残雪の表銀座 常念岳~燕岳

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2015年05月22日 (金)~2015年05月23日 (土)
メンバー
友人一名
天候
晴れ
コースタイム
1日目 一ノ沢登山口(80分)烏帽子沢(150分)常念小屋(60分)常念岳(35分)
2日目 常念小屋(150分)大天井岳(180分)燕山荘(⇔40分)燕岳(120分)
    中房温泉
コース状況
・烏帽子沢からは広大な雪渓を登るのでストックとサングラスは必須。胸突八丁から常念乗越まで残雪と枝に阻まれながらの急登を登ります。
・大天荘から下る夏道は雪渓に阻まれ通行不可。大天井岳直下のガレた急坂を下ります。今回の縦走路の中で一番神経を使う道でした。
・表銀座コースは何か所か雪道があります。燕山荘からの下りでは第三ベンチまでかなりの残雪がありました。
難易度
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感想コメント

 3年前に歩いた表銀座を今回は逆から歩いてみました。登山を始めて間もない頃、無我夢中で歩いた思い出深い道はとても懐かしく、その雄大さは全く変わっていませんでした。

 1日目は常念岳目指して新緑眩しい一ノ沢からスタート。雪解け水が登山道を流れてくるので、道だか沢だかわからない状状態で登り詰めると、烏帽子沢の大きな雪渓が現れます。しばらく雪渓を登り右の夏道に入ると、そこから安曇野市街が見渡せました。再び雪渓を渡り今度はつづら折りの急登を登ります。まだ雪が残り、木々が道を阻むので容易に進めません。息も絶え絶えになってきた頃、ようやく常念小屋に到着。そこにはお待ちかねの絶景、槍と穂高の稜線がくっきり見えていました。
 本日の宿、常念小屋で小休止した後、いよいよ常念岳にアタック。小屋のすぐそばに聳えているのになかなか遠い頂上でした。その分景色は格別で、北アルプスの名立たる山々がすべて見渡せました。日が傾くまで絶景を堪能していると、いつの間にかお腹が空いたので急いで小屋へ戻りました。すると嬉しいサプライズが!偶然にも、去年私が接客して靴を購入されたお客様が、実は常念小屋のスタッフさんでした。その方も私のことを覚えていてくれたので、何とも不思議な縁を感じました。
 
 翌日も良いお天気、美しい朝日を拝んで一日が始まりました。この日は約9時間の長丁場、とはいえ槍穂を眺めながらの稜線歩きなので、疲れはすぐに吹っ飛びます。3時間ほど歩いて大天井岳に到着。高山病で苦しんだ懐かしの大天荘はまだ営業しておらず、大天井岳頂上はとても静かでした。
 そこから急なガレ場を下り、さらに歩いて歩いて漸く見えた赤い屋根。大人気の小屋、燕山荘に到着しました。テントも常念小屋の倍はあり、色とりどりの山ガール、山ボーイで溢れていました。私もせっかくなので噂のケーキとカレーを注文。ついついグッズも買ってしまいました。
 美味しい食事で体力回復したら、燕岳で槍穂を見納め、まだ雪の多く残る合戦尾根を下りました。バスの時間に間に合うように急いで下り何とかギリギリセーフ。あっという間に2日間が終わりました。

フォトギャラリー

大天井岳から見た日輪。

常念へ至る大雪渓。

遠くに安曇野市街。

常念小屋と槍ヶ岳。

キレットも良く見える。

常念岳。頂上は見えないので嫌らしい。

常念頂上。

槍アップ。

モルゲンロート♪

常念小屋の上の雪は朝方凍っていました。

大天井岳目指して。稜線歩きは楽しいな。

大天井岳頂上。

大天井直下はガレガレ注意!

燕岳。

イルカには実は目があった!

燕山荘にはメリノウールTシャツが!さすがです。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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