東北の秀峰 鳥海山 

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2016年07月25日 (月)~2016年07月26日 (火)
メンバー
アルバイト1名
天候
1日目 晴れ/2日目 小雨
コースタイム
1日目 鉾立山荘(120分)御浜小屋(60分)七五三掛(20分)千蛇谷雪渓(80分)御室小屋(20分)新山(20分)御室小屋

2日目 御室小屋(45分)七高山(90分)七五三掛(45分)鳥海湖(50分)河原宿(70分)鉾立山荘
コース状況
・水は各小屋でペットボトル500円で購入可能。
・雪渓はアイゼン無しで歩けますが雨後は雪が固いので注意。
・新山へは手と足をフルに使う岩登りとなります。
難易度
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感想コメント

 花が咲き乱れ、穏やかなイメージだった鳥海山。行ってみたら、花は勿論、雪渓あり、岩場あり、雨にも降られ、何拍子も揃った盛りだくさんの山でした。魅力的なルートがいくつかありますが、今回は鉾立山荘の管理人さんに会いに象潟(きさかた)ルートから登りました。

 鳥海山は富士山に似ていて、広大な裾野には樹海が広がり、歩き出すとすぐに森林限界を越えます。小一時間でニッコウキスゲやチングルマなどの高山植物に出会えました。最初の拠点、御浜小屋は鳥海湖の絶景ポイント。鏡のように静かな鳥海湖にうっとりしていると、雲が切れて行く手にゴツゴツした頂上が見えてきました。千蛇谷に着くまで何種類ものお花が登山道を彩り飽きさせません。すっかり気分は乙女♡になっていた所で千蛇谷に到着。雪渓にはガスがたち込めて緊張感が漂います。渡り終えると今度は日が差してきて、荒々しい外輪山を右に仰ぎながら、緑の眩しい道を頂上小屋目指して登りました。

 小屋に着いたらザックをデポして早速新山へ。岩の重なり合った様は北アルプスにいるかのような錯覚を覚えます。登ったと思ったら谷に向かって大きく下り、自然のアスレチックを夢中になって楽しみました。帰りは雪渓を尻セードして一気に小屋へ。大物忌神社へ旅の無事を祈ってご挨拶しました。

 翌朝残念ながら天気は下降気味に。期待していたご来光&影鳥海はお預けとなりました。2日目はルートを少し変え外輪を歩きましたが生憎の雨。久しぶりにレインウエアとザックカバーを取り出しました。鳥海湖を間近に臨み、最後の雪渓を下ると次第に雨は上がり、最後は海を見ながらゴール。一つの山でいくつもの異なった景色を楽しめる素晴らしい山でした。

フォトギャラリー

頂上・新山への道。自然の驚異に圧倒される。

御浜小屋目指して。

御浜小屋から鳥海湖。ハクサンシャジンが可憐に揺れる。

御浜小屋で頂いた庄内麩入りお味噌汁。染みる。

ニッコウキスゲの絨毯。

千蛇谷雪渓。なるほど蛇のよう。

雰囲気あります。ラク注意。

晴れて頂上が!

外輪の山並み。

新山取付き。眼下に御室小屋が。

胎内くぐり。中に祠がありました。

この雪渓下れば小屋へ戻れる。

大物忌神社。朝晩小屋内に神主さんの声と太鼓の音が響く。

プラス1000円で個室にしちゃった。部屋の前の廊下は素敵な写真ギャラリーに。

固有種チョウカイフスマは御室小屋周辺にたくさん。

翌日小雨の中外輪山を下る。

鳥海湖が手に届きそう。

雨降って雪渓固まる。滑りそう。

登山口の鉾立山荘。秋田からいつも来店してくれる管理人さんを訪ねたらお土産まで頂いちゃいました。

道の駅象潟の日本海展望風呂で汗を流した後は、旬の岩ガキをトゥルンッと一口で。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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