戦国時代の悲劇の舞台 岩殿山で岩歩き(登山学校の下見)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年06月20日 (金)~2014年06月20日 (金)
- メンバー
- 天候
- 晴れ時々曇り
- コースタイム
- 大月駅(25分)→ 岩殿山登山口(岩殿上30分)→ 岩殿城跡(3分)→ 岩殿山頂634M(60分)→ 天神山(20分)→ 稚児落し(70分)→ 大月駅
- コース状況
- 岩殿登山口からの階段続き途中で葉っぱや土の塊など先日の梅雨とは思えない大雨の爪痕を感じましたが、注意して歩けば問題なし。
核心の稚児落としへの岩場は、鎖、ロープなど完備。手袋と長ズボン必須。
稚児落としへ立ち入る際は、十分に気を付けてください。(ロープで囲まれていない)
基本的には細い道なので、一人ずつ一列で歩いていくイメージです。
- 難易度
感想コメント
6月29日に開催予定の さいか屋3店舗合同企画 登山学校「大月、岩殿山で岩場歩き」の下見として歩いてみました。
登山学校当日の予定コースは、大月駅から岩殿山 丸山公園を行くのですが、私たちは、その先にある登山口から登ってしまいました。。。
ですが、こちらの方が歩く距離も長く深い山の中を行く感じで気持ち良かったです。
丸山公園側から岩殿城跡へな30分ちょっとで行けます。
全体的に、木に覆われてる登山道です。日陰多く今の時期は気持ちよいです。
634Mとはいえ、ロケーション、スリル抜群で、兜岩方面は気を引き締めて行きましょう。
休憩場所の広い落ち着くスペースは岩殿城跡山頂のベンチテーブルくらいで、その他は狭くて細い道ばかりです。
岩殿城跡休憩スペースもベンチなど土日ならすぐに埋まりそうな気がしますので、気になる方はザブトン代わりになるシートやマットもあると快適です。
で、興味深い歴史が稚児落としにはあるようで、
小山田信茂が守る大月の岩殿山城。1582年2月に小山田が織田信忠に甲斐善光寺で処刑された。
大月に残っていた小山田一族は織田勢の大軍に岩殿城を包囲されると脱出を試みる。
小山田の側室 千鳥姫とその子、まだ赤子の万生丸と小山田の次男 小山田賢一郎を連れて。
護衛として、小幡太郎と城兵が共に岩殿山城の西尾根を辿り、城外に脱出。一行は声が反響される「よばわり谷」まで逃れ、その喜びの声が谷に反響し予想外の方向から声が拡大され聞こえた。
その声に追っ手が来たのかと、慌ててしまう小山田勢。
千鳥姫の胸で眠っていた赤子 万生丸が目覚め声高々と泣き騒ぐ。小幡太郎は、このままでは小山田賢一郎の命が危ないと感じ千鳥姫から万生丸を奪い、情け容赦なく岩殿山の断崖に万生丸を投げ落とした。
現在、この場所は「稚児落とし」 と呼ばれる。
ちょっとした雑学を耳に挟んで歩いてみると、見える景色も全く変わってくる。
さぁ!6月29日は、歴史を胸に感じながら現代の私たちは楽しく歩いて行きましょう!
参加予定のみなさま、当日は宜しくお願い致します。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。