北海道探訪記②化雲岳~五色岳

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2017年07月26日 (水)~2017年07月30日 (日)
メンバー
おとな女子登山部:荻野なずな部長 取材陣2名
天候
晴れ
コースタイム
2日目(27日)
南沼キャンプ指定地(40)トムラウシ山(300)化雲岳(80)五色岳(50)忠別岳キャンプ指定地泊
※3日目(28日)は停滞
※撮影しながらのタイムです。参考程度にお願いします。
コース状況
・必須装備:熊鈴、浄水器、携帯トイレ、(状況により)軽アイゼン
・アブのような虫はいますが、蚊のような刺してくる虫はいませんでした。
・トムラウシ山~北沼近辺の岩稜帯はルートが分かり難いため注意が必要です。
・忠別岳避難小屋(水場有・無人・30人収容)キャンプ指定地は15張
≪お手洗い情報≫
・南沼キャンプ指定地(携帯トイレブース1か所のみ)
・忠別岳キャンプ指定地(簡易/ペーパーなし)
難易度
Google Map
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感想コメント

2日目。

撮影も兼ねているので、今日も早めに出発します。
トムラウシ山までは約30分で到着しますが、その間雲がどんどん動き劇的に風景が変わっていきます。山頂に着いた頃には360度の景色、これから歩く縦走路がとてつもなく長く伸びているのが確認出来ました。

ここ1~2年ほど、ずっと北海道・東北地方の山に登ってみたかったのでとても嬉しい反面、2日目にしてあっけなく登頂してしまったという印象もありました。

今日楽しみにしていた事がひとつ。
ナキウサギを見る事です。
ネズミのような風貌ですが、ウサギ目に属するれっきとしたうさぎです。
生息地の傍を歩く機会があり、会えたらいいな~と思いつつ歩いていると、「いたっ」と部長。
前方を見ると茶色い塊のようなものが・・・。
しばらく動かないので岩かと思いましたが、瞬間シャッと隠れてしまいました。
「よく分かったね」とライターさんが言うと、部長いわく
ナキウサギと目が合って「なっちゃん(なずなちゃん)、よく来たね」と言っていたそうです笑

鳴き声は高音のホイッスルの様な、ピィピィという声で短い時はメス、長く鳴くのはオスだそうです。時折声だけは聞こえるのですが、以後見ることはで出来ず残念でした。

その後はコースに点在する沼や池塘、残雪を横目に稜線歩きを楽しみます。
その後「化雲岳」へ。
一番最初に目に入った時は小さい岩かと思っていましたが、近づくにつれかなりの大きさであることが分かりました。
そしてその後何度も感じることになる、”北海道あるある”。見えてもなかなか着かない。
もう少しかな~と思ってもなかなか着かないんですね。やはり広いよ北海道。。

五色岳で最後の休憩を取り、後は背丈以上のハイマツ帯の中を熊鈴を必要以上に鳴らしながら歩きました。
今まで稜線歩きでしたが、流石に視界の効かない中を歩くのは緊張します。
4人で歩いていたのでそこまで恐怖心がありませんでしたが、1人で歩くのは御免被りたい所です。

忠別岳キャンプ指定地は避難小屋がありますが、この日は天候も安定していたのでテントで寝る事に。夜中に、川を何かが移動しているような音が聞こえて目が覚め、それがとても気になって、結局テントの周りに熊が来て襲われるという夢を何度も見ました笑。
翌朝、北海道民の方に(泊まったサイト上の雪渓に)昨日熊が出たよと教えられました。
聞いた後でしたら、きっともっと眠れなかったと思います。

入山する前の天気予報では翌日以降お天気が下り坂でした。
実際真夜中から雨が降り出し4:00の天気予報では悪天候の予報だったため、念のため5:00まで待機。
最終的にこの日の天気はイマイチで、明日以降は快晴の予報だったので思い切って停滞することに。
こんな時予備日があると気持ちに余裕が出来て安心します。
メンバーでゆっくり話したり、熊待ち(!)したりしてのんびり過ごしました。

→③へ続く

■本日の服装
上:スキンメッシュ半袖 山シャツ半袖 (休憩時は薄手JKT)
下:オールシーズン用パンツ

■食料・水分
行動食のみ・・・大きいハードパン 1/2
水分・・・0.7L

■気温
7/27 6:15トムラウシ山頂(8℃)14:30 忠別岳キャンプ指定地(11℃) 
7/28 5:00 忠別岳キャンプ指定地(9℃) 10:00 忠別岳キャンプ指定地(11℃)

フォトギャラリー

トムラウシ山(2,141m)

ぐんぐんガスが取れていきます

まだまだ歩きます

忘れずYAMASTA

部長は何を思う?!

格好良いOカメラマンさん

沼を表現しているらしい

北沼。近づきすぎたら雪渓が崩れそうです

太陽待ち

この岩稜帯でルートを少し外れてしまいました

ナイスビューにAライターさんもこの笑顔

行動食の大きいパンを食べてナキウサギ待ち

水場には困らない

今日はペアルックでした♪

化雲岳でマトリックスしてもらいました

牙突で熊に備える

忠別避難小屋に到着

本日はトマトクリームリゾット、豆と海藻のサラダを添えて

部長のソール、少し取れちゃいました

翌日は避難小屋で停滞

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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