”みいけ”じゃないよ”おいけ”だよ! 冬の大船山へ
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2017年02月27日 (月)~2017年02月27日 (月)
- メンバー
- 天候
- ☁→☀
- コースタイム
- くじゅう登山口 長者原駐車場(70)雨ヶ池越(40)坊ガツル(110)大船山(75)坊ガツル(15)法華院温泉山荘(15)坊ガツル(90)くじゅう登山口 長者原駐車場
- コース状況
- 指山分岐-雨ヶ池越 泥濘が非常に多い
大船山避難小屋分岐-大船山山頂 残雪アリ 特に山頂直下斜面は全面凍結の為軽アイゼンが必要
- 難易度
-
感想コメント
九州に転勤してからというものの、気づけばテント泊に行く回数がめっきり減っていました…。
近場には宝満山キャンプセンター、ちょっと足をのばせば坊ガツル、頑張れば大崩山山頂近くのりんどうの丘とオフィシャルにテントを使う場所があるにも関わらず、いざ行こうと思えば天気や日程など機会に恵まれずという山あるある全開の今日この頃。
たまにトレーニングがてらテント泊用ザックに重りを入れて愛犬の散歩や日帰り登山をする事もあるのですが、それだけでは飽き足らず、テント泊装備で大船山日帰り登山をするという斜め上の山行を実施してみました。
『いやいやもうテント泊しようよ!』という鋭い声が聞こえてきそうですが、そこはやはりお約束の山あるあるが発動してしまいキビシイ日程に…。
なので、今回の目的は『凍結した御池を観賞したら坊ガツルで思いっきりダラダラして帰ろう♪』という企画(ドンッ!!)
ドンッ!!と効果音が聞こえてきそうな企画では決してないのですが、ここ最近の市街地の日中は微かに春の足音が聞こえ始めた様なポカポカ陽気になりつつある中、今回またもや寒気が入った直後だったのでくじゅうに行けばもう少し冬の表情が楽しめるかなと考えた次第です。
前回まで3度に渡って襲来した大きめの寒波から数日が経過し、さすがにくじゅうの積雪も一旦ほぼリセットされました。しっかり残雪が確認出来たのは大船山山頂直下の斜面から。
それでも1,550m以降からは樹氷が付いた景色を下からも上からも楽しめたので、今シーズンの九州冬山登山クライマックスの幕引きにちょうど良い塩梅の様相でした。
全体的に長者原から大船山に至るまで随所に融雪と凍結が入り混じる混沌とした路面が散見され、歩き方の工夫や軽アイゼンの活用を忘れてはなりません。
段原に至るまでは常に山頂方面がガスに巻かれていましたがそのまま直進。山頂に到着した時点では-5℃かつ風速10m以上で冷えましたが、予報通りみるみるガスは取れて良い展望に恵まれ始めました。
大船山山頂からはしっかり御池(おいけ)の再凍結の様子が目視ではっきり確認出来、くじゅうの山々もそのピークが見渡せます。阿蘇、英彦山方面、由布岳も見えて午後のまったりタイムに向けて徐々に好転していきそうな傾向でした。
坊ガツルに下山後はのんびりと食事を摂りたいので法華院温泉山荘の談話室へ。
談話室内の水道から水が十分に確保出来る上、ストーブに乾燥室や自動販売機まであり、いつ訪れても至れり尽くせりのお気に入りスペース。談話室内に自動販売機がある山小屋は法華院温泉山荘が初めてでした。
今回は残った時間をダラダラと過ごしたいので珍しく調理をしてゆっくりすることに。たっぷり絞ったレモンの酸味が効いたお肉と暖かいきのこスープが冷えた体にはとても美味しい!!
食後は坊ガツルに張った仮住居(テント)で温かい抹茶オレを飲みながら読書したり、シュラフに潜り込んでお昼寝したり…。天気はすっかり良くなりゆっくりした一日を存分に楽しめました。
もう少し暖かくなったらまたテント泊に来よう♪
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。