日高幌尻!まで行けず、戸蔦別岳へ
- 投稿者
- 小山田 隆博
- 日程
- 2018年10月24日 (水)~2018年10月25日 (木)
- メンバー
- 小山田 単独
- 天候
- 雨のち曇り
- コースタイム
- 24日
チロロ林道登山口(50分)北電取水施設(30分)2の沢出合い(3時間)C1:ヌカビラ岳
25日
C1(20分)北戸蔦別岳(50分)戸蔦別岳(40分)北戸蔦別岳(20分)ヌカビラ岳(1時間40分)2の沢出会い(1時間20分)チロロ林道登山口
- コース状況
- チロロ林道は10月から狩猟解禁によりゲートが締まるので日高北部森林管理署へ入林許可提出が必要。
林道歩きのあとは沢沿いの踏み跡を辿ることになり、登山靴で歩行可能だが2の沢出合いから奥は微妙な渡渉もあるのでストック等あると良いと思います。
11月と言う事もあり、1600mより上部は霜が降りてました。秋はもう終わり、準冬山装備が必要です。
- 難易度
感想コメント
冬山シーズン前にもう一度日高の山に登りたいと、日高幌尻に一泊で行くことにしました。久しぶりのテント泊に静かな山旅が味わえると楽しみにしていたのですが・・・、自分の心の弱さを痛感することになりました。
初日、降りしきる雨の中、好天するとの天気予報に期待して出発。沢は若干増水してましたが問題なく渡渉をこなし尾根に取り付きます。しかし雨はますます強くなり、標高を上げると風も強くなり体温がどんどん下がります。北戸蔦別岳でテント泊の予定でしたが、主稜線上での強風を心配しヌカビラ岳の頂上にテントを張りました。雨が止んだのは夜中、風は一晩中強かったです。
二日目、かなり冷え込み、あまり寝れませんでした。外も濃いガスに覆われ早立ちしようと決めていたのに出発がかなり遅れてしまいました。「全道的に秋晴れ」の天気予報は山には適用外、ガスと強風の中を黙々と歩くしかありません。時々ガスの晴れ間に視界が開けるもそれも一瞬。それでも戸蔦別岳には1時間半ほどで辿り着きました。ハイマツについた霜でレインウエアとパンツは既に濡れており、日高幌尻は濃いガスの中、ここから往復4時間等々、迷った末に引き返しを決めました。
テントを回収しヌカビラ岳を後にした頃から天候も少し安定。上部はまだガスに覆われていましたが、下るに従い風も弱まり、結局14時すぎに余力を残して下山。
モヤモヤした気持ちはやはり引き返した判断が正しかったのかということ。必ず頂上まで行くという気持ちがそもそも初めから低く、それが悪天候で心が折れる結果になったと思います。冬山シーズン前に自分の弱さを再認識できたのだけが収穫でした。
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