日高山脈縦走 ~チロロ林道よりピパイロ岳・幌尻岳~

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年07月11日 (月)~2016年07月12日 (火)
メンバー
天候
1日目 曇り後雨、2日目 快晴
コースタイム
1日目
4:05 二岐沢出合 登山口
4:45 取水ダム
7:00 トッタの泉
8:00 ヌカビラ岳
8:45 北戸蔦別岳(テント設営・荷物デポ) 10:00出発
12:05 1967峰
13:40 ピパイロ岳
17:15 北戸蔦別岳

2日目
3:50 北戸蔦別岳出発
4:40 戸蔦別岳
6:15 幌尻岳(30分休憩)
8:50 北戸蔦別岳(休憩・テント撤収) 10:30出発
14:00 二岐沢出合 登山口
コース状況
駐車場 チロロ林道 二岐沢出合ゲート前 約10台
トイレ 駐車場にあり
入山時の気温 14℃(天気は曇り)

二岐沢出合~取水ダム
いわゆる林道です。多少のアップダウンはありますが、約1時間ほど黙々と歩きます。

取水ダム~トッタの泉
前半は渡渉を繰り返しながら沢を登っていきます。覚えてるだけで約8回くらいあったと思います。靴が半分ほど沈むところもありますし、水中の石はとても滑るので注意!沢を離れると本格的な登り、急登です。トッタの泉まで登ればあと一息。

トッタの泉~北戸蔦別岳
1時間ちょっと登ればヌカビラ岳に到着します。最後の方は岩場に代わり梯子なども出てくるので気を付けて上り下りしましょう。ヌカビラ岳から北戸蔦岳の道はとても歩きやすく、右手に大迫力の幌尻岳を眺めることができます。

北戸蔦別岳~1967峰~ピパイロ岳
コースの約7割くらいがハイマツ漕ぎという過酷な道でした。足元だけでなく胸や頭まで被る箇所も多いです。また途中から雨が降り始めたので、漕いでるときはまるでシャワーを浴びているよう。朝・雨天時はハードシェル必携です。

北戸蔦別岳~戸蔦別岳~幌尻岳
高山植物が多くみられる登山道。こちらのコースもハイマツを漕ぐ箇所がありますが、まだ人の立ち入りが多い区間のため、1日目よりはソフトに感じました。アップダウンはこちらの方が少しきつめですが、晴れていればスーパー絶景のため、疲れを忘れて歩き続けることができると思います(笑)
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

憧れの日高山脈を縦走してまいりました!
今回訪れたピークはそれぞれが奥深く、遠く人里から離れているため、人の立ち入りが少ない長く険しい道のりでした。もちろん山小屋もないためタフな山行は覚悟していました。
1日目、午後から雨が降ってきたために装備が全部濡れてしまい翌日のプランを変更して下山を考えましたが、翌朝の満天の星空を見た瞬間、2日目の旅の続行を決断。北海道の中心がすべて一望、日高山脈の山々の名前を覚えていないことを悔やむくらいすべてが望めました。
日高の山はアルプスの山のように崩壊がそこまで進んでいないため、特徴的な容姿の山は少ないです。しかし、その中でもそれぞれが個性を持った山が連なっているこの景色を見てしまった以上いつかは登りに行きたい、と腹を決めて下山してきました。
高山植物やわずかに雪渓が残るカールは今が見頃です!

フォトギャラリー

左 戸蔦別岳 中央 幌尻岳 北戸蔦別岳山頂からの景色

初日、チロロ林道から入山。初日から靴の中を濡らしたくないので慎重に進みましが…

途中であきらめました。

だいぶ登ってきてもう一息で山頂!というナイスな場所にあります。神の味がします(笑)

こんな景色が見えればヌカビラ岳は目前。道も岩場へと変わっていきます。

雲の合間から一瞬、迫力の幌尻岳が見えました。

北戸蔦別岳山頂のテン場にて。Hotel Kitatottaの完成!

1967峰・ピパイロ岳方面への縦走路にはハイマツが待ち受けます。下りの勢いも殺されるほどの圧力です

びしょ濡れー(+_+)

2日目の朝はご覧の景色。もう行くしかないでしょ!

奥のほうに名峰が並びます。左から十勝幌尻岳・札内岳・エサオマントッタベツ岳

まずは戸蔦別岳へと向かいます。

道中、高山植物もたくさん。

戸蔦別岳

朝日に照らされる幌尻岳。日高山脈最高峰の山です。

七つ沼カール。ヒグマは見れませんでした。

幌尻の肩。最後の登りに向けて充電中です。

カムイエクなどが見えているのでしょうが、まだ全然わかりません…

到着!この後ゆっくりと景色を堪能しました!

北戸蔦別岳へ帰る途中。あのてっぺんで標高約2000mのHotel Kitatottaが我々の帰りを待っています。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部