甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳~北沢峠でさぶさぶテント泊~

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投稿者
笠松 文太郎
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日程
2015年10月15日 (木)~2015年10月16日 (金)
メンバー
横浜西口店 細谷
MAMMUT&MILLET店 池田
千葉パルコ店 笠松
千葉パルコ店アルバイト 佐藤
グラビティリサーチTOKYO-BAYアルバイト 石渡
天候
晴れ
コースタイム
15日9:25北沢峠テント場(27分)仙水小屋(30分)仙水峠(90分)駒津峰(直登コース83分)甲斐駒ヶ岳山頂(巻きコース50分)駒津峰(25分)双児山(55分)北沢峠テント場17:00

16日7:11北沢峠テント場(130分)馬の背ヒュッテ(30分)仙丈小屋(10分)仙丈ケ岳山頂(55分)小仙丈ヶ岳(45分)大滝の頭五合目(60分)北沢峠テント場14:25

※()内の歩行時間は休憩含まず。
コース状況
甲斐駒山頂手前、直登コースは昭文社地図だと波線ですが、目印ありますし、ホールドのある岩なのでさほど危険なし。
しかし大きい岩もあるので、岩登りによほどの苦手意識がある方は巻きコースを利用してください。
巻きコースは白砂のザレ。意外と滑らず、足が潜ることはない。歩きやすいです。

仙丈コースは全体的になだらかで危険個所ほぼなし。
仙丈~小仙丈稜線の日の当たりにくいところ雪あり、固まっていたりもしました。
アイゼンはいらなかったですが、注意。
小仙丈からの下りは少々岩場注意。
難易度
Google Map
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感想コメント

雪が降る前にテント泊。
めちゃめちゃ寒かったです!

バスを乗り継いでテントを張りまして北沢峠をシュッパーツ!(*´▽`)ゞ

【15日北沢峠スタート 甲斐駒へ】
仙水峠までは堆積した岩ガレを進みます。
仙水峠では仙丈ケ岳はもちろんですが、鳳凰三山、その奥に富士山が見えてきます。
今回の山行はあまりにも天気が良かったため、少々休憩が長めでした。
前日車で2~3時間ほど仮眠を取っただけなので、15日は眠くて眠くて。。。(‘ε`zzz)
休憩中に寝そべって寝てるI氏や、立ちながら寝ているH氏。

ここから樹林が低くなってきて展望がさらにどんどん良くなってきます。

駒津峰からは甲斐駒の白い岩・砂がもう目の前。
気持ちが高揚していきます(o^ω^o)

すれ違った別の登山者の方に
「マキルートは歩きやすいけど時間もかかるから、あなた達は元気そうだし直登ルートでいいんじゃない?」
と仰って頂きました。

ではでは、直登いきまーす!
確かに大きい岩を乗り越えてヨジヨジ登るので大変ですが、本格的なクライミングではないので、大丈夫でした。
岩が乾いていたのでかかりもよく、とても楽しかったです。
白砂を越えて山頂!

山頂はめちゃ寒かなと思っていたら、この日は少し涼しいくらいでした。
ずっといるとさすがに寒いですが、フリース・薄ダウンがあればいい感じ。

そんなちょい寒山頂でしたが、池田さん発案の秘密兵器。
もち!
お餅を焼いて、お汁粉にしたり、磯辺焼きにして食べました。
うまー、温まるぅ~。
もちもちうまうま(ノ)’∀`(ヾ)
正月以来でしたがやはり、うまいですね、もち。

下りはマキコースで行きます。
オール砂コースですね。
これがまた楽しい。
思ったほどは滑らず、段差がないので歩きやすいです。

明日登る仙丈ケ岳を眺めながら、下っていくのはわくわくが持続していい気分です。
おしゃべりしながら、樹林を下っていくと北沢峠へ。
お疲れやす。

晩御飯は石狩鍋。激うまです。
シャケうまい。熊の気持ちがわかりました。
ご飯も炊きますよ。激うまです。
やっぱり寒い時は鍋に限ります。

酒飲んでチーカマとジャーキー食べて寝ました。


【16日北沢峠スタート 仙丈へ】
朝起きたらテントについていた露が凍っていました。
寝てる間もとてもとても寒かった。3回くらい起きちゃいました。
この時期のテントは防寒対策必須です。

はてこの日は女王様に登らせて頂きます。
藪沢重幸新道から沢沿いに登ります。
沢沿いで少し寒かったですが、滝がいくつかあり景色に飽きず素晴らしい道でした。
滝は一部凍っており、つららがあったりときれい(゚Д゚)

沢沿いが終わると、馬の背ヒュッテへ。
きれいな小屋で休憩できるテーブル・ベンチがあるのですこーし寝かせて頂きました。
少し進んで
またまたきれいな仙丈小屋があるのですこーし寝かせて頂きました。

もうここから、なだらか稜線。
天気がよかったのが大きいですが、仙丈ケ岳は個人的ベスト3に入ります。
登山道が歩きやすくて、甲斐駒とは対照的な岩の少ない、優しい山容。
八ヶ岳・富士山・中央アルプス・甲斐駒・南アルプスが見渡せ、山の中感もたっぷり。

仙丈小屋から山頂はすぐです。
昨日登った甲斐駒も目の前です。
山々に囲まれて、日差しを浴びて、風を受けて。
私は山の一部になりました~(´ー`~)

小仙丈までの日影は一部雪あり。固まった雪もありましたのでご注意を。
この日はアイゼンはなくて大丈夫でした。

下りは帰りの最終バス15:30を気にしながら、少し焦りながらも慎重に。
なんとか14:30には北沢峠に着けました。
おつかれさまー。

甲斐駒・仙丈セット山行はいいですね~。
登山の充実感、景色の壮麗さ、飯のうまさ。
今回の山はよすぎました。よすぎて怖い。

みなさん、楽しい山行をありがとうございましたー(人´ω`)



【服装・ギア】
  ※主な物だけ記載、参考までに。
  長袖アンダー+半袖・長ズボン・フリース&薄ダウンは調整着として・リュックにはレイン
  登山靴(サレワ/ラペス)・靴下2足・ゲイター
  ザック(グレゴリー/バルトロ75ℓ)・テント2人用・シュラフ(ナンガ/オーロラライト450dx)・マット(ニーモ/ゾアショート)
  水筒・ハイドレーション・食材・携行食・ヘッドランプ・熊鈴・防寒用フリースパンツ
  バーナー・ガス缶2つ・ガソリンバーナー(SOTO/MUKAストーブ)・燃料ボトル
  フライパン・コッヘル・鍋・カテラリ・まな板・おたま・包丁・マグ
  グローブ・サングラス・地図・トランプ・温泉セット
【タイム・おすすめ人】
  甲斐駒の直登ルートも含めて、よほどの危険個所はありません。
  登山スキルとしては最低限の体力と経験があれば大丈夫です。
  北沢峠まではバスを利用するため、帰りのバスの時間を気にしないといけないので、
  自身が標準タイムと比べて…と予測を立てられることが重要です。
【アクセス】
  スタートゴール地点:北沢峠
  マイカーは夜叉神まで。そこからバスで広河原。更にバスで北沢峠まで。
  甲府昭和インターから26km車で50分くらい
【温泉その他】
  芦安温泉 岩園館
  夜叉神からから車で15分くらい。

フォトギャラリー

仙丈ケ岳山頂!甲斐駒がよく見える!

雲がステキ

空もステキ

左奥は鳳凰三山、さらに奥に富士山

甲斐駒山頂手前白砂

甲斐駒着いたー!

空と太陽と雲と人と岩

もちもち、うまいもち。私は磯辺焼き派。

以外に歩きやすい砂

にょろにょろ

北沢峠。朝起きたらテントが凍ってました。

仙丈岳までの沢コース。滝が凍ってる!

霜もたくさん。

甲斐駒は男前

小さい女王様カール

なだらかな稜線って気持ちいい!

仙丈ケ岳山頂より。奥は小仙丈。

こんなとこを歩けるなんて。山っていいですね。

左:北岳、真ん中:間ノ岳

小仙丈岳には結構人がいらっしゃいました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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