春の飯豊山

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2017年05月30日 (火)~2017年05月31日 (水)
メンバー
友人一名
天候
晴れ/風
コースタイム
1日目:大日杉小屋(60分)御田(120分)地蔵岳(90分)御坪(60分)切合小屋(50分)御秘所(40分)本山小屋(10分)飯豊本山(10分)本山小屋(15分)御秘所(45分)切合小屋

2日目:切合小屋(35分)御坪(70分)地蔵岳(50分)御田(30分)大日杉小屋
コース状況
・御田を過ぎて地蔵岳辺りまでの残雪地帯ではブヨ大発生。モスキートネットが無いと顔中刺されます。
・地蔵岳から御坪まで夏道と雪道交互になります。濃霧時は迷いそうです。
・草鞋塚まで雪べったりです。アイゼンあると安心です。
・本山は手がかじかむ程の強風でした。ウール手袋、防風ジャケット必須です。
<小屋情報>
・大日杉小屋トイレ使用可。
・切合(きりあわせ)小屋、本山小屋共に管理協力費2000円、小屋番さんは土日ならいるかも。トイレもそれぞれ使用可。切合にねずみさんがいらっしゃいました。
<水場情報>
・御田の手前、長之助清水のみ水量豊富。
・切合、本山、地蔵清水、目洗清水の水場は出ていません。
難易度
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感想コメント

 ヒメサユリで有名な大日杉コース、ひょっとして咲いてるかもと淡い期待をして登ってみましたが、ヒメサユリはまだ雪の下、代わりにいたのは大量のブユ!そりゃそうですよね、卵から孵ったばかりですものね。初めてモスキートネットがフル活躍しました。おまけに暑さにやられ足が全く上がらず、地蔵岳から見えた飯豊山はひどく遠く感じました。果たしてあそこまで行けるのか、このまま下りようか、せっかく飯豊に来たのに気分は下がりっぱなし。こんな時は重い荷物を下ろして、おにぎりを食べながら景色を楽しむのが一番。山は楽しくなけりゃ登る意味が無い♪コースタイムなんて気にしない♪と言いつつやはり時計が気になるのでした。
 夏道と雪道が交互に出てきて、時には藪漕ぎ、時には雪原歩き、思うように進めない場所もありましたが、視界は良好で切合小屋もはっきりと見えました。数年前、濃霧時に雪渓で迷い散々な思いをした因縁のルートですが、この日は迷う心配は全く無し。天気が悪いと途端に牙をむく飯豊連峰、下山まで機嫌を損ねないでくださいね。

 途中から雪渓をダイレクトに登り辿り着いた切合小屋。かなり疲れたので今夜の宿はこちらに変更、荷物を置いて本山までピストンすることにしました。草鞋(わらじ)塚までほぼ雪道、荷物が軽くても疲れ切った足には堪えます。姥権現、御秘所の岩場は雪が消え本山まで夏道が続きますが風がかなり強くなってきました。最後の御前坂、ここはいつ登っても辛い、しかしこんな強風にも負けず健気に咲く高山植物と最高峰・大日岳がエールを送ってくれているという妄想で自分を励まします。本山小屋に到着すると、もうここからは空身で本山山頂へ向かいました。体がよろけるほどの強い風に煽られつつ何とか登頂、そしてその先の景色を見てしまうと、やはりいくら体が疲れていても縦走したくなってしまうものです。また来ますけ!と心の中で飯豊の神様に挨拶をして踵を返しました。再び草鞋塚を息を切らして登った後は雪渓を駆け下りて夕飯の支度。夕日も朝日も拝めないのは少し残念でしたが、天気が崩れなかっただけありがたいです。

 切合小屋での夜はねずみどんが気になりあまり寝付けなかったのですが、翌日は足取りも軽く順調に下りてこられました。しかしモスキートネットを被るタイミングを外し、顔をうっかり食われてしまいました。シミにならないよう入念にケアしなくては。この時期飯豊に登る女性の皆さんはブユ対策も万全に!

フォトギャラリー

何度来ても良い場所。

御田の大杉。神様宿ってる。

とりあえず地蔵まで行こう。

本山。と…遠い。

未確認飛行生物!その名はブヨ!

御坪付近。切合まで視界良好。

ここを越えれば…

切合小屋到着。

再び雪渓歩き。緩いとこ探して歩いちゃう。

本山頂上やっと見えた。

大日遠いなあ。

御前坂。ここを越えれば…

本山小屋到着。

風が強いのが伝わらない。

ダイグラの宝殊山。キレッキレ。

イチゲ咲いてた!

姥権現様。

下って晩げのご飯。

夕焼け微妙。おやすみなさい。

翌朝。日の出も微妙。また来ます。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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