厳冬期五竜岳(遠見尾根往復)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年01月21日 (木)~2016年01月22日 (金)
メンバー
天候
晴れ/曇り/雪/強風
コースタイム
1日目
リフト終了点ー(210)ー幕営地
2日目
幕営地ー(150)ー五竜山荘ー(120)ー五竜岳頂上ー(150)ー幕営地ー(120)ーリフト終了点
コース状況
西遠見山まで
例年より雪庇が小さめで危険は少ない。尾根の途中で雪庇の向きが逆になっている個所もあるので、今後の雪庇の発達具合によって難しいところがあるかもしれない。ラッセルはワカンで膝程度。時々腿ラッセル。

西遠見山から五竜山荘
視界がないとルートファインディングが難しい。特に白岳への登りは雪崩の危険が高いので尾根沿いを行きたいが、巨大な雪庇ができやすいので、寄りすぎないように注意。斜面中ほどに地面までの亀裂があった。

五竜山荘~五竜岳
積雪少ない。夏道に雪が積もってうっすらとルートがわかる。稜線に寄りすぎると行き詰るので上がりすぎないように。
とにかく風が強い。風速20mぐらい?
頂上直下の雪壁の難易度は積雪量・雪質次第といったところ。露出した岩場(夏道?)を登りで使ったが、下りは素直に雪壁をクライムダウンしたほうがよい。
とにかく風が強かった。
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

執拗に狙います。冬の五竜岳。
去年は吹雪に見舞われあえなく敗退。残雪期にはなんなく登頂しましたが、やはり厳冬期に登りたい!
天候を見て、急きょ富士山からの転進となりましたが、比較的天気に恵まれ、無事登頂を果たすことができました。パーティーの皆に感謝!

五竜山荘まではとにもかくにもラッセル力です。スノーシューはすごいです。さらにスキーが使えれば相当楽ができます。
西遠見山の手前で幕営しましたが、テント、雪洞、イグルー等様々なスタイルが可能です。

2日目は始終視界が悪く、難儀しました。特に白岳への登り・下りはどこを歩いているのか、どこが稜線なのか分からない状態でした。賛否両論ありますが、やはりGPSの力は絶大です。

五竜山荘から山頂までは、とにかくトラバースです。上に行き過ぎると岩峰で行き詰ります。細かい雪が強風でゴーグルの中にまで入り込み、見えないからとゴーグルを外せばまつ毛が凍り。大変でしたが厳冬期の後立山を満喫できました。
久々にやりきった感のある登山でした!!

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スタートはまずまずの天気

膝ラッセル

小遠見山はトラバース。

西遠見山付近はテン場に最適!

体を動かしてても、どんどん寒くなる。

頑張ったおかげか、意外と悪くない宿でした。

未明に出発。

手さぐりのルーファイ

五竜山荘見えた!一休み。

夏道が白くなってる。

ここで間違えた。ひたすらトラバースすべし!

かっこいいけど、間違ったルートから戻ってるだけです。

雪壁が見えてきました。

60度ぐらいあるそうです。

五竜岳頂上!

よっしゃー!

雪壁の下りは最初が怖い。

烈風の中下ります。

白岳下の斜面はトレースもかき消され、どこを歩いてるのかわからない状態に。

遠見尾根の下り、視界が悪いと支尾根に入り込みがちなので、地図で確認しながら下ります。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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