北アルプス横断
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年09月21日 (土)~2013年09月21日 (土)
- メンバー
- 天候
- 晴
- コースタイム
- 中房温泉~(87分)~燕岳~(78分)~大天井岳~(100分)~西岳~(88分)~槍ヶ岳~(106分)~双六小屋~(96分)~抜戸岳~(111分)~新穂高バスターミナル
- コース状況
- 前日から晴天が続いており路面は乾燥していて危険個所無し。
3連休の初日だった事もあり槍ヶ岳山頂への登りは少々渋滞気味だった。
- 難易度
感想コメント
スタート地点で写真だけ撮って即行スタート。
先行者をごぼう抜きしながらハイスピードで歩く。
合戦小屋は55分、燕山荘は77分、燕岳には87分で到着。特に急いだわけではないがまあまあのタイムで登れたと思う。
その後は大天井岳へ向かい、2時間50分で大天井岳へ到着。
やはり荷物が軽い方がよっぽど面白いし楽だと実感。
大天井岳から槍ヶ岳までは未知の道なので景色を堪能しながら存分に楽しむ。
途中で赤岩岳を経由して、寄らなくても良い西岳にも寄り道して、徐々に近づいてくる槍ヶ岳を感じながらの絶景登山。
そしていよいよ北アルプスのシンボル”槍ヶ岳”が目の前に迫ってきて、興奮状態のまま槍ヶ岳山荘に到着。
槍ヶ岳の山頂までは混んでいたけど、連休初日の午前中と言う事でなんとか影響も少ししか受けずに山頂に到着する事が出来た。
山頂では絶景を堪能して早々に下山開始。下山は流石に渋滞にハマってしまった。
山荘に到着後は、ここも未知の道となる西鎌尾根に向かう。
そして西鎌尾根に入って20分後に、な!な!な!なんとトラブル発生。
ハイドレーションのアクエリアスが底をついてしまった。
2リットルも持っていたのにまさか7時間程度で切れるとは不覚だった。
しかも西鎌尾根は終点の双六小屋まで水場も小屋も無くてやばい感じだった。
唯一救いだったのはウィダ―インゼリーが1袋と風が涼しかった事だった。
だがしかし水分不足は徐々に身体を蝕んできて、次第に汗が出なくなり、喉も渇いてくる。
ウィダ―インゼリーでなんとか渇きを凌ぎながら、約80分間耐えて双六小屋に到着。
一目散に水場へ直行。そして一気にがぶ飲みする。まさに命の水だった。
この区間でかなり体力も落ちてしまったのでベンチに座り大休止。
この時点で笠ヶ岳は不可能だった。
大休止後は体力は復活したので、とりあえず弓折分岐まで行く。
弓折分岐は、鏡池~新穂高(近道)と抜戸岳~笠新道~新穂高(遠回り)の分岐地点だったが、迷った挙句遠回りでもギリギリ18時に間に合うと踏んだので遠回りコースを選択。
このコースは人も少なくてちょっと不安だったけど、急ぎ気味で進む。
そして16時過ぎに笠ヶ岳の手前の抜戸岳に到着。
ここが本日の最終ピークだった。
その後は新穂高に向かって下るのみ。
途中の標高2400m付近で15分程道迷いが発生したが、17時42分に下界(左俣林道)に降りてくる事が出来た。
ここから新穂高バスターミナルまでの約4kmをダッシュで走って17時58分にフィニッシュ。
そして迎えに来てくれた家族の車で石川県に帰郷。
しかしまたまたトラブル発生、笠新道で膝に負担がかかり過ぎたのか車内では膝に違和感有りまくりだった。
そんな事もあったが標準コースタイム30時間20分のコースを12時間10分(CT/40%)で完了出来たのはハセツネに向けて良い練習になった。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。