井原山 洗谷中俣の左俣 沢登り

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年08月14日 (金)~2015年08月14日 (金)
メンバー
天候
曇り一時雨
コースタイム
洗谷登山口-(15)―入渓点―(180)― 出渓点 ―(30)―井原山山頂―(35)―アンの滝―(25)―井原山登山口―(30)―洗谷登山口
コース状況
駐車場まで・・・瑞梅寺山の家の前を通過し林道に入り500mほど進んだところのヘヤピンカーブ。堰堤が目印。

入渓ポイント・・・駐車スペースの右から標識に従い進むと一度車道に出ます。橋の横をそのまま進み、堰堤2つ目が入渓ポイント。

水温はやや冷たかったので、保温力万全で。

小さなものも含めると滝は無数にあります。5,6mの垂直に近い滝でも釜の無いところがほとんどで、フォールは許されないので、無理せず巻きましょう。浮き石も少なくないのでテスティングしながら登りましょう。

洗谷コースという一般登山道が沢沿いにあるので、エスケープに困りません。

ヒルはいないようですが、アブが異常に多いのがやっかいでした。
難易度
Google Map
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感想コメント

ただ歩く沢ではなく登攀要素のある沢を求めていたところ、友納さんが見つけてくれたので行くことに。
見つけてくれたと言いながら、私もこの沢を知らなかったわけではなく、同じ脊振山系の金山沢には行ったことがあったので、大差はないだろうと思い、魅力が感じられず行く気にならなかった。しかし、いざ行ってみると非常に楽しい沢登りとなった。

洗谷は右俣、中俣、左俣と大きく三つに分かれ、さらにそれぞれに支流があり、5mを超える滝も少なくはないので、何度かチャレンジする甲斐がある。

その中で今回は中俣の左俣をチョイス。山頂に最も近く垂直に近い滝が多くありそうで、内容が充実していそうだったので。

ハイライトは、かなり序盤のゴルジュの最奥。高さは5mに及ばないが、ホールド、スタンスが乏しく、ゴルジュの両側に手足を張ってステミングで登る。滝に近付きすぎると手足が剥がされそうなほど水圧が高くとても登れそうになく、かといって滝から離れると上に行けない。そもそもゴルジュのもっと手前から巻くことも出来るが、それでは面白くない。ハラハラドキドキで結構モジモジしましたが、登ってしまえば見た目より登りやすかった。

そこをすぎれば時折高さのある滝が出てくるが、ホールド・スタンスさえ見つかれば特に不安な個所もなく順調に足が進む。

水が枯れて谷の最上部に近付くと砂地の部分が多く、体力が奪われる。おまけに谷を間違えたようで縦走路までの藪漕ぎにかなり骨が折れた。
そして山頂ではまさかの雨。もちろん濡れることに抵抗はないが、山頂からの景色はなく気持ちが萎えてしまう。そそくさと昼食と記念撮影を終わらせて下山。
お盆の水遊びを事故なく無事に終えることができました!

~今回の主な装備(ウェア)~かなり保温力重視
ファイントラック アクティブスキンメッシュT
ファイントラック アクティブスキンメッシュタイツ
ファイントラック アクティブスキンメッシュアームカバー
         ☞長袖に比べて、容易かつこまめに体温調節をできます。
ノースフェース  ポリプロピレンのTシャツ
マムート アタカゾジップT
ファイントラック フラッドラッシュジップネック
バーグハウス GORE―TEX アクティブシェルJKT
ファイントラック ラピッドラッシュリストガード
         ☞今回初めて使いましたがかなり良かったです。滝を登っているときに袖口の隙間があると、水の抵抗を受けやすくなったり、JKT内に侵入した水で体が冷えますが、そう言った不都合を回避出来ます。
バーグハウス ポーラテックパワードライタイツ
キャラバン 渓流グローブ、膝当て、脛当て
キャラバン 大峰(フェルトソール)

フォトギャラリー

ゴルジュを抜けてすぐの滝。私は結局あきらめてしまいました。完敗。

林道脇からスタート。奥に見える堰堤が目印。

看板のすぐわきを入る。

入渓後まもなくして、コンパクトなゴルジュ。

ゴルジュの奥の滝。水に当たるギリギリのところをステミングで這い上がる。

ステミングなう。

私は流芯の少し左を。

友納さんは流芯ど真ん中を。

沢は次第に水量が少なくなります。

もうすぐ終わり?と思ってしまいますが、

下の方はほぼ垂直。でも天国のようなホールドとスタンスが山盛りです!

上から見ると結構な高度感。

滝の右のすぐ右から登りました。右へ行けばいくほどやさしそうですね。

こちららもなかなかの高度感

最後の大き目の滝。ハーケンがたくさんありましたが、無事ノータッチでクリア。

落ち口から意地でも流芯にこだわる友納さん。

これもホールドは豊富でした。

低いけどいやらしめでした。

もうすぐ稜線です

お腹いっぱい藪を漕いで山頂へ。GPS様々でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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