西丹沢 小川谷廊下 ~美渓 再訪。癒しの沢を楽しむ~
- 投稿者
-
大島 幸
横浜西口店
- 日程
- 2016年06月18日 (土)~2016年06月18日 (土)
- メンバー
- Mさん、Oさん
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 駐車スペース(20分)入渓(10分)F1(5分)F2(30分)ワナバ沢出合(30分)大岩(20分)石棚ゴルジュ入口(30分)石棚(60分)壊れた堰(15分)脱渓点(55分)駐車スペース
- コース状況
- ・今回の林道から沢へ降りるルートは、下部懸垂下降した方が安全。
・F2は残置が増えた。その他はいつもどおり。遡行図や記録をよく調べてください。滝には安易に取り付かず無理をしないこと。巻きも慎重に。
・下山の林道は崩落箇所もあるのでスリップ注意です。踏み跡は明瞭なので間違えはしないでしょう。
- 難易度
感想コメント
今年2度目!1ヶ月振りの 小川谷廊下だー!
今回は、いつものパートナーMさんとその仲間Oさんの3人で行ってきました。
入渓は前回のところから。通常の地点よりも下流。(入口にケルンあり。)
堰をいくつも降りなくていいのですが 最後の10mくらいがやっぱり危ない。
やはり従来通りのルートがいいんじゃないかと思います。
入渓後、大きな堰をひとつ 左岸側から越し、僅かで沢幅が狭まりF1です。
前回は滝の右を登ったのですが 今回は水際を攻めてみました。
ボルダーチックでなかなか楽しい滝でした。
左右カチ気味ガバで落ち口にヒールからのマントルと言った感じで抜けれました。
F2のチョックストーン右ですが残置が増えていましたが 足場になっていた倒木がなくなってしまい
少し低い位置からのスタートになります。残置を有効に使うと楽です。
F3は今回も右壁から巻き。
2段7mあたりで先行パーティに追いつく。2パーティおり小休止。
2級の沢とはいえ 週末快晴。そりゃいますよねぇー
選考が登り切り私たちの番。水流左を慎重に登ります。
落ち口際に上がる感じになるので よーく濡れますよ♪
その後も小滝を楽しみながらこなしていきスラブ状ゴルジュに到着。
釜のある6m滝は右から巻き。滝そばに残置がぶら下っていましたがムリムリ。
巻きの出だしが滑っているので注意です。
滝の裏側を潜る3m滝を過ぎると 名物大岩が現れます。
残置が設置されているので強度を確認したら登って行きます。
思ったよりも滑るので絶対に手を離さないように!
大岩から少し歩くと核心地帯。石棚のゴルジュです。
ここからは濡れ必至なので早めに合羽を着てしまうのが良いでしょう。
ゴルジュは気温も低く風も抜けるので寒いですよ。
泳いでへつって進み谷が最も狭まった場所に3m滝があります。
水量が多い前回は時間が掛かった場所でしたが
今日は水量が少な目なので水線を快適に登れました。
Mさん、Oさんは右際から登り。私は、下部は左から中間で右へ移って登りました。
落ち口で足を滑らさないように気を付けてください。
ゴルジュを抜けると目の前に 石棚が出てきます。一見して登れそうにもない滝でした。
左手側の石塔にルンゼ状から近づき登ります。ラインはきれいに出ているのでわかりやすいです。
難度はⅡ級~Ⅲ級程度。なので、メンバー状態によってはロープは積極的に使ってください。
支点も上部には設置されています。
石棚を抜けてしまえば 快適に歩いていけます。
壊れた堰の手前の8m滝だけが直登難しい。けれど右岸に巻きが付いています。
壊れた堰を抜けると ゴーロです。広河原と言う感じです。
快晴で時間もまだ昼を回ったばかりだったので ゆっくり休憩。甲羅干し♪
そこからさらに上流の堰まで行き中ノ沢経路の踏み跡に入ります。
乗ってしまえば後は高速道路!1時間ほどで駐車スペースに戻って行けるでしょう。
ところどころ崩落し滑りやすい場所もあるので気を抜かないでください。
今回は前回よりもパーティ平均レベルが上だったのでサクサク進め、気温も高く寒い思いもせず
ワイワイと楽しみながら遡行することが出来ました。
足並みが揃うと同じ沢でも印象が大きく変わるものです。沢の面白いところですね。
遡行グレード2級
入渓、下山時蛭に注意!!
防寒対策はしっかりと!
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。