奥秩父の名渓 豆焼沢前半部 ~ 荒川源流域を日帰りで愉しむ(豆焼沢出合からトオの滝まで)
- 投稿者
-
伊藤 岳彦
横浜西口店
- 日程
- 2017年07月19日 (水)~
- メンバー
- 単独行
- 天候
- 晴時々曇
- コースタイム
- 出会いの丘(40分)豆焼沢出合(80分)ゴゼ瀑(50分)ホチの滝下(25分)ゴルジュ入口(60分)トオの滝(60分)出会いの丘
- コース状況
- ※ 本文をご参照ください
- 難易度
感想コメント
豆焼沢
西の方には樹葉の間から豆燒澤の深い喰ひ込みが窺はれる。急に下ると、豆燒の溪水が最後の飛躍をなし、本流に這入らうとする優れた溪觀を垣間見る事が出來た。そこから一息に下つて流へ出た。暫く快晴が續いたので、餘程減水したであらうとの豫想も外れて、四年前の秋來た時や、去年も梅雨期に通つたときと別段の相違も見られなかった。對岸へは巨岩から巨岩へ、三本ばかり丸太を括り合はした堅固な橋が架つて居る。あたりは澤沿ひに多少の磧もあり、流も平であるが、濶葉樹は豊富に之を覆ひ、上流は直ぐ折れ曲つて、全流の嶮惡も想像し得ない。
原全教 『奥秩父』 紀行“豆燒澤”より
奥秩父を代表する、荒川源流域屈指の名渓豆焼沢。
過去にニ度、中流部にあるトオの滝より上流の核心部を遡行したことはありますが、滝川本流と分かれる豆焼沢出合からトオの滝までの前半部を遡ったことはありませんでした。
今回は変則的ですが、その前半部のみを日帰りで遡行。
都会のうだる暑さから逃れ、荒川源流域で爽快な一日を過ごしてきました。
2017/7/19(水) 晴時々曇
出会いの丘[9:28]…豆焼沢出合[10:11/11:14]…ゴゼ瀑[12:32]…ホチの滝下[13:23]…ゴルジュ入口[13:50]…トオの滝[14:50]…出会いの丘[15:54]
■ 豆焼沢は見所満載
奥秩父で遡行価値の高い渓を挙げるとするならば、豆焼沢は間違いなく上位にランクインされます。
ゴゼ瀑、ホチの滝、前半核心のゴルジュ、トオの滝、豆焼の大滝4段50m、連瀑帯、両門ノ滝、そして癒しのスダレ状ナメ滝---これらが長大で急峻な渓の中にバランスよく配置され、遡行者の心に感慨深いインパクトを与えてくれます。
特に中流部の大滝と後半部のナメ滝の、目を見張る美しさは秀逸。
荘厳に巨立する大滝と流麗に白線を刻むナメ床。
自然の造形物に畏怖する感覚と癒される感覚。
相反する二つのコントラストが際立つ渓として豆焼沢の右に出るものはないように思えます。
秩父盆地から関東平野を辿り、東京湾に注ぐ大河川・荒川。
その水源は奥秩父北面に源を発する大血川・中津川・大洞川・滝川・入川、これら5つの谷に分かれます。
なかでも最も水量が豊富で、迫力ある奔流と奥深い渓相で遡行者を魅了してやまない一大渓谷が「滝川」。
和名倉山から雁峠、雁坂峠を経て突出つんだし尾根で囲まれた広大な面積の水を集めて北走する長大な渓で、日本登山体系では“入川とともに荒川を育くむ母なる源流域である”と紹介されています。
1998年雁坂トンネルの開通により、明らかに水量が減るなど、自然の原始性においては、荒川本流とされる「入川」に一歩譲るところはありますが、美しくも険しいゴルジュや閉塞的な暗さのなかに広がる大釜、そして原始の香りが色濃く残る苔むした渓相が醸し出す“渓としての奥深さ”は荒川水系随一。
同じ奥秩父山塊でも、笛吹川水系や多摩川水系の明るい渓にはないあまりにもディープな世界がそこにはあります。
豆焼沢はその滝川の一大支流にして、奥秩父北面を代表する険谿。
高低差1500mを約4kmで駆け降る急峻な沢で、日本三大峠の一つ雁坂峠を見下ろす雁坂嶺(2,289m)を源とし、東進して滝川本流に注ぐ秀逸の美渓として知られます。
