【長野県】八ヶ岳 まだ雪の少ないジョウゴ沢と裏同心ルンゼ

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投稿者
唐嶋章弘
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日程
2020年12月14日 (月)~2020年12月15日 (火)
メンバー
他1名
天候
稜線は暴風
コースタイム
8:00 美濃戸口
11:00 赤岳鉱泉
〜テント設営〜
13:30 ジョウゴ沢へ出発
14:00 F1
15:00 F2
15:22 ゴルジュ前で引き返し
〜F2にてトップロープ〜
17:10 赤岳鉱泉

【2日目】
8:30 赤岳鉱泉
8:40 裏同心出会い
9:00 F1
13:10 大同心基部
13:30 大同心稜 下山
14:20 赤岳鉱泉にて撤収作業
15:20 赤岳鉱泉 出発
17:00 美濃戸口
コース状況
寒波の影響で、なんとか雪が積もりました。
美濃戸登山口〜赤岳鉱泉の登山道には、一部凍結箇所あります。
チェーンアイゼン必須です。
難易度
Google Map GPSファイル
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感想コメント

今年の2月に、八ヶ岳で初めてアイスクライミングをした時は、
雪が多く、滝が埋まっており、少し残念だった記憶があります。


雪の少ない状態の滝を見たいということで
日々、赤岳山荘の情報を参考にしながら、シーズンインと同時に滑り込みました。

天気予報と実感からすると、この日から、寒波が入ったようです。
歩くにつれて、新雪がどんどん積もっていきました。

【1日目】
美濃戸登山口〜赤岳鉱泉テント〜ジョウゴ沢


登山口までの道路状況や、重い荷物で、
赤岳鉱泉到着後のテント設置までに大幅に遅れを取りました。
赤岳山荘までの林道は、一部凍結し、どうしても滑る箇所があったので、チェーンアイゼンを装着し歩きました。

テント設営後、とりあえず状況を見にいくと打ち合わせし、テントを13時頃に出発。
F1は、はっきりと巻道ができていたので、パスし、
F2を登攀。簡単そうなラインはわかりますが、まだ凍結が甘く、場所によっては叩くと水が吹き出てくる状態です。
安定しそうな場所を選びながらのクライミングとなりました。

その後、簡単な滝を超えて、30分ほど歩き、ゴルジュ帯に入るタイミングで、時間の限界を超えそうでした。
無理に進むことはせず、引き返して、F2にトップロープを張り、リードではできないラインを試したりと、存分に遊んで、暗くなる頃テントに戻りました。

夜ご飯は、ステーキをいただきました。

【2日目】
赤岳鉱泉テント〜裏同心ルンゼ〜下山

夜は、流れ星のピークだったようですが、一瞬の晴れ間を見せて、再び降雪が始まりました。
朝起きると、しっかりと雪が積もっています。
のんびり出発し、裏同心を詰めていきます。
前回は、F1が埋まっており、二つ目の滝の三段の滝からのスタートでしたが、
今回は、しっかりとF1を登攀できました。

次に見える三段の滝もしっかり30mありそうな高さで、十分に楽しめました。

最後の滝を終えて、大同心の基部に詰める箇所が、凍結や降雪が甘く、凍った草付を登るため、注意が必要でした。


下山すると、荷揚げのヘリが何度も往復していました。
山ほどのビールが目に入り、今晩も泊まりたい、、気持ちを抑えて下山となりました。


その日の前日までは、アプローチの橋や、山頂も土が見えるほどの積雪量でしたが、
当日登る頃には、雪でしっかりと埋まり、吹き溜りは若干のラッセルを強いられるほどの積雪となりました。
急な天候の変化もありますので、情報を見て、装備しっかりと十分に準備しましょう。

フォトギャラリー

ジョウゴ沢 F2。中央のラインは水が流れていました。

先週まではもはや夏道だったようです。

うっすら新雪

凍っているの、わかりますか、?

テントを設営します。

アイスキャンディにはもう少しかかりそうですね。

F1。右から巻きます。

F2を登ります。比較的締まっている左側を選びました。

F2を抜けた先です。景色もないので、欲張っても仕方ないと引き返すします。

そして、時間いっぱいまで、F2でトップロープで遊びます。このラインは噴水ゾーンでした。

ステーキを頂きます。

朝起きるとテントがこんな感じに。ヘリの荷揚げがあるとの事で、撤収して小屋にデポしておきます。この日は裏同心へ。

裏同心ルンゼの最後の滝。

大同心です。登ってませんが、ドヤ顔で。

水を含んだ氷だったので、、氷点下の中すぐに凍ってしまいました。

ヘリでの荷揚げ。テント撤収しておかないと吹き飛びそうです。

ぎりぎりヘッドランプを使わず下山完了。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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