香川県 小豆島 拇岳 『赤いクラック』と『ダイレクトルート』
- 投稿者
-
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店
- 日程
- 2016年10月25日 (火)~2016年10月26日 (水)
- メンバー
- 姫路駅前店 戸田
本社 土方
グランフロント大阪店 浅川
GRAVITY RESEARCH NIIGATA 田中
井坂ガイド
- 天候
- 曇り時々雨
- コースタイム
- 【1日目】
駐車スペース→(20分)『赤いクラック』取り付き→(270分)拇岳頂上→(40分)『ダイレクトルート』取り付き→(20分)駐車スペース
【2日目】
駐車スペース→(20分)『ダイレクトルート』取り付き→(240分)拇岳頂上→(30分)『ダイレクトルート』取り付き→(15分)駐車スペース
- コース状況
- 各ルートの取り付きまでは山道。踏み跡・ペンキマークはあるがややわかりにくい。
ルートは一部かなり脆く、浮いている岩があるので落とさないように注意が必要。
プロテクションは基本リングボルトとハーケンで、核心部にフィクスが疎らに打ってある。精神安定剤としてNo.0.5〜1あたりのカムを持っていってもいいかもしれない。
終了点は全てフィクスのリング付きハンガーが打たれてる。
当日の天候
1日目
気温:21℃ 風速:微風
2日目
気温:23℃ 風速:微風
1日目は薄手フリース+ウィンドシェル
2日目は半袖Tシャツ+ウィンドシェル
登攀中は暑くてジャケットはいらなかった。
感想コメント
今回登ったのは2本のルート。
『赤いクラック 5.10b 5P』
『ダイレクトルート 5.11b 5P』
人数が集まったので、2パーティに分けました。
新潟から遠路来た田中くんだけ集合が遅れるので私とパーティーを組み、土方・浅川・井坂Gのパーティーは神戸港からの夜行フェリーで先行。
戸田・田中は便数の都合で姫路港から。
登り始めがどうしても遅くなってしまいます。
1日目は『赤いクラック』。登攀開始は15時。
ジャンケンで最初の順番を決めて後は交互登攀。
では、いってみましょう。
※例によってグレード感が合わない気がするので自分たちの感じたグレードを書きます。
1P目 5.10a リード:田中
ルート名の由来ともなった赤茶けたクラックを右上する。プロテクションが乏しく、向きの悪いホールドが多くて登りにくい。
2P目 5.9 リード:戸田
大きいフットホールドで比較的快適に登れる。
3P目 5.10d リード:田中
トラバースを終えたあとが核心。短い距離だがパワーを使う。
4P目 5.9 リード:戸田
オリジナルラインを登攀。残置のプロテクションがほとんどなく、ラインはいくらでも取れる。
最後のスラブを6〜7mランナウトするのが嫌な感じ。
5P目 5.10b リード:田中
気持ちよくリッジを抜けてピークへ。一箇所悪い場所がある。
全体的にルートファインディングが難しく、思ったより時間がかかりました。
全ピッチリードはOS。
はじめて立つ(立てるほど広くはなかったけど…)拇岳のピーク、薄暮の瀬戸内海を見渡し、2人悦に浸りました。最高です!
懸垂は「ダイレクトルート」側に。もう暗くなってきてたのでヘッデン点けて。
1P降りたところでロープがスタックして登り返し。車に着くころには真っ暗になってました。
お待たせしていた土方・浅川・井坂Gパーティーと合流すると、宿泊予定だったオートビレッジ吉田が、予約をしていなかったせいか閉じてるという…
そんなオリーブな!小豆島だけに!!
ハイ、わからない方は置いていきます。
というわけで、道の駅・小豆島オリーブ公園で入浴。
いい湯でした〜。
食事はもつ鍋。お酒は、みんなそんなに飲まないのに地酒一升?!
なかなか揃わないメンバーが揃った高揚感から、ノリノリで呑んだくれました。
土方・浅川・井坂Gパーティーは1日目に『ダイレクトルート』と『赤いクラック』を登ってるので2日目も別行動。
田中くんと、私の宿題『ダイレクトルート』へ。
いってみましょう。
1P目 5.8 リード:戸田
顕著なチムニー。いつもより狭く感じました。なぜ?
2P目 5.9 リード:戸田
ピッチを切らずにつなげました。以前より悪く感じる。
なぜなんだ…。
3P目 5.10b リード:田中
フォローなのにやはり悪く感じる。
いや、まあ単純な理由で、弱くなってるということなんでしょう。
4P目 5.11b リード:戸田
不安しかない状態で突っ込む。
核心でフォール。情けない限りです。
田中くんにリードを交代して抜けました。
フォローではなんとか落ちず。
5P目 5.8 リード:田中
気持ちよく抜けれます。
これが最終ピッチというあたりがニクい。
今回も私個人の成果でいうとRPはできませんでした。
また行く理由ができたので良しとします。
帰りも福田港から姫路港へ。
もちろん穴子弁当目当て。うまし。
2日間の岩旅、楽しかったです。皆に感謝。
特に田中くん、遠くからありがとう。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。