く吹き出す。アツくほてった体も少し冷えて来たのでウィンドストッパーのジャケットとグローブを着用し、最後の一登り頂上を目指す。


金色に光る草が吹き抜ける風を浴びてゴォォォ!!という音を立てビッグウェーブの様に波打つ。
富士山のザレ場の様に崩れる足元。


くうぅぅぅ…カーゼーニーモーマーケーズ~~~!!(-_-;)


あまりの風の強さに鼻水がちぎれ飛ぶ。もう乙女も恥もありません。
横風に煽られながらも一歩、一歩、前へ、前へ。



そして、ようやくゴォーーーール!!!!
やった、とった、とったどぉぉぉ~!!!!(濱口風)



山頂からの眺望は全方位!足元には噴火口を望みながら、八幡平に秋田駒ヶ岳等、絶景☆ガスが完全に晴れていれば鳥海山まで見えるらしい。お母さーん!やったよー!(T▽T)/


頂上からの景色を満喫した後はぐるりとお鉢巡り♪

のんびりと空中散歩を楽しんだ後は、その景色をしっかりと目に焼き付け、名残惜しむように下山。




岩手のシンボル、岩手山。
思い出と、憧れの岩手山。



登らせてくれてありがとう。私はあなたにゾッコンです❤(≧▽≦)

フォトギャラリー

まっかに燃える~岩手山~

朝6時の駐車場の様子

スカッと晴れた青空がサイコ~♪

あか、きいろ、みどり…紅葉の額縁☆

こんな道を延々と。新道と旧道は常に隣り合ってます。

遠くには姫神山と早池峰山が。

黄色のカーテンにしばし見とれ…

珊瑚礁みたいのがいっぱい落ちてます♪

山頂はハゲちょびん!?

八合目小屋に到着!おいしいお水がうんまいのだ。

登って感動。

金色の草がモフモフしててかわいーんです。

登りきってもうひと頑張り!

秋田駒ヶ岳方面。行ってみたいなぁ~。

超強風!!!!鼻チョウチン全開!!!!

やった♪やった♪山頂だ~!

ダイナミック爆裂火口ー(◎_◎)

こ、これはアレにしか見えない…

夕日を浴びて揺れるススキ。下って感謝。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部