二王子・中尾根ルート
- 投稿者
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るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2018年01月22日 (月)~2018年01月22日 (月)
- メンバー
- 山の先輩2名
- 天候
- 曇→雪
- コースタイム
- 駐車場(70分)中尾根取付(60分)541m地点(100分)高知山縦走路合流点(100分)八合目(40分)山頂(80分)五合目独標(90分)二王子神社(50分)駐車場
- コース状況
- ・歩き出しからスノーシューやワカン装着しました。
・中尾根は急登のラッセルが連続します。積雪は膝上ほど。
・山頂避難小屋は入口凍ってましたが何とか開きました。
・油こぼしはクラスト状急斜面、アイゼン付けた方が安全に下りられます。
- 難易度
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感想コメント
三度目の冬の二王子、今回は積雪期ルートの中尾根から登ってみました。雪の状態が分からなかったので早めに出発しましたが、駐車場に戻ってきて時計を見てみると約11時間も山の中にいたことが判明。ちょっと張り切り過ぎてしまいました。
時間がかかったのはやはり雪のせい。中尾根の急な登りにはたっぷりと雪が付いており数歩進むごとに足が止まってしまいました。(ラッセルは久しぶりなので先行してしてもらったんですが・・・)やっと抜け出し振り返ると、水平線が薄ら青くなった新潟の街並みが広がっていました。雪山は曇っていると白と黒しか目に入りませんが、わずかに色が差し込むと浮世絵のようにしっとりとした美しさがあるように思います。止まるとすぐに体が冷えるのと、予報が下り坂だったので景色に見とれている暇はなく、次第に大きくなる八合目直下の急登を見据えながらよろよろと歩き出しました。朳差の鉾立峰のように鋭利な姿は、このルートのハイライトでもあります。最初はクラスト状、傾斜と共に積雪量も比例していき、上部は雪庇が僅かに張り出したっぷりと雪が付いていました。難所を越えると冷たい強風が横切る先で、凍りついた電波塔と避難小屋を確認、ようやくここまで来れたと安堵しました。
山頂の小屋は凍りついて入れないこともありますが、何とかこじ開け中に避難。風が無いだけでもありがたや。食事をとってしばらくするとやはり手先が冷えてきます。五頭や角田のようにストーブがあったらなあ・・・とだんだん感覚さえも麻痺していきました。時間が押していたのでさっさと下山、難所油こぼしをおっかなびっくり下り、五合目からは傾斜と新雪の下の固い層のダブルパンチ、足を取られ耐え切れずに転びまくってしまいました。スノーシューの浮力を活かせずこんなはずじゃと思いながらも何とか下山。後半はよれよれでしたがとても充実した雪山登山でした。
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