1998年雁坂トンネル開通によって最も甚大な影響を受けた沢であり、「ホチの滝」真上に雁坂大橋が架かるなど、トーガク沢出合より下流はまさに「死の谷」へと変貌を遂げてしまいましたが、上流部の連瀑の美しさは今以て健在。
見所満載の渓であり、奥秩父を語る上で避けては通れない名渓であると言っても過言ではないでしょう。
かわいらしい名前に反して、その名の由来は物哀しいもの。
その昔、二人の旅人が冬にこの沢に迷い込み、最後の糧である豆を焼いて食べた方だけが猟師に助けられたという逸話からくるそうです。
豆焼沢は沢中泊の遡行ルートとしても首都圏では第一級のもの。
前半部を省略することで日帰り強行軍も可能ですが、できることなら深い森に抱かれながら焚き火を見つめる夜を是非堪能したいところ。
連瀑帯を越えたところにはビバーク適地がいくつかみられます。
数々の美瀑とナメ滝の饗宴に酔いしれた後は、詰めの労も少なく、秩父往還の登山道へ。
帰路は黒岩尾根道を利用した快適な下山で出会いの丘へと戻ることができます。
ただ今回のレポートは豆焼沢の前半部のみを遡行した記録です。
遡行価値に応じて、長い渓の一部分だけを遡行するというスタイルも場所によってはあるものですが、豆焼沢で分割遡行ができるのは、出会いの丘パーキングエリアから中間部にあるトオの滝まで通じる立派な杣道があるため。
この道は地図には載っていませんが、演習林従事者の方がよく歩かれているようなので、とても明瞭です。
本来であれば、豆焼沢出合から完全遡行をしてこそ、本当の豆焼沢遡行であると言いたいところですが、時間に余裕がなければ、トオの滝から入渓するのもやむを得ないところ。
私も過去トオの滝からの入渓だったので、一度くらい前半部を遡行しておかないと格好がつかないというような気持ちがずっとありました。
今回は豆焼沢出合からトオの滝までの前半部を遡行して、出会いの丘まで帰路に杣道を使用。
メインディッシュを先に食べた後に、オードブルを食べるようなものですが、それはそれで面白いもの。
荒川源流域の渓を日帰りで遡行できるルートは、大血川や中津川にある一部の渓を除けばないに等しいので、今回私が辿ったルートはある意味貴重なものなのかもしれません。
もちろんガイドブックなどに推奨されているようなルートではありませんが、長大な渓を分割して辿ることで、豆焼沢の全容をようやく把握することができました。
豆焼沢遡行【トオの滝より上部】~2016年5月~はこちらをご覧下さい
■ 豆焼沢出合まで急下降
笛吹川流域から荒川流域へ。
深夜の雁坂トンネルを越えると、暗闇の中とはいえ、山が一段と深まった気配を感じ、何となく身の引き締まる思いがします。
雁坂トンネルの先、豆焼橋を渡って左折するとすぐに出会いの丘です。
出会いの丘はトイレしかないものの、山々に囲まれた気持ちのよいパーキングエリア。
都会の寝苦しい夜が嘘のような涼しさのなか、すぐに眠りに落ちました。
翌朝は車内の温度が上がったためか、9時すぎの目覚め。
私は朝にとても弱いので、頭がボーッとしていますが、もはや眠れる温度ではないので、行動を開始することにしました。
この日の周回ルートは、出会いの丘が起点。
まず豆焼沢出合まで降り、豆焼沢前半部を遡行した後、トオの滝から杣道を使って出会いの丘まで戻ってくるというややマニアックなもの。
↑ 出会いの丘
出発前、安全祈願を兼ねて慰霊碑に立ち寄ります。
↑ 慰霊碑で黙祷
出会いの丘には、埼玉県防災航空隊ヘリコプター「あらかわ1」墜落事故殉職者慰霊碑があり、ここを訪れたときは必ず長い黙祷をすることにしています。
