近畿地方最高峰!大峰山・八経ヶ岳(はっきょうがだけ)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年11月25日 (日)~2012年11月25日 (日)
- メンバー
- 天候
- 快晴!
- コースタイム
- 行者還トンネル西口→(50)→奥駈道出合→(50)→聖宝ノ宿跡→(50)→弥山小屋→(5)→弥山山頂→(5)→弥山小屋→(30)→弥山八経ヶ岳山頂→(20)→弥山小屋→(35)→聖宝ノ宿跡→(50)→奥駈道出合→(30)→行者還トンネル西口
- コース状況
- 全体を通して特に危険箇所なし
2012/11/25時点では標高1500m以上の北側斜面は積雪、凍結あり。
少なくとも4本爪、6本爪アイゼンが必要。
これから雪も降り、冬が本格化するので雪山装備が必携となります。
- 難易度
感想コメント
今年の3月に神戸に引っ越してきてから、「神戸から行ける著名な山はできるだけ行く」と決心して多くの山を登ってきました。
東は北アルプス、北信州、西は四国、中国地方の山まで。
すると意外な盲点に気づきました。
近畿地方でまだ登っていない百名山がありました。
それが大峰山と大台ケ原。
どちらも奈良県のかなり山深いところに位置しています。
雪が深まる前にどちらか1つを、ということで、大峰山脈の最高峰である八経ヶ岳(はっきょうがだけ)を目指しました。
八経ヶ岳ですが標高は1915m。
近畿地方最高峰のお山でもあります。
奈良県の山地で、しかも大峰山脈の一つの山なのでずば抜けて高いお山には見えませんが、山頂からの景色に感動しました。
今日は天気がいいこともありましたが、八経ヶ岳の山頂からは太平洋の熊野灘はもちろん、大阪湾とその向こうに六甲山、そして、東側には御嶽山や北アルプス、中央アルプス、白山まではっきりと視認することができました。
やはり標高が高いお山です。
計算上では富士山も見ることができるそうです。
※実際にはまだ確認はとれていないそう。
冬のスカッと晴れた日に登って、本当に富士山が見えるのか確かめてみたい。
大峰山は古くから修験道の山として山伏の修行の場として栄えたということ。
大峰山脈を南北に貫く縦走路が「奥駈道(おくがけみち)」として知られていて、今日もこの道の一部を歩きました。
大峰山脈の代表となるお山は山上ヶ岳(1719m)、釈迦ヶ岳(1800m)、行者還岳(1546m)など。
いずれも宗教と関係の深そうな名前を持っています。
いつかは全部縦走してみたいですね。
1週間ぐらいはかかりそうですが。
■行者還トンネル西口登山口~奥馳道出合
大峰山脈最高峰の八経ヶ岳ですが、この行者還トンネル西口からのルートが一番短く、日帰りが可能です。
登山口から稜線である奥馳道出合まできつい登りが続きます。
眠った体にはなかなか辛い登りです。
■奥馳道出合~弁天の森~聖宝ノ宿跡
とても快適な稜線の道です。
アップダウンもそれほどきつくありません。
苔の森もあり、とても楽しいです。
■聖宝ノ宿跡~弥山小屋
ここからまた登りです。
斜面をつづら折りで登っていきます。
標高1500mを超えたあたりから雪が見え始め、地面が凍結している箇所が見られます。
登りは大丈夫ですが、下りはアイゼンを装着したほうがよいと思います。
標高が上がってくると、なにやら空が明るくなったので「なんだろう?」と思って見上げると枝についた氷が太陽の光でキラキラと白く輝いていました。
これはなかなか美しいです。
冬はこうした楽しみがあるので良いですね。
■弥山小屋~八経ヶ岳
少し下ってから、頂上に向かって一気に登ります。
頂上直下は岩場でしかも氷が付いているので、登り下りは慎重に。
山頂からは360度の絶景です。
しかもかなり遠くまで見える!
やはり近畿地方最高峰だけありますね。
■弥山小屋でお昼ご飯
登り3時間ほどの行程だったので、鍋を担いで豪華なランチ
山形風芋煮をやりました
作り方は以前、山形の友人に教えられたのを思い出して…
なかなかおいしかった。
<食材>
里芋(ゆでられたもの) 10個
牛肉 200g
長ねぎ 2本
しめじ 1/2株
こんにゃく
ごぼう
調味料 しょうゆ+酒+砂糖
<作り方>
1.鍋に水を張り、里芋、ごぼうを入れて沸騰させる
2.沸騰したら牛肉を投入
3.こんにゃくを手でちぎって投入
※手でちぎることによって断面積が広くなり、味がより染み込むとか
4.しめじを投入
5.しょうゆ+酒+砂糖で味付け
これは目分量で。
6.最後に長ねぎを投入
7.長ねぎの湯で加減は個人の好みで
8.〆はうどん
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。