八ヶ岳 広河原沢 粉雪降るアイスクライミング

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年01月12日 (火)~
メンバー
天候
曇り時々晴れ
コースタイム
船山十字路ゲート→(150分)→取付→(120分)→船山十字路ゲート
コース状況
アプローチが2時間半、少し距離があります。
降雪が多ければ沢道を直進でき時間短縮できますが、今回は暖冬のせいか雪深くなく岩多く
歩きづらかったため時間がかかってしまいました。
沢右側に夏道があるので雪が少ない場合はそちらからのアプローチがおすすめです。
難易度
Google Map
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感想コメント

新宿店のレジェンドお二人の指導の下、八ヶ岳 広河原沢 左俣にてアイスクライミングに挑戦しました!

前日道の駅で仮眠を取り、仕事終わりに直接来たメンバーばかりだったため、少し遅めのアプローチ開始。
歩き始めはまったく積雪が無く、まるで秋山を歩いているような感覚。
歩きながら見える阿弥陀岳も山頂あたりは黒い岩場が多く見えていました。

沢に入るとこちらも暖冬のせいか、ゴロゴロ岩がむき出していて歩くのに苦戦します。
思っていたよりも辛いアプローチとなりました。
しかし、こんなことでへこたれてはいられません!
ズンズン沢をつめていくと、第一関門が。
それは凍結した小滝。
登れる箇所が狭く、凍結しているとはいっても薄い氷です。
力いっぱいアイゼン、バイルを打ち込んだら崩壊しそうなほど。
先輩お二人がお助けヒモを用意、恐々1人ずつ登ります。

小滝を登り切り、次に待ち構えていたのは
滑ったら顔面が無くなるであろう、、のっぺり長いスラブ状の沢。
「バイルを持ち替えてダガーポジション、キックステップで登れば大丈夫」
先輩方のアドバイス、足置きのポイントのおかげで顔面崩壊は免れ登り切りました。


そしてついに目的の氷瀑に到着!
到着するまではきれいに凍っているか心配でしたが見事な固まりっぷり。
70~80度くらいの傾斜で高さは5・6mほどしかありませんが、
練習には丁度いいということで早速ロープを張ってもらいます。
ビレイを交代しながら順番にトップロープで登ります。



アイスクライミングはアイゼンとバイルの刃が刺されば、基本はどこでも足場とホールドになります。
じゃあ普通のクライミングより簡単だ!!!ところがどっこい難しい、、
打ち込みたいところに目がけても、寸前でブレて思うように打ち込めない。
かたーく凍結している氷もアイゼンが簡単に刺さりません。
打ち込んでは登り、打ち込んでは登りの繰り返しで一気にパンプ。
先輩たちのスムーズな登り方に憧れです、、安定感がちがう。
それぞれのギアを交換しながら使用し、感想を伝えあいます。こうゆうの楽しいです!

一通り登らせてもらい、ビレイを交代してロープを見ると、なんと凍っている!
ツルツルと滑って掴みにくく、気温が低いとこんな怖さもあるのかと実感しました。



今回アイスクライミングをやって感動したことがあります。
1つは、今まで届かなかった高さに手が届くこと。
バイルがある分、腕が伸びたような感覚で嬉しくてたまらなかったです。

2つ目は道具によって、登りやすさ、疲れやすさ、相性が変わること。
ヘッドがある程度重いと、あまり力まずスムーズに打ち込める、ただしパンプするのが早い。
軽いと力を入れないと刺さりが甘く、簡単に抜け落ちてしまう、ただし疲れにくい。
使ってみないと道具は本当にわからない。
使わずにお店で選ぶことがどんなに難しいか実感しました。

今回もアンダーウェアは【ミレー ドライナミックメッシュ】を着用。
秋冬シーズンは3/4スリーブで腕周りの汗冷えも予防。
冷たく感じることもないので、寒い季節もやっぱり着心地抜群です。
車中泊の際も擦れなどは一切ありませんでした!
まだ試されてない方は是非!
見た目抵抗ありますが、下山後の浴室で人気者ですよ!是非!

今回の温泉は八ヶ岳の西麓、中央高原にある【もみの湯】
前回の河童の湯も破格でしたが上回る破格!
なんと!大人300円(17時以降~)
午後9時まで入場可能なので、下山が遅くなってしまった場合も安心。
内湯も外湯も休憩室も広々していて身体が休まります。
ロビー近くで生乳ソフトクリームの販売があったのですが、
入浴後だと閉める準備をしていました。残念。
帰りはお決まり双葉サービスエリア。
ご飯をたらふく食べて帰宅しました。

初心者のみではなかなか始められないアイスクライミング。
シーズン中にできればもう一度!ご一緒してくださった方々ありがとうございました!

フォトギャラリー

打ち込む瞬間をとらえた!

一日遅れの鏡開き。コゲちった。

雪がありません!秋みたいだ。

第一関門

沢が凍りついています

割れませんように。

登り方のアドバイスを受け、、

少しずつ進んでいきます

氷瀑だ!

レジェンドお二人にロープをかけてもらいます

トップロープでいざ!

へっぴり腰ですが嬉しそう

落ち着いた登り方の妻藤さん

笑顔いただきました!

むむっ!このバイルは、、

村男リミテッドバージョン!

村男パワーであっというま!

斉藤さんは途中スクリューを試す余裕ぶり!

終始楽しめました!

夕日を見ながら帰路へ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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