春のがっつり縦走 五頭~宝珠山
- 投稿者
-
齋藤 千春
浦和パルコ店
- 日程
- 2014年04月03日 (木)~2014年04月03日 (木)
- メンバー
- 佐藤ガイド、他一名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- どんぐりの森(60分)五頭山頂(120分)菱ヶ岳(60分)西山見晴所(60分)
大蛇山(60分)宝珠山(30分)赤松山(30分)宝珠温泉
- コース状況
- 五頭は七合目付近から雪が出てきますが軽アイゼン、ワカンは使いませんでした。菱まではアップダウンの繰り返し、アップもダウンもかなり急傾斜なのでキックステップをしっかり食い込ませる必要があります。
長丁場なのでバテないよう休憩もこまめにとるべきです。
- 難易度
感想コメント
一度やってみたかった五頭山塊縦走。佐藤ガイドのお誘いでこの度実現に至りました。
2月に来た時は完全に雪に閉ざされていたのに、今回は一番奥の駐車場に停めることができました。もうすっかり春ですね。それでも標高が上がるにつれ残雪が出現、頂上は積雪量は減ったものの未だ雪で覆われていました。
三合目の小屋で朝食、そして本日はここからが本番、縦走ルートに入ります。何と佐藤ガイドはスキーに履き替え、華麗に滑り降りて行きました。山をとことん楽しんでいるようです。私はつぼ足でせっせと豆粒のようになった佐藤ガイドを追いかけます。一見躊躇するような急斜面ですが、キックステップが確実に効くのである程度駆けても大丈夫でした。
登り返すと真っ白な飯豊連峰が目の前で輝いていました。視線を右に移すと、河内山塊、守門や八海山、磐梯山の端正な姿も見ることができました。菱までは中ノ岳、与平ノ峰とピークを二つほど越えてゆきますが、細かいアップダウンも多く、すぐ近くに見えているのに一向に辿り着きません。なかなかしんどいですが、遠くに光り輝く峰々に励まされながらやっとこさ菱ヶ岳に到着しました。今度は西側の景色が見渡せます。広大な越後平野と西蒲の山々、日本海を隔てて佐渡の金北山も良く見えました。
ここまでは割と早いペースだったので思ったより早く下山出来そうかなと思いきや、この先も長かった。西山見晴所を越え、大蛇山を抜け、菱が次第に遠くなっていき、五頭はすっかり見えなくなっても、まだまだ道が続きます。途中、片足を雪にとられて埋まってしまいやれやれと思っていると、その先を佐藤ガイドが悠々と滑降していきます。流石です。
昼過ぎに漸く宝珠山に到着。ここからは雪がすっかり消え、いきなり夏山になったような感じでした。五頭ばかりが注目されますが、この宝珠山、なかなかお勧めです。山頂は岩に覆われ、直下はプチ岩登りが楽しめます。展望も抜群、眼下には阿賀野川、河内山塊がすぐそこまで迫り、何より人が少ないので静かな山旅を堪能できます。
八咫柄(やたがら)山、赤松山、城山、ピークを越え鉄塔前に出るとゴールがやっと見えてきました。日当たりが良いのでここからは花街道となりました。ヤマザクラ、タムシバ、キクサキイチゲにスミレやヤブツバキ、とっても豪華なフィナーレが迎えてくれました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。