群馬県桐生市・カッコソウの鳴神山

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投稿者
新井 康之(MD部)
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日程
2015年05月17日 (日)~
メンバー
新井康之
ほか一名
天候
はれ
コースタイム
駒形登山口~90~肩の広場~10~桐生岳山頂
~15~仁田山岳~20~椚田峠~25~赤芝登山口
~30~駒形登山口


歩行距離 6.89km
累積登高 825m
入山6:30~下山12:30
コース状況
危険箇所等はありません。
赤芝登山口~駒形登山口の間は民有林道で概ね未舗装です。

肩の広場、椚田峠は分岐を間違えないように。
難易度
Google Map
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感想コメント

カッコソウ というお花をご存知でしょうか?

サクラソウやユキワリソウとよく似ていますが、微妙に
違います。 葉っぱはサクラソウ、お花はユキワリソウ
で、花色が少し濃いようです。
実はこのお花、世界中を探してもここ鳴神山にしかない
貴重なお花なのだそうです。

そんなカッコソウを見たくて、鳴神山に出かけてきまし
た。

駒形登山口から沢沿いを山頂に向かい、赤芝登山口へと
下る反時計回りの周回ルートです。
季節はちょうど新緑の盛り。
鳴神山の西側にはとてもキレイな広葉樹の森が広がって
います。 そーっと歩いていると、朝一番のヤマアカガ
エルが合唱を奏でてくれます。
目を閉じてたたずむと、まるで吸い込まれていくかのよ
うな気持ちのいい一体感を味わうことができます。

たくさんのお花や生き物たちを観察しながら進んでいく
と、やがて道は峠へと上り詰めました。

肩の広場と呼ばれる峠から東側へ少し下ったところに、
目指すカッコソウの保護地があります。
山頂を挟んで北側にある椚田峠にも同じように保護地が
ありますが、こちらの方はお花が少なめ。   監視の
ボランティアの方のお話ではこちらの方が少し標高が高
くて生育状態が悪いとのこと。 その分、人も少なくて
心ゆくまで堪能させていただけました。

今は地元の自然保護団体によって守られているカッコソ
ウの保護地ですが、いつの日にかまた昔のように山肌を
深いピンク色に染め上げるほどに復活できると、いいな
あと感じました。

フォトギャラリー

北側の保護地は、たくさんのカッコソウが咲いていました。

駒形登山口をスタート。周辺にあわせて20台程は停められます。

沢沿いの気持ちいいルートです。

大きな岩の造りだす回廊を詰めていきます。

ウツギのお花が、まだ咲いていてくれました。

ホウチャクソウも、涼しげです。

アジサイに似た、ヤブデマリのお花。

こちらはウラシマソウ。釣り竿みたいなのがピョーンと立ってます。

ラショウモンカズラも咲いていました。

ヤマブキソウ。 樹木のヤマブキと違って、何となく可憐♪

同じウツギでもこちらはミツバウツギ。

フタバアオイ発見っ。 小さくて下向きで地面スレスレなので、見つけにくいです。。。

こちらも絶滅危惧種、ヒイラギソウ。

そして、カッコソウ。 見れば見るほど、不思議なお花です。

鳴神山は双耳峰。 桐生岳は眺めバツグンです。

こちらは仁田山岳。 小さな祠が奉ってあります。

下山も気持ちのいい広葉樹の森(#^.^#)

ヤマツツジも綺麗でした。

林道歩きの足もとにはハハコグサが揺れていました。

アカバナユウゲショウも。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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