おとな女子登山部レポート谷川岳 西黒尾根

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
日程
2023年09月20日 (水)~2023年09月20日 (水)
メンバー
友人
天候
小雨→曇り
コースタイム
登山指導センター(120分)ラクダのコル(60分)ザンゲ岩(20分)トマの耳(10分)オキの耳(15分)肩の小屋(20分)ザンゲ岩(50分)ラクダのコル(100分)登山指導センター
コース状況
・西黒尾根は後半滑りやすい岩稜帯となります。鎖場もあるので下りは特に慎重に。
・肩の小屋営業中でした。
・上毛高原駅から谷川ロープウェイバス出てます。
難易度
Google Map

感想コメント

 近くて良い山・谷川岳で岩稜リハビリしてきました。実は西黒尾根を下るのは初めて。登りの出来と天候次第で、下りは天神尾根+ロープウェイを検討してましたが、何とか無事に西黒尾根から下山できました。それよりも蒸し暑い樹林帯が異様に長く感じて、常に水分塩分が手放せなかったです。

 今回は新潟の友人に上毛高原でピックアップしてもらい、一路谷川岳ロープウェイへ。値上がりしたロープウェイの料金を一瞥しながら、指導センターを通り過ぎて西黒尾根登山口に踏み入りました。西黒尾根を初めて歩いたのは数年前、テントを担いであくせく登ったのは3年前。その時よりも明らかにしんどくて重い足取り。鎖場の前にこのだらだら長い樹林帯を越えられるか不安でした。そういえばこの西黒尾根は三大急登と言われています。確かに立派な急登だなと、この日初めて実感しました。
 予報は小雨でしたが雨は時折ぱらつく程度。枝から滴り落ちる雨粒が、火照った体には心地良かったです。

 多くの人に登られたせいで岩場はつるつる。ホールドはしっかりしてますが、研かれた岩肌が雨に濡れてさらに滑りやすくなっていました。
 霞んだ雲間から人の声がすると思ったら、いつの間にか天神尾根と合流しそのまま山頂へ。真っ白いガスの中、トマの耳、オキの耳の標柱だけ確認したら肩の小屋へ。営業中の小屋に入るのは初めてでした。
 冬場にアイゼンを履いたまま侵入するのは本当に困る、バーナーはガス缶のみでお願いしたい、ガソリンとアルコールを使うの禁止なのだから。小屋のご主人がマナーの悪い登山者に対してぼやいていました。

 温かい甘酒をいただいて糖分補給したら下山開始。少し不安はありましたが、ガスで周りは見えないので高所の恐怖は感じなそうです。スタンスが見えなければ、後ろ向きに下って確実に足場を探して着地。今はインドア5.10aが精一杯なので、岩稜歩きの基本に立ち返って確実に下りました。
 岩場がようやく終わって後は長い樹林帯。段差があるのでこちらも気を抜かずに。それでもやはり軽くお尻を着いてしまいました。

 谷川岳は縦走してみたい稜線や登ってみたい沢が豊富な山域で、関東からのアクセスも良く、まさに近くて良い山です。シーズンはまだこれからなので、雪が降ったらまた訪ねてみたいと思います。

フォトギャラリー

雨が止んで虹が架かりました。山で虹を見るのは久々です。

西黒尾根入り口。

この座れるブナの木は昔からあります。

岩場には鎖がかけられてます。

天神尾根方面。ロープウェイ終点が見えます。

ホールドはしっかりあるので安心です。

ザンゲ岩。小屋まであと少し。

ようやくここまで来ました。

小屋の前に興味深い地図。これは楽しそうだ。

肩の小屋内部。明るく綺麗でした。

トマはガスガス。

オキでもガス晴れず。

西黒尾根は上の方面がスラブっぽくなってます。

ここは後ろ向きで。

がんごう新道は難しそうな名前なのでまだ歩いたことありません。

白毛門、朝日岳、笠ヶ岳が見えました。

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