耳を澄ませば・・・ 飯豊連峰・足の松尾根

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2017年06月20日 (火)~2017年06月21日 (水)
メンバー
土屋ガイド
天候
1日目 晴 2日目 曇→雨
コースタイム
1日目:奥胎内ヒュッテ(55分)足の松尾根登山口(60分)姫子の峰(120分)ヒドノ峰(50分)イチジ峰(60分)大石山(60分)頼母木小屋(15分)頼母木山(60分)地神山(50分)頼母木山(10分)頼母木小屋

2日目:頼母木小屋(40分)大石山(45分)イチジ峰(130分)姫子の峰(40分)登山口(50分)奥胎内ヒュッテ
コース状況
・奥胎内ヒュッテ営業中。登山口までの乗合タクシーは7月より運行。
・ヒドノ峰付近残雪あり。歩行問題無し。
・頼母木小屋、水場まで10分、雪渓の水が豊富に出ています。管理人さんはまだ入っていません。管理費1500円。トイレ使用可。
難易度
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感想コメント

 久しぶりの足の松尾根、相変わらずの急登でした。今回は土屋ガイドの野鳥の調査に同行させていただき、杁差は行かずに頼母木から地神山まで。お互い頼母木から大石山までの稜線が未踏だったので、そこを繋げるという重要な(?)ミッションも兼ねた山旅でありました。

 奥胎内ヒュッテから車道を歩いて既にバテバテ。次こそは乗合タクシーを利用してやりたいと思います。この辺一帯は野鳥のアカショウビンが有名で、全国から野鳥ファンが訪れるそうです。最近はダム開発でトラックが往来し、喧騒を嫌って姿があまり見られなくなったとのことですが、気になる方は五頭山で鳴いてるのでご安心を。

 聴覚を研ぎ澄まして山を登ったことはほぼ無いのでとても新鮮でした。たくさんの野鳥が鳴いており判別は難しかったのですが、キビタキとコルリだけは覚えたつもりです。今まで奇妙な怪音だと思っていたのは、アオゲラの木をつつくドラミング音だったり、熊が駆けていると勘違いしてヒヤッとしていたのは、実はヤマドリの雄がバタバタと羽ばたく音だったりと、発見がたくさんありました。知っている人と歩くのはとても勉強になります。

 日が高くなり山もじわじわ暑くなってくると、鳥よりも蝉が鳴き出しました。イチジ峰から大石山までの急登はもはや鳥どころではありません。うんざりするような登りを終えると、お花畑と共に飯豊の美しい稜線が広がりました。

 2ヶ月ぶりの頼母木小屋に荷物をデポしていざ地神山へ。ハクサンイチゲやイワカガミに加え、今年初のチングルマ、ハクサンチドリが早くも咲いていました。そしてまさかの!イイデリンドウ!一度しか見たことがないので幻の花だと思っていただけに、姿を見れてとっても感動しました。肝心のヒメサユリの蕾はまだ固く閉じていたので、また見に来るか…でも急登を越えなくては…。

フォトギャラリー

チングルマと地神山。

奥胎内ヒュッテやってます。

この後急登が始まる足の松尾根。

姫子の峰にて。懐かしい給食のデザートいただく。安いっ。

ヒドノ峰残雪あり。

登山道が新しく出来てた。前は右上のザレ道だったような。

イチジ峰で休憩。

始まったよ一番の急登が。

杁差はこちらから見ると鉾立が鋭くない。

大石山から地神山。

頼母木小屋もうすぐ。

小屋から杁。

ハクサンイチゲは大石山からずっと絶えない。

あっ!君は!イイデリンドウ。

門内の向こうにちょっとだけ北股岳。虫除けネット必需品。

本山遠い。

水場へゴー。雪渓通過。

水汲んでたら日が傾いてきた。

山で食べるこ○っちゃん。

朝の空きれい。この後雨に。がーん。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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