厳冬期の伯耆大山
- 投稿者
- 本社 加藤 智二
- 日程
- 2015年01月12日 (月)~2015年01月12日 (月)
- メンバー
- 好日山荘倶楽部のお客様 大久保ガイド
- 天候
- 風雪
- コースタイム
- 夏山登山口-120-六合目避難小屋―120-1655m引返し地点-150-夏山登山口 休憩時間含みます。
- コース状況
- 樹林帯内と六合目の避難小屋までは前日までの踏み跡が明瞭に残り歩きやすいです。六合目から上部は降雪や地吹雪の為踏み跡は積雪に覆われているため、ラッセルとなります。吹き溜まりでは腰までもぐるため、深雪ラッセルのコツを知らないと目の前に雪壁ができて往生します。強風風雪時には六合目で引き返すことをお勧めします。
- 難易度
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感想コメント
西日本の高峰伯耆大山は1700mそこそこですが、日本海から押し寄せる冬の季節風に載って冷たく湿った空気が容赦なく吹き付けます。積雪に覆われる期間も長く、西日本の登山者にとって重要な雪山エリアです。
六合目から上部は高木は全くなく、ダイセンキャラボクは全て雪の下となった雪壁となります。概ね幅が広い雪稜となるため、視界不良時に登るのはお勧めできません。目印のポールが細かく立てられている区間は何とか登れますが、それさえも見つからないことも多いです。
防寒対策は当たり前ですが、視界の変化に注意が必要です。GPSは有効なツールですが、積雪状態や北壁側の急斜面や雪庇までを表示するわけではないので十分な注意が必要です。
晴れた日に登れば、全く違う山の表情に驚くことでしょう。これもまさに冬山のだいご味です。
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