国宝・投入堂(なげいれどう)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年04月20日 (日)~2014年04月20日 (日)
- メンバー
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 三徳山三佛寺→45分→投入堂→45分→三徳山三佛寺
- コース状況
- 木の根を掴んで登る個所や、鎖場、馬の背があります。
慎重に。
- 難易度
感想コメント
投入堂(なげいれどう)の存在を知ったのは5年ほど前。
鳥取県の山奥に人間が作ったとは思えないすごい建築物があって、これを見るためには険しい山道を行く必要があり、毎年、死者も出ている、という情報を聞きました。
当時は関東に住んでいたので「そこまですごいところがあるんだったら、いつか行きたいなぁ」と思っていましたが、今回、大山に登りに行くにあたって、投入堂も計画に入れました。
投入堂が存在する寺院は三徳山三佛寺。
山そのものが修験の場となっていて、投入堂はこの険しい山肌に作られています。
断崖絶壁の岩のくぼみにすっぽりと収まっており、お堂ごと投げ入れたんじゃないか、というのが名前の由来。
修験の場だけあって、そこに至るためには厳しい山道を往復1時間半ほど。
一人600円の入山料ですが、入山には規則があります。
・単独での入山は不可
・靴は溝の付いたゴム底
※ない人は草鞋に履き替える
これらを受付所でチェックされ、氏名と住所を書いて、入山時間を記入して登り、下山時に下山時間を記入します。
実際に登ってみると、この規則は確かに重要です。
完全な山道です。
垂直に近い登りや、鎖場、両端が切れ落ちた馬の背などがあり、かなり慎重に行く必要があります。
地面も滑りやすく、スニーカーでも厳しいかもしれません。
投入堂に至るまでの途中にも文殊堂、地蔵堂、観音堂など興味深い建物があります。
投入堂は評判以上に素晴らしかったです。
断崖絶壁の窪みにここまできれいにどうやって収まったのか。
足場を組もうにもその支点となるところもなさそうです。
山の下から櫓を組んで、清水寺の舞台みたいにして作業場を作ったのかとも想像してしまいます。
お近くに寄ったときはぜひ行ってみてください。
途中の山道も、普段山に登っている人であれば平気です。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。