弥山川双門コースで行く弥山・八経ヶ岳①
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2015年06月24日 (水)~2015年06月24日 (水)
- メンバー
- なんば店 本田康之・伊藤博人・辻まい
- 天候
- 曇り/晴れ→雨
- コースタイム
- 熊渡(24分)林道分岐(5分)弥山川取付(22分)釜滝(6分)弥山川発電所(6分)一枚岩の沢トラバース地点(42分)一の滝吊橋(52分)滝見平(30分)トサカ尾ザンキ平分岐(60分)河原小屋谷出合(55分)空中鎖下(19分)狼平避難小屋(52分)弥山(30分)八経ヶ岳(55分)高崎横手(41分)カナビキ尾根分岐(55分)金引橋(40分)熊渡
- コース状況
- アプローチ
・国道309号を熊渡まで進む(道路に路上駐車しかない)
・公共交通機関は天川川合までなら近鉄下市口からバスで65分
①金引橋手前の広場に標識があり、そこを左に降りる道を下れば弥山川です(右に行けばカナビキ尾根)
②白川八丁は長い河原歩きで伏流しています
③釜滝手前から本格的に鉄梯子や木製階段がはじまりますが、木製階段や岩場はかなり滑ります
④釜滝は右岸から巻きます
⑤発電所からしばらく行くと鎖のついた一枚岩の沢トラバースがありますが、ここもスリップ注意
⑥⑤の先、一の滝まで河原歩きになりますが、沢登りのように川を何回も渡りますが、マーキング通りに進みます。
⑦一の滝吊橋~滝見平~トサカ尾ザンキ平分岐間の大高巻きで急な長い鉄梯子や鎖場のトラバースが連続します。
⑧トサカ尾ザンキ平分岐からはコース上あまりない下りの鉄階段や鎖場になりますのでスリップ注意
⑨トサカ尾ザンキ平分岐から一旦、河原に降りますので川の水で一呼吸できます
⑩河原に降りると、数回、渡渉と巻道を繰り返し、河原小屋谷出合になりますが、河原小屋は跡形もなく、荒れたゴーロ帯が川を川を覆っています
⑪河原小屋出合から先も渡渉の連続です
⑫最後の方の空中鎖場は3m位ですが、隣の空中階段でも行けそうです
⑬狼平避難小屋は無人ですが、快適なきれいな小屋で、水は前の川から汲めます
⑭熊渡~狼平避難小屋の双門コースは下りは危なくて禁止です
- 難易度
感想コメント
弥山川は関西屈指の最難ルートということでこのほどやっと行ってきました。通過に6時間かかりました。
まず、木の階段が滑ること、鉄の階段が傾いているのと等間隔ではないこと、渡渉が多いこと、大高巻きでの急な鎖場が長いことにつきます。それだけ悪場が多いので、通過に時間がかかっているとどんどん遅くなります。また沢沿いではうまく右岸・左岸とこなしていく必要がありますが、マーキングをしっかり見ることでしょうか。
今回は沢登りの靴ではなく登山靴で行きましたので、苦労しました。もちろん、登山靴で行くべきコースですが、いかにフエルトシューズが優れているかよくわかりました。
前半は特に親切なアドバイス看板(例えば、右の寄って鎖場を持ってくださいなど)がたくさんあるなど、かなり整備が行き届いていました。おそらく腐った階段が架け替えられたりして、以前よりは歩きやすくなっていると思われます。しかし、コースが長いことと危険個所は何ヶ所もあり、疲れた最後の方にさらに怖い空中階段などがあるのを考えますとそれなりに歩ける方でないと厳しいのは間違いありません。
6月ですので、梅雨の中休みで天候は大丈夫でしたが、雨天時はまず無理でしょう。また狼平に宿泊するとかなり余裕がありますが、八経ヶ岳に行く場合は12時までに狼平に到着しないと厳しいと思いますが、八経ヶ岳へ行かない場合は充分、日帰りでも可能なコースだと思います。
狼平から先は大峰・弥山川~弥山・八経ヶ岳②をご覧ください。
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