天国へ続く沢、地獄へ続く下山・・・ナルミズ沢

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投稿者
ララスクエア宇都宮店 小澤 隆蔵
日程
2010年09月21日 (火)~2010年09月22日 (水)
メンバー
ララスクエア宇都宮店 小澤隆蔵
その他5名
天候
1日目:雨☂  2日目:晴れ☀
コースタイム
1日目:ゲート(6:30)→登山口(8:00)→渡渉点(9:00着/9:20発)→大石沢(11:00着/12:00発)→ジャンクションピーク(15:30)→朝日岳(16:00