629m塩谷丸山でスノーシューとスキー(北海道小樽市)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年01月27日 (水)~2016年01月27日 (水)
メンバー
天候
曇り、時々雪
コースタイム
塩谷駅→(20分)→最終人家→(90分)→450m台地→(60分)→山頂→(90分)→塩谷駅
コース状況
雪山のシーズンは夏道とは異なり冬尾根ルートになります。北海道新聞社から発刊されている「北海道雪山ガイド」が参考になります。前日にも降雪はありましたがトレースは明瞭。ただいくつも登りと下りのラインが交差していて、我らは先に付いていた登りのトレースを頼りに登ったら目印になるトドマツを見落とし、この本にある下りの沢コースを登って来たようです。
しばらくは緩やかに林の中を進み、300m台地前後から急斜面となります。450m台地の疎林帯からはもうひと踏ん張り。既に背後には絶景が広がっています。山頂は雪庇が出来ていますので近付かないように。
難易度
Google Map
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感想コメント

北海道小樽市の地元民に愛されよく登られている低山BCスキーで人気の、塩谷丸山にスキーをしに登って来ました。シールが準備出来なかったので、登りはスノーシューをお借りしました。塩谷駅からスキー靴で歩いて登山口まで行くことが出来て、とてもアクセス良好です。登山口から早速スノーシューを装着、山﨑さんはスキーを履いて出発。登山口で同じタイミングになったベテランの雰囲気プンプンの男性に、先に行って頂きました。その後下って来た3人組のパーティー2組と遭遇しました。その内の一人だけボーダーでした。

スノーシューはなかなか難儀しました。登ったと思ったらまた平坦、下りになったり、少しきついトラバースになったりする頻繁な地形の変化と、雪が深いこと、結構な急登が出てくることなどで、太ももがそのうちぶち切れるのではないかと思う程かなり体力を消耗しました。スキーではどれだけ楽だろうかと山﨑さんを見ると、シールに雪がくっ付いて斜面で滑るらしく(15年も前のシールで手入れをしてないだとか何とかで)そちらもかなり苦労していて、お互いにかなりひっちゃかめっちゃかになっていました。ルートミスもあり登りがきつくて、コースタイムは2時間程度なのですが大幅に3時間掛けて何とか登頂しました。登頂は無理かも知れないと予めタイムリミットを設定していて、まさにそのタイムリミットにジャストミートという感じで、かなりぎりぎりでの登頂でした。

山頂からはぐるっと360°周りを見渡せる素晴らしい眺めで、今までの苦労が報われた気持ちになりました。海が近いのも圧巻です。涙もちょちょぎれる程に感動!しかし感動的な瞬間も手短に、早々に下って行かなければいけなかったので急いでスキーに履き替えて滑走開始。まさに激パウ。もふもふです。しかし下手っぴの我らにはまたしても難し過ぎる!既に付いている美しい滑走ラインをぶち壊すように、ズズズズとずり降りるのでやっとでした。疎林帯はスピードコントロールが難しく、ブッシュ帯では激突注意でかなり神経を使いました。我らはそもそももっとスキーの練習が必要だということを実感しました。下山後には太ももとおしりの筋肉がパンパンでした。ものすごく疲れて大変だったけど、ますますスキーの楽しさにハマりそうです。そして北海道は本当に素晴らしいです!山も海もあるし、食べ物は美味しいし。今度は夏にも来たいです。

今回気温はもちろん低かったのですが、動いているととても暑かったのでアウターシェルを着ずにミッドシェル(ソフトシェル)で行動しました。ベンチレーションも衣類内温度の調節に良い働きをし、ストレッチが効いて動きやすくとても快適でした。乾いた雪だったので、撥水性も十分でした。

フォトギャラリー

海~

まだ余裕の頃

夏道の案内

ここでスノーシュー、スキーに履き替えます

のしのし

既に絶景~

山頂でピース

放心

雪庇

山頂手前でデポしてました

ずずずず

やっとゴール げっそり

途中までスキーのまま駅へ

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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