まずはアプローチとして国道140号線を車に注意しながら秩父方面に進み、天狗岩トンネル先まで歩かなければなりません。
↑ 天狗岩トンネル
天狗岩トンネルを越えた20mほど先のガードレール下に、30cmくらいの埼玉県の石柱があり、これが豆焼沢出合へ通ずる下降路の入口となっています。
地形的に枝尾根となっているので、注意深く進めば見落とすことはないでしょう。
↑ ここが下降点
ここを下るのはニ回目。
一度目は滝川本流の前半部(豆焼沢出合から金山沢出合まで)を遡ったときに訪れています。
踏み跡はとても急峻ながら比較的明瞭。
透明ビニールの布を目印に、グングンと下っていきます。
↑ 沢へ急下降
しばらく下ると、やがて立派な作業道に出ます。
↑ 立派な作業道
この道が一体何のためにいつごろ作られたのか、とても気になります。
昔から炭焼きが盛んな土地なので、それが関係しているのか、あるいは水源林巡視路なのか、そしてどこに通ずるのか、いつか晩秋の頃にでも踏破してみたいものです。
さて、作業道を少し北上すると再び枝尾根があり、そこから沢へ再び下降。
固定ロープが沢山ありますが、おそらく釣り人のためのものなのでしょう。
↑ さらに枝尾根を下降
↑ ロープが張ってあります
↑ 沢が見えてきました
国道から30分ほどの下りで、豆焼沢出合へ。
さすが滝川。水量豊富で清涼感溢れる、とても気持ちのよい空間です。
↑ 豆焼沢出合に着きました
因みに豆焼沢出合へ至る別ルートとして、雁坂峠から派生する黒岩尾根末端の古道を辿ることもできます。
国道からの下降よりも時間が多くかかりますが、そちらの方が奥秩父らしい風情に溢れているかもしれません。
↑ 滝川本流
↑ こちらが豆焼沢
ひと汗かき、猛烈な睡魔に襲われました。
陽射しは強いですが、河原の清涼感はとても気持ちよいもの。
大きな岩に横になり、すぐに眠りに落ちてしまいました。
■ ゴゼ瀑は隠れたハイライト
1時間ほど眠り、頭をスッキリさせてから出発。
沢歩きは集中力が大事。寝不足による注意力散漫はやはり大敵です。
豆焼沢に入るとすぐに渓は右に曲がり、小滝が現れます。
↑ 最初の小滝
ここは左から簡単に巻き上がることができます。
この辺りは謎の廃材が多く散乱し、ある意味歴史を感じさせてくれます。
↑ 序盤の谷歩き
↑ 次の小滝が見えてきました
↑ 二条の小滝
↑ 苔も美しい
↑ 水に躍動感があります
二条の小滝を越えると、今度は深い淵を抱いた小滝。
↑ 深い淵を抱いた小滝
ここはへつりというか泳ぎを強いられるところ。
もしかしたら原全教の紀行文のなかで記されている、鈎掛かぎかけというところなのかもしれません。
↑ 鈎掛の滝?
どういうわけか右壁に残置ロープがありますが、右からの突破は困難。
↑ 残置ロープ
↑ 小滝の右側の様子
右がダメそうなら左。
左からへつり、かなりビミョーなバランスで岩の間を攀じ登りました。
↑ へつりの後、岩の間を攀じ登る
ここから先はしばらく平凡な渓相。
美しい緑が映える渓に魅せられながら、ゆっくりと歩を進めます。
やがて先ほどの作業道に架かる立派な橋が現れます。
↑ 作業道に架かる橋
↑ 立派な橋です
この道は手持ちの文献には記載がないものなので、非常に気になります。
一体どこに通じているのでしょうか?
橋をくぐると、今度は第一堰堤。
↑ 第一堰堤
↑ 左から越えます
登山体系(1981年初版)の大雑把な遡行図にすでに4基の堰堤記号があったので、覚悟はしていたのですが、やっぱり堰堤が現れると興醒めは避けられません。
奥深き滝川の一大支流に堰堤が連続するのは、何となくやるせないものです。
↑ 第一堰堤上
↑ 少し明るくなりました
↑ 再び渓が狭まってくると......
↑ 第二堰堤
↑ 第二堰堤は右岸巻き
↑ 第二堰堤上
↑ きれいな小滝
↑ 第三堰堤は左岸巻き
そろそろ豆焼橋が見えるだろうと上を見上げると、想像していたよりも遥か上に赤い橋があり、その巨きさにビックリしてしまいました。
↑ 遥か上に豆焼橋
やがて豆焼橋の下にある美瀑ゴゼ瀑が現れます。
↑ ゴゼ瀑が見えました
↑ ゴゼ瀑①
↑ ゴゼ瀑②
ちなみに“ゴゼ”とは盲人のこと。
原全教の紀行文のなかには、以下の記載があります。
ゴゼ瀑命名の由來に就ては云ひ傳へがある。
昔いつの頃か、又どう云ふ理由であつたか、この瀑の頭へゴゼ(盲人)の三味線彈きを連れ出し、直下に蒼く渦巻く瀑壺へ突き落したと云ふ。
とんでもない由来にビックリしてしまいますが、意外にこういうのは奥秩父には多くあるものです。
多摩川上流にあるおいらん淵もそうですが、遡行中にどなたかのご冥福を祈らずにはいられません。
またゴゼ瀑については原全教の撮った写真も掲載されているのですが、水量や地形が現在と少し異なり、若干異なる印象を受けます。
ゴゼ瀑の直登は困難なので、左岸巻き。高巻きは容易です。
↑ 固定ロープあります
次に現れる第4堰堤を左から越えると、一連の堰堤越えは終わりとなります。
↑ 第4堰堤は右岸巻き
■ ホチの滝は見事な二段滝
遥か上の豆焼橋の下を過ぎると、しばらくは穏やかな河原歩き。
↑ 穏やかな河原歩き
左岸から堰堤のあるワサビ沢が出合い、インゼル(中洲)のような地形となります。
ワサビ沢は以前山葵が採れたという枝沢。
古い文献では黐小屋澤(モチゴヤ沢)となっています。
黐とは“とりもち”。おそらく出会いの丘辺りに小屋を作って、黐とりもちを製造していたのでしょう。
登山体系を含めガイドでは、出会いの丘からワサビ沢を下降して、豆焼沢に入渓するよう案内されていますが、やはり堰堤が終わったところから豆焼沢遡行を開始するのが、一般的になっているようです。
渓は河原状の地形から徐々に狭まっていき、奥秩父らしい山深さに包まれていきます。
この辺りは全く言葉のいらない美しい世界。
時間に余裕をもって、ゆったりと遡行を楽しみたいところです。
やがて顕著な6m滝が現れます。
名もない美瀑ですが、水量が多くとても印象的な滝です。
↑ 美しい6m滝
しかし、遥か上に黄色い雁坂大橋が見えてしまうのは残念なところ。
ルートは左。お誂え向きの倒木があり、これを利用し快適に登ることができます。
↑ 倒木を利用します
倒木を利用し、中間部まで。そこから右へトラバース気味に登って落ち口へ。
↑ 溝を上がります
ふと豊富な清流のなかに独り佇んでいる自分を意識したとき、あまりにも日常と違う世界にいることが不思議に思えてしまいました。
↑ 落ち口にて
滝上はゴルジュとなり、渓の狭まりに威圧感が出てきます。
↑ 渓が狭まってきました
前半部とはいえ、渓は佳境を迎え、やがて名瀑ホチの滝が現れます。
前衛の滝を右から巻き上がり、ホチの滝の真下へ。
↑ 前衛の滝は左岸巻き
ホチの滝の下で、トウガク沢が出合います。
↑ トウガク沢出合
トウガク沢はかつて魚影豊富な大変美しい渓だったそうですが、現在は上流部に夥しい堰堤をもつ要塞化してしまった渓。
時を戻せるなら、美しいトウガク沢を見てみたいと思いました。
さて、いよいよ今回のハイライトであるホチの滝2段25mです。
↑ ホチの滝
2段の滝のうち下段だけしか見えませんが、豪快に水を叩き落とす滝はとても端正なもの。
直登不可のため、高巻きは右岸。少し高度感のあるところもありますが、踏み跡は明瞭です。
↑ 踏み跡明瞭
途中上段の滝を撮影するために、あえて滝に降り立ちます。
↑ ホチの滝上段
↑ 落ち口
高巻き上部は橋桁の基部の近くを通りますが、砂地の崩壊地。
もろい砂地なので、強度的に大丈夫なのかと心配になってしまいます。
↑ 大丈夫かな?
沢への下降路は明瞭。再び水の流れのなかに降り立ちます。
↑ 沢へ戻ります
■ 核心ゴルジュはシャワーで
ホチの滝を越えると、いよいよ前半部核心と言われるゴルジュ帯へ。
↑ いよいよ核心ゴルジュへ
瀑音轟くなか、独りワクワクしている自分。否応なくテンションが上がっていきます。
最初の小滝を越えると、次の滝は豊富な水量を左上から激しく叩き落としています。
↑ 最初の小滝
陰鬱な岩壁に囲まれた空間にあるため、見た目以上に威圧感があります。
↑ 威圧感を感じます
岩肌はツルツルですが、先人が設置された残置スリングのおかげで、滝に取り付くことができます。
↑ この残置がないと登れないかも......
爽快すぎるシャワーを浴びながら、リズムよく突っ張りで登って越えることができます。
↑ この滝を登ります
↑ 中間部の様子
↑ 水量豊富です
↑ 上部はシャワークライミング
ズブ濡れになりますが、この非日常感がたまりません。
大袈裟ですが、こういうときに生きていることを実感するものです。
この辺りは倒木が多いのが残念。
昔はもっときれいなところだったのでしょう。
続く3m滝はただの小滝なのにとっかかりがなく、ちょっと迷うところ。
↑ 3m滝
ハンマー投げ(=ハンマーにロープを連結し、滝上に適当に放り投げ、ゴボウで登る禁断?のテクニック)で登った記録も散見されます。
沢をやる者はこういうときに備え、室伏ばりのハンマー投げができるよう鍛錬しておかなければなりません。
とか言いながら、ロープを出すのが面倒なので、全筋力を集中して、とりあえず岩の隙間を這い上がってみます。
足の置き場を試行錯誤しながらも、張替したばかりのソールのフリクションにも助けられ、「あっ!登れた!」。
何とか上に這い上がることができました。
↑ 岩の隙間を強引に突破します
こういう小さな難所を突破したとき、沢登りの技量が上がったことを実感するものです。
滝を越え、ふと右手をみるとロープが垂れ下がっています。
これはゴルジュ左岸高巻きの下降路になるのでしょう。
↑ こちらは高巻きの下降路
核心部を無事に越え、一安心。
あとはトオの滝まで小滝や淵を交えながら、小1時間ほどゆっくりと遡るだけです。
↑ 倒木のある小滝
↑ 5m滝は右岸巻き
↑ 釜のある滝
↑ 淵もあります
↑ へつり ありがたいロープ
↑ 倒木が多いです
↑ 今日の遡行もまもなく終わりです
↑ 淵のある小滝で小休止
↑ 折角なので記念撮影
■ トオの滝で遡行終了
トオの滝が今日の遡行終了点。
↑ トオの滝
見覚えのあるところに来るとホッとするものです。
それにしても今日は半日遡行なのに、体は冷えてクタクタ。結構な疲労感です。
泊まりの装備だったらもっと大変。つくづく沢は体力勝負です。
ここから先の記録については、以下のレポートを参照して頂けると幸いです。
豆焼沢遡行【トオの滝より上部】~2016年5月~はこちらをご覧下さい
残りの行動食を平らげ、一休みしたら、あとは出会いの丘まで小1時間ほど作業道を辿るだけです。
トウガク沢横断点まで道は結構荒れていますが、赤布を目印にしながら進めば、迷うことはないと思います。
↑ 明瞭な作業道
トウガク沢から先、道はより明瞭に。
今でも演習林従事者の方が利用されるそうなので、パイプ階段が多く、意外に良く整備されています。
出会いの丘に戻ったら、もう一度慰霊碑に黙祷。
ちょっと変則的な遡行でしたが、今回はいつも以上に大きな充実感を味わうことができました。
豆焼沢はやはり名渓です。
立ち寄り湯の情報はこちらをご覧ください
最後までご一読いただき、有難うございました。
※ HTMLを使用したレポート掲載については許可を得ております。
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