おとな女子登山部レポート濁河温泉アイスクライミング 緋の滝
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2021年01月16日 (土)~2021年01月16日 (土)
- メンバー
- 他1名
- 天候
- 雪
- コースタイム
- 「ひゅって森の仲間」から徒歩3分
- コース状況
- 緋の滝展望台からロープをフィックスし懸垂下降。
ガイドブック「新版アイスクライミング」参照
マイカー利用、少人数での山行です。
また、移動・登山に関して混雑を回避した計画により行動しております。
感想コメント
濁河温泉は、私の思い出の場所です。
休刊中の「グッデイリサーチ」の撮影で初めてアイスクライミングをさせていただきました。
そのアイスデビューでは、2日かけて人工氷瀑をなんとか上まで登れるようになりました。
その時、宿のオーナーさんから近くに天然の氷瀑がありクライマーがたくさん訪れると話を聞きましたが、当時は他人事で、まさか自分が訪れる日がくるなんて。その時は思いもしなかったです。
今回は、初心者に人気だという「はもずし」に行く予定だったのですが、駐車場に着いてみると、たくさんの車とクライマーの姿が。
これは混雑必至だと思い、近くの「緋の滝」に行くことにしました。
「ひゅって森の仲間」の脇道を歩いていくとすぐに展望台があります。
あとでお風呂に入らせて下さい、と宿のお母さんに伝えて駐車させてもらいました。
緋の滝は、しっかりと凍って登れる状態でした。
一日私たちの貸し切りで、お茶しながらのんびりと登ることができました。
パートナーのリードでトップロープを張ってもらって、2回登りました。
強点を攻めて落ちたりもしましたが、いい練習ができました。
気温は高めでしたが、滝からの風でビレイ中はとても寒かったです。
ウェアは雨混じりの雪でびしょびしょに。
早めに切り上げて、ひゅって森の仲間の温泉であたたまりました。
☆コストパフォーマンスの非常に優れた防寒テムレスのこと。昨シーズンから使用した感想です。
●いいところ
・気温が高い日のアイスクライミングの時、水っぽい氷や、べちゃべちゃの雪がついても濡れることがない。
・気温が低い日に濡れることがあっても凍らない。
・ラッセルを伴うアプローチに良い。
・グリップ力が高く、ギアの落下を防いでくれる。
●よくないところ
・岩との相性が悪く、滑る。
・風に弱い気がする。八ヶ岳稜線で凍傷になりかけた。
・ロープに雪がついていたり凍っていたりすると操作性が落ちる。懸垂下降ではバックアップをとらないといけない。
防寒テムレスはシビアな条件下でのロープワークには不向きですが、今回のようなアイスゲレンデでは非常に有効だと思います。
ただし、ビレイでは手のひらにレザーを使用したグローブをオススメします。