関西の雪山(24) 大峰・釈迦ヶ岳
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2015年03月06日 (金)~2015年03月06日 (金)
- メンバー
- なんば店 本田康之・川崎大輔
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 黒谷吊橋ゲート前(22分)前鬼(52分)二つ岩(20分)雪渓下(18分)太古の辻(33分)深仙の宿(38分)釈迦が岳(20分)深仙の宿(10分)大日岳分岐(17分)大日岳(13分)大日岳分岐(11分)太古の辻(20分)二つ岩(34分)前鬼(20分)黒谷吊橋ゲート前
- コース状況
- アプローチ
・国道169号の前鬼口から前鬼林道を8kmほど行く
・公共交通機関は近鉄大和上市から奈良交通バスがあるが、杉の湯から先は夕方の便しか前鬼口には行けな く、難しい
①前鬼林道は全く、雪はありませんが、落石が多い
②前鬼林道・黒谷吊橋ゲートに2台程度は駐車できそうです
③黒谷吊橋ゲートから前鬼までは林道を歩く(最初の黒谷吊橋が使えない為に登山道は使えない)
③前鬼には小仲坊があり、素泊まり4000~あります
④小仲坊から登山道が始まるが、宿坊跡に惑わされて、登山道を見落とさないように、まっすぐ進みます
⑤二つ岩まで途中から木の階段区間がありますが、かなり疲れます
⑥二つ岩からトラバース気味に沢を越えていきますが、中途半端に鎖や階段があるので雪道では歩きにくい
⑦最後に大きな沢に降り立ち、夏道は再び、尾根を登っていますが、この沢を登ると一気に太古の辻です。しかし、最後は急で、ラッセルの場合は雪がかなり深いと思われます。また雪崩も注意です。
⑧太古の辻~釈迦が岳は夏道と同じように西側をトラバースで大日岳を通過、その後はほぼ稜線通し。深仙の宿までは雪がなく笹の道に雪が少しのっていて、穴があり歩きにくい。
⑨釈迦が岳山頂は南側に雪庇があります
⑩大日岳行場は行場迂回ルートがあります
⑪大日岳行場の岩場は浮石が何個かあり、スラブ区間は鎖を持たないと進めません
⑫西の栗平林道へ抜ける西側の尾根の方が雪が多いように見えました
⑬最短の立ち寄り温泉は下北山温泉きなりの湯が600円・上北山温泉薬師の湯が600円
⑭十津川村側のの栗平林道は12月末~3月末まで基本的に通行禁止です
- 難易度
感想コメント
釈迦ヶ岳(しゃかがたけ・1799m)はピラミッド型の美しい秀峰で日本200名山の一つ。大峰では「釈迦誕生の地」とされる北の仏生ヶ岳に対して、「釈迦入滅の地」とされ、修行者の方が多くここを訪れたようです。
雪山シーズンでは十津川村の栗平林道から入る人が多く、今回の下北山村・前鬼から入山する人は少ない。いずれの場合でも春夏秋冬、車で行かなければ日帰りは無理な山です。
雪山として臨みましたが、残念ながら、二つ岩まで雪がなく、単にしんどい、ストックが活躍するような尾根ののぼりが続きました。二つ岩からは一転、いやな雪のトラバースがあり、締まった雪のおかげで気持ち良いステップが切れ、最後は夏道を離れ、雪渓を一気に太古の辻まで上がりました。
(すいません、アイゼンなしのキックステップでは辛かったですね、川崎様・・・・)
稜線に着くと、春の気持ちいい風が吹き、笹の草原の上に中途半端に雪が着く状態で、またもやグリーンシーズン。しかしながら、深仙の宿からはやっとべったり雪が着く雪の道でした。釈迦ヶ岳山頂は360度パノラマで、やや曇り気味でしたが、八経ヶ岳・弥山・大台ケ原・南奥駆の稜線とすばらしい展望に昼寝ができそうなくらいの無風状態で最高でした。帰りにはさらに大日岳の行場によってきましたが、短くも高度感が抜群、目覚まし効果もありました。
帰りも早々と雪渓を尻セード、行きに苦労した階段も下りはいい感じで駆け下がりました。
思っていたより短時間(いやかなり早かった)で往復できましたが、もう少し雪が多ければとさらに楽のような気もしました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。