筑波山　薬王院コースで流した汗を鳥考で癒す

降りそうだった雨予報が晴れに変わったので、筑波山へ。
今回は車で薬王院まで行って、山頂を往復する薬王院コースを歩いてきました。このコースははじめてでしたが、樹林帯の中を静かに歩けるので、やや急登ですがなかなか山らしい道でよかったです。
途中に自然研究路との分岐がありますが、今は落石のため一部通行禁止になっています。
久しぶりに下りで膝が痛くなりましたが・・・。
ちなみにコース中や駐車場にはトイレや水場がないので、事前にコンビニなどで済ませておいたほうがよいです。

最近平日でもたくさんの人でにぎわっているという筑波山ですが、この日も御幸ヶ原はかなりの人でした。中学生が遠足で来ていたほか、5～6名やカップルで来ている老若男女、ファミリー・・・。ほとんどの人はロープウェイで下山していましたが、気軽に低山をたのしむにはもってこいの季節ですから、いろいろな相手と何回でも来たくなってしまいますよね。

なかなかよい汗をかき、御幸ヶ原でおにぎりを食べながら血液型の話などのガールズトークをした後、男体山に登り、後はひたすら薬王院まで下りました。
下りはけっこうしんどいのですが、これも筑波山の一面か・・・と思うとがんばれます。

さて、今回のもう一つの目的は松戸の名店「鳥考」で飲むことです。と言ってもわたしが勝手に決めただけなのですが、同行者Ｎと過去に2度、満員のため入店できなかったことがあったので、暗黙の了解で今回こそは憧れの「鳥考」で飲む！と2人の気持ちはひとつになっていたのです。
しかし空腹と眠気に襲われシャリバテ状態になった同行者Ｎは、守谷インターで見た親子丼に心を乱され「・・・もう車置いて歩いて松戸まで行くの面倒くさい。ごはん食べたい」と言い出し、それでもいいよ、なに食べたいの？と聞くと「親子丼」と言い始めた。
親子丼が食べられる店なんて、なか卯ぐらいじゃん・・・とわたしが言うと、なか卯の親子丼じゃ残念と言う。出たよＮ氏のああ言えばこう言う節。うんたらかんたらだらだらと永遠決まらないまま、鳥の店なんだから「鳥考」に親子丼あるんじゃないと言いながら、結局目的の「鳥考」に行く。

とりあえずビールに焼き鳥を頼む。メニューを見るとやはり親子丼があったので、頼めばと言うと焼き鳥があればいらないと言う。さすがＮ氏。このわがまま優柔不断悩み好きぶりにたまにキレるわたしだが、今日は運転してもらってしかも飲むのはわたしだけなので、笑顔でガールズトークをする。
ここの焼き鳥は、大きめに切った新鮮な肉が串のまわりでぷりぷりしている、超フレッシュなものだった。こんなに臭みがなく柔らかくジューシーな串が1本160円だ。
昔ながらの焼酎ハイボール280円をがんがん飲み、野菜の盛り合わせ（600円）、肉豆腐（450円）、しいたけ肉詰め揚げ（450円）などを頼む。野菜は給食の皿みたいなステンレスの平皿に盛ってあり、肉が売りな店だけあってシンプルなサラダ。しかし料理はどれもおいしくて、特に焼き物と揚物のレベルが高い。
しいたけにひき肉を乗っけてフライにした肉詰め揚げは、薄い衣がほどよく油を残しつつカリっと揚がっていてとてもおいしい。半分に切ってキャベツの千切りと一緒に出されるのもいい。ちょいちょいつまみながら酒が飲める小ぶりなサイズで、酒飲みの心をわかっている。
レバーフライがすばらしいと聞いていたのだけれど、Ｎ氏はレバーが食べられない女子なので断念。

今日のおすすめに刺身系のメニューばかり載せているところを見ると、おそらく鮮魚も得意なのだろう。今回は肉モードだったので頼まなかったが、次回は是非食べてみよう。
お会計は2人で食べてＮ氏はコーラ、わたしは酒を飲んで5800円くらい。安い。2階の座敷のちいさいテーブルや店の人のきびきびとした動きも、いい店だなと思った。どんどん好きになる松戸。そしてわが町の居酒屋。山の帰りにテンションピークを迎えるわたしのささやかなたのしみです。