三重県 名張 香落渓・第一岩壁
- 投稿者
-
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店
- 日程
- 2015年10月29日 (木)~
- メンバー
- GRAVITY RESEARCH HIMEJI 戸田
本社 土方
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 駐車スペース→(20分)第一岩壁
- コース状況
- 渡渉あり。水深は膝くらい。
タオルあったほうがいいです。
川辺からの登りは急登。サンダルはNG。
感想コメント
青蓮寺湖にかかる弁天橋が現在通行止めになっています。
香落渓(こおちだに)への迂回路として、青蓮寺ダムの堰堤を渡り、青蓮寺橋から県道81号線に戻る道が使えます。大して遠回りにはならないので問題はありませんが。
※このレポートは、『名張の第一岩壁でクライミング』
https://www.kojitusanso.jp/tozan-report/detail/?fm=18100
と照らし合わせて見てみてください。
2回目の香落渓。営業部の、いや好日山荘きってのクラッカーといえばこの人、な土方さんと行きました。
マッチ棒のようにペキっと折れる強度0kNの精神と、ジャミングのジの字も書けませーんな幼稚園児並みの技術を鍛えていただきましたがその結果はいかに!?検証です。
前回はサニーサイドエリアに行きましたが、今回はトップロープの張れない第一岩壁。
リード&フォローで登らせてもらいました。もちろんほとんど土方さんのリード。
『これなんですか』 5.10a 土方OS
『花』 5.10a 土方OS
『直登』 5.10a OS
『これなんですか』の取り付きには『SAKISAKA』の下部を登らないといけないのですが、そこは私がリードしたものの、テラスへ抜けるところで不意落ち。ランナウトしていたのであやうくグラウンドフォールするところでした。これでもうメンタルは破断強度に到達。
仕切りなおしてなんとか『これなんですか』までたどり着きましたが、フォローなのに何度も落ちました。上部の前傾ハンドクラックは、ジャミングはよく効くのですが、怖がって力んでるせいか、まるでアイスクライミングしているかのようにパンプしました。もーたまりません。
続いて『花』。
同じく『SAKISAKA』の下部を登り、モモンガテラスをちょっと左にトラバースしてからオフウィズスを6mほど登って取り付き。
取り付きまでは私がリード担当だったのですが、オフウィズスの登りかたがさっぱりわからず、大きいサイズのカムもなかったのでビビってピッチを切り、土方さんにリード交代。ダメっぷりに拍車がかかります。
『花』をリードした土方さん、最後のテラスへの乗り越しは見ててかなり悪そうでした。
フォローとはいえ、自分もあそこを越えなければならないと思うと憂鬱になりました。
私はふりしぼってなんとかノーテンで抜け。
これをリードで登れる日が来るんだろうか?
しかし、『これなんですか』もそうでしたが、登りきった上からの景色は最高です。精神的にも肉体的にも疲れた体を癒してくれます。
「クライミングはいいねぇ」と土方さんがボソっ言ったのが印象的でした。
全然登れなくても、私も全面的に同意。
最後に『直登』を私がリード。
途中のテラス直前のフィストゾーンで一回心が折れかけましたが、ランナウトしてたのでがんばりました。
最後のテラスに這い上がったときはもうぐったり。
土方さんに「戸田くんをビレイするのは心臓に悪い」と小言をいただきましたが、私はOSの達成感でいっぱい。心おきなく帰路につけるというものです。
土方先生、ありがとうございます!
検証の結果、
メンタル→怖いものは怖い!
技術→幼稚園年長くらいにはなった?
総じてクラックはやらない方がいいみたいです。まあ、これからもやりますが。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。