栂池天狗原~山ノ神尾根 BCスキー
- 投稿者
- 鷲尾
- 日程
- 2013年02月05日 (火)~2013年02月05日 (火)
- メンバー
- 福井北四ツ居店 鷲尾
銀座店 吉田
池袋西口店 石坂
名古屋栄店 鬼頭・小倉
- 天候
- 曇り のち 快晴
- コースタイム
- 栂の森(栂池スキー場)―60分― 成城大ヒュッテ ―80分― 天狗原 ― 山ノ神 ―210分― 白馬乗鞍スキー場
※滑落したりしたので時間は余分にかかっています。
- コース状況
- 天狗原はバフバフのパウダー。
山ノ神尾根は雪屁あります。
尾根の最後の方は雪質が固くガリガリの所あります。
天気が良ければ妙高方面の大パノラマが迫力です。
BCスキーというより「ツアー」に近いコースです。
- 難易度
感想コメント
毎年訪れる天狗原に今年もやってきました!
一昨年は道迷い、昨年は大雪、と満足にならない山行でしたが、今年は曇りのち快晴‼
いつもは天狗原止まりでしたが、天気もいいので予定通り、山ノ神尾根まで行く事に。
雪でも降っていれば足を伸ばさず、天狗原のパウダーを満喫して帰ってきていたでしょうに、
快晴ゆえに悲劇の始まりとなりました…(>_<)
小雪が散らつきガスっている中、栂の森に到着し、今年も天狗原止まりになろうかと思いきや、
成城大ヒュッテ前から出発してしばらくすると、と天気は一転して青空に!
登っていく最中にたくさんのBCスキーヤーやボーダーが天狗原を気持ち良さそうに滑走していきます。
滑りたいなぁ〜と羨ましげに見ていましたが、私たちは山ノ神尾根が待っています。
「我慢、我慢」と一生懸命登りきり、やっと稜線へ出ると、とてつもない激しい強風。
「やっぱり天狗原だけでいいかな…?」
と心が折れそうでしたが、滑走し始めると気持ちいいバーンが2場面ほどありました。
「来て良かった~」
と思ったのもつかの間、その後は登りやトラバースの連続でボロボロになりました。
山ノ神尾根はけっこう時間のかかる行程で、途中から日没に間に合うのか?という
時間に追われた山行になりました。
大きな雪庇がせり出している箇所があり、時間も差し迫っているのに巻かなければなりません。
巻くと林の中をまた登り返さなければならないので、いい加減うんざりしてきました。
登り切ったらただひたすら楽しく滑り下りるだけだと思っていたのに、
想定外にも殆ど「登りとトラバース」ばっかりです。
シールを付けるほどでもない斜面なので、登りが出てくるとズルズル滑るので、
体力は激しく消耗! 特に腕!!
日も傾き始め、冷えてきて雪質がどんどん固くなってきました。(パウダーはどこへ?)
最後の難所に、「とんでもない急斜面で、ガチガチのアイスバーンを真横にトラバース」という
場面が出てきました。 \(◎o◎)/!
「ひえぇ〜」と恐怖におののきましたが、行かないと帰れません。
スキーのエッジを立てて、ゆっくり慎重にトラバース。
止まる時は木を目指して、落ちても木に引っかかるように!
ゴクリと唾を飲み、下(斜面)を見ないように恐る恐る滑ります。
そうすると、
「うわあぁぁぁ〜‼」と声がっ!!
滑落したのは私じゃなく、小倉氏でした。
雪面からエッジがはずれて急斜面を滑り落ち、加速したまま木に激突!
ピンボールのように、2回ほど木にぶつかって止まりました。
(ヘルメットは重要です)
小倉氏が落ちていく瞬間を目の当たりにし、ビビってしまって腰が引けてしまった私ですが、
なんとかトラバース箇所を通過できました。おかげでより慎重に滑れました。 (^_^;)
小倉氏も怪我もなく、良かったです。(ちょっと呆然としてしまいましたが・・・)
そんなこんなで無事に白馬乗鞍スキー場まで辿り着いたら、17時前でした。
楽しいBCスキーとは程遠い、まさに「修行」でした。
ツラカッタ…。(/_;)
●白馬乗鞍スキー場(白馬アルプスホテル前)から栂池高原スキー場までは無料シャトルバスがあります。
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