槍ケ岳~鷲羽岳ファストパッキングの旅
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年08月27日 (木)~2015年08月28日 (金)
- メンバー
- 天候
- 曇時々晴れ
- コースタイム
- 【1日目】
深山荘駐車場-10分-新穂高登山口-140分-槍平小屋-140分-槍ヶ岳山荘-30分-槍ヶ岳山頂-30分-槍ヶ岳山荘-180分-樅沢岳-30分-双六小屋
【2日目】
双六小屋-45分-双六岳山頂-60分-三俣蓮華岳-30分-三俣山荘-30分-鷲羽岳山頂-25分-三俣山荘-35分-三俣蓮華岳直下分岐-60分-双六小屋-45分-鏡平小屋-90分-わさび平小屋-50分-新穂高ロープウェイ駅
※早歩きで歩いています。このコースの標準タイムは1日目13時間10分、2日目13時間10分です。
- コース状況
- 全体を通してザレや石の多い道。特に槍や西鎌尾根、三俣蓮華・鷲羽岳の道は急斜面なので足を滑らせたり、石を落とさないように注意して歩きたい。
- 難易度
感想コメント
今回は新穂高温泉側から入って槍から鷲羽まで1泊2日かけて行ってきました。
前日に通過した台風の影響で初日はガスの中をスタート。白出沢出合まではひたすら林道なので単調ですがウォームアップにはちょうどいいです。出合いを過ぎてから沢沿いの道をひたすら標高をあげていきます。途中2か所ほど沢をまたいで進む個所があり、台風の影響で水量が増えていないか不安でしたが、全く問題ありませんでした。
槍平小屋で一服したら飛騨沢をのぼりつめていよいよ槍ヶ岳へ。途中何度かガスが薄れることがあったので、山頂で晴れることを期待しながらつづら折りのコースをのぼりつめていきました。この辺りから傾斜が急になってきて最後はつづら折りのアップです。
残念ながら思いは届かず真っ白。小屋からでさえ槍を見ることができませんでした。残念・・・。それでもせっかくなので穂先へGO。平日でしたが2~3組のグループが登っていてハシゴや鎖では立ち止まることもしばしば。待っている間や擦れ違いの際の落石などには注意が必要です。
穂先から下りて小屋で昼食をとった後に双六方面に向けて出発。槍からの西鎌尾根は佐俣岳の手前あたりまで鎖や石で足元の悪い個所がいくつかありいつもよりもスピードを抑えて進む必要があります。
佐俣岳を過ぎると樅沢だけまで登り基調のコース。前半の道に比べると道は歩きやすいのですが地味にキツイ登り坂でした。これに加えて前夜の車中泊の疲れが出たのでこの日は双六小屋で宿泊。
小屋付近でおそらく気温は10~12℃程。小屋の前のベンチに座る人たちはダウンやレインウェアを羽織ってました。小屋の中でもすでにストーブを焚くほど。
2日目は昨日進む予定だった三俣蓮華岳を目指し出発。日が出る前は10℃を下回っていたのではないでしょうか?動き出しはレインの下に薄手のフリースを着てちょうどいいくらいでした。
この日は運よく日が出てくれて黒部五郎から鷲羽・水晶、そして昨日拝むことができなった槍の穂先を見ることができました。そんな景色を楽しみながら鷲羽岳まで登って、双六へ戻りました。三俣山荘からの鷲羽は非常に急な登山道で石も崩れやすいので石を落とさないように注意が必要です。特に下るときは石だけじゃなく自分も落っこちないように要注意。
帰りは三俣蓮華岳の直下から双六岳の麓まで伸びる巻き道コースを使ったのでアップダウンも少なくあっという間に小屋へ到着。
昼ごはんを食べてから新穂高へ向けて出発。テント場の横を抜けてまずは鏡平小屋を目指します。いきなりアップだったので食べたばかりの腹にはキツイ…。登りきってしまえば弓折乗越までは稜線の道。乗越からはずっと下りの道です。
鏡平小屋から林道までの道は少し石のゴロゴロとした道で傾斜は緩め。軽快に下ることができました。ただ油断すると捻挫しやすいのと途中に沢を2回ほど渡渉するので雨の日は要注意です。
下りきると新穂高までは林道歩き。ここを歩いているとさっきまでアルプスにいたのが夢のような感覚でした。それほどに楽しい時間でした(^^)
一緒に歩いてくれた仲間に感謝です。
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