奈良県大峰山脈・上多古川～阿古滝～阿古滝道

投稿者: 伊藤　博人

日程: 2017年06月06日 (火)～

メンバー: ならファミリー近鉄百貨店奈良店　増田　伊藤

天候: 晴れ

コースタイム: 駐車地（矢納谷出合）→(180分)→阿古滝→(20分)→阿古滝道出合→(120分)→駐車地

コース状況: ●原生林の中を遡行する気持ちよさは特筆もの！
●巻道・踏み跡・自分の位置を見失わなければ大丈夫。
●阿古滝道は初心者（慣れない人）は経験者の同行とフィックスロープで安全確保を！

今回の遡行で一番の心配事は迷いやすいという下山の「阿古滝道」。入念に調べて挑みました。
沢は遡行者が多い（前鬼川に比べるとかなり少ないと思うが・・・）らしく巻道はわかりやすい方らしいのですが、洞門の滝の巻で見事に見失い高巻しすぎて核心部分はほぼすっ飛ばしてしまいました（涙）
核心部分はいずれにせよ巻にはなるのですが見ときたかった・・・。

下山路の阿古滝道についてはまず、地図上の点線ルート（登山道記号）とは違うところに道があると認識してください。実際にある登山道をうまくトレースできればロープを出すこともなく下山できます。
ただし、急斜面のトラバースやガレや泥斜面のよじ登りなど道の状態が悪いところが多数ありますので初心者は経験者の同行とフィックスロープなどで安全確保が必要です。
マーキングは間隔が広いですが、ピンクの測量リボン、赤白や黄色のビニールテープ、ポンポン状態になったビニールひもなどが木に付きます。
踏み跡もシカか人かわからないような状態になりますが一応識別できます。標識も数か所ですが、あります。

ただし、見失うとえらい目にあいます。山域の特徴ですが地図から読めないような微地形があり、思いのほか急斜面だったり崖だったり感覚的に斜面の向きを勘違いしたりとなかなか難しいです。

ＧＰＳに下山ルートを入れ、現在地と自分の位置が下山ルートから外れないように注意して進んでください。

難易度

感想コメント

素晴らしい渓相の沢でした。
天気も良くブナを中心にした広葉樹の木漏れ日に包まれ、沢には透明度の高い流れと緑の苔に覆われています。苔の間から小さな黄色や白の花が咲いていました。

気を付けないといけない沢です。
巻道も阿古滝道も恐らく絶妙なところにあるのでしょうね。見失うと崖と急斜面に阻まれ思う方向に進めなくなります。
今回は洞門の滝の巻を見失い高巻しすぎて核心部をすべてすっ飛ばしました。（それはそれでよかったのですが（笑））

沢中で巻道を見失う人はあまりいないようなので私の研究不足が原因でしたのでまたそのうち再チャレンジしたいと思います。