七夕登山☆五色沼から磐梯山へ
- 投稿者
-
齋藤 千春
浦和パルコ店
- 日程
- 2014年07月07日 (月)~2014年07月07日 (月)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 雨/曇
- コースタイム
- 五色沼ビジターセンター(70分)裏磐梯登山口(30分)裏磐梯スキー場(30分)
銅沼(30分)八方台コース合流点(60分)弘法清水(30分)山頂(20分)
弘法清水小屋(45分)八方台コース合流点(30分)銅沼(25分)
裏磐梯スキー場(30分)裏磐梯登山口(60分)五色沼ビジターセンター
- コース状況
- 弘法清水から上の山頂までは狭くガレており、所要時間も短くはないので小屋で休憩してから登るのがお薦めです。川上コースを下山に利用しようとしましたが、弘法清水小屋のご主人によると、藪がひどく熊も出たとのことだったので他のコースを選択した方が良さそうです。
- 難易度
感想コメント
どこから見ても美しい磐梯山。表はなだらかな三角形ですが、裏側は今も噴煙たなびく火山そのもので、荒涼とした岩肌に初めて見た時からずっと魅かれていました。登るなら断然裏からと決めていましたが、折角なので観光名所の五色沼とセットで訪ねてきました。
小雨降りしきる朝の五色沼は、この日は静かすぎて少し物悲しい雰囲気。毘沙門沼、赤沼、弁天沼、青沼、柳沼と続きますが、大きさや色が様々で、特に弁天沼、青沼はそのコバルトブルーが際立っていて、火山である磐梯山の副産物であることが覗えました。
五色沼を後にして、車道脇の裏磐梯登山口から漸く磐梯山を目指します。裏磐梯スキー場まで砂利道を暫く歩き、リフトが見える頃には磐梯山の赤茶けた山肌が次第に大きくなってきました。スキー場はコウリンタンポポやアザミが咲き乱れ、眼下には広大な桧原湖、思わずお弁当を広げたくなるような長閑な景色が広がっていました。のんびりしたいところでしたが、道はまだまだ続くので先を急ぎます。裏磐梯はあまり人気のないコースのようで人と遭遇しない代わりに、可愛らしいヒメネズミや蛇、クワガタムシまで、多彩な動物たちと出会いました。
裏磐梯の絶景ポイントといえば銅沼(あかぬま)。銅色の湖沼と、そこから聳える爆裂火口に、まるで他の惑星にいるような不思議な感覚を覚えました。地球の鼓動を感じながら歩いていると、雨が急に強く降り出し、折角の気分に文字通り水を差されてしまいました。そこからは降っては止みの繰り返し。お花畑に出ても辺りは白の世界、見上げる山頂も残念ながらガスの中。急な岩場を登って辿り着いた頂上もやはり真っ白で、会津の街並みや猪苗代湖が見えなくて少し残念でした。
期待していた磐梯山を代表する花・バンダイクワガタも見つけることができませんでしたが、弘法清水小屋ご主人から写真を見せてもらい、ついでに温かいお茶もご馳走になりました。人心地ついてのんびりしてしまった為下山が少し遅れてしまいましたが、貴重なお話をいろいろ聞けて良かったです。そういえば今日は七夕、また今年も雨でした…(^-^;
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