北アルプス南部 笠ヶ岳~三俣蓮華岳

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投稿者
石井 洋之
日程
2011年08月09日 (火)~2011年08月11日 (木)
メンバー
天候
晴れ一時霧
コースタイム
1日目:新穂高バスターミナル(6:00)抜戸岳分岐(1:15)笠ヶ岳山頂(0:10)笠ヶ岳山荘
2日目:笠ヶ岳山荘(4:10)双六小屋(1:00)双六岳山頂(0:50)三俣蓮華岳山頂(0:25)三俣山荘
3日目:三俣山荘(1:40)双六小屋(0:50)鏡平山荘(2:50)新穂高バスターミナル
コース状況
笠新道は標高差のあるコースタイムの長いルートなので、早立ちを心掛けましょう。
コースはよく整備されていて、危険箇所はありません。
難易度
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感想コメント

北アルプスを2泊3日でプチ縦走してきました。

登山口の新穂高温泉には夜のうちに到着し、車の中で前泊。お盆前ということもあり、無料駐車場は朝の3時頃には満車になっていました。

1日目は朝から晴天。今日は長い時間ひたすら登るので、早めに出発します。
今回のルート、笠新道は始めのうちは樹林帯の中の急登が続きます。風も弱く蒸し暑いので、こまめに水分補給をしながらマイペースに登っていきます。4時間ほど登ると杓子平と呼ばれるカールの底です。高山植物と巨岩が織り成す景色が美しい…はずですが、今回は杓子平に着いた頃にはガスに包まれてしまいました。杓子平からもう一頑張り登ると、ついに稜線上の分岐に出ます。この分岐から1時間で笠ヶ岳山荘です。山荘から笠ヶ岳の山頂へは往復20分くらいです。しかし、この日は周りの山々が雲に包まれていて、残念ながら展望はありませんでした。

2日目、朝起きてみると天気は霧。展望の良い稜線歩きを期待していただけに、がっかりしながら出発します。しかし、しばらく歩くとガスは晴れてきて、双六小屋に着く頃には青空に変わりました。雲がかかっていたのは、槍穂や笠ヶ岳方面だけだったみたいですね。ここからは、周りの景色を楽しみながら天空散歩を楽しみます。特に、双六岳~三俣蓮華岳の稜線は北アルプスの中でも1,2を争う好展望なルートなので、ぜひ1度行ってみてください。本日の宿泊地、三俣山荘のテント場は、目の前に鷲羽岳が大きくそびえ、近くには小川が流れる個人的にはベスト1なテント場です!!

3日目は三俣山荘から新穂高温泉へと下山します。この日も天気は朝から霧で、強い風が吹いていました。天気が良くないので、三俣山荘から双六小屋までは巻き道ルートを行きます。このルート上には高山植物が多く咲いているので、天気が悪くても楽しめるルートかと思います。双六小屋から新穂高温泉へ下るときには多くの登山者が登ってきていて、すれ違いに一苦労でした。


今回のコースは展望の良い稜線歩きが続く、歩いていて気持ちの良いコースです。天気の安定しやすい今の時期にオススメのコースですので、ぜひ行ってみてはいかがですか?

フォトギャラリー

今日はあの稜線まで上がります。

最初1時間は林道歩き。風穴から冷気が出ているので、地面がモヤモヤしてます。

ここから、笠新道です。

始めのうちは樹林帯の急登が続きます。

だいぶ上がってきました。

杓子平。ガスでほとんど見えません…

本日の宿泊地、笠ヶ岳山荘。

2日目の朝は霧。でも眼鏡が曇らないので、天気はしばらく大丈夫そう。

双六岳への登り。

双六岳山頂より、薬師岳方面。

同じく、黒部五郎岳方面。

双六岳から三俣蓮華岳への登山道。右側には鷲羽岳や水晶岳が見えます。

そして、左側には薬師岳。とても気持ちの良いルートです。

三俣蓮華岳山頂。後ろには鷲羽岳が見えます。

三俣蓮華岳と鷲羽岳の鞍部には本日の宿泊地、三俣山荘が見えます。

別の方角には、遠くに雲ノ平山荘も見えます。

三俣山荘のテント場から見た鷲羽岳。迫力あります。

3日目も霧。双六小屋への巻き道ルートにはたくさんの花が咲いてます。

霧に包まれた鏡平山荘。池に囲まれたおしゃれな小屋です。

無事、新穂高へ下りてきました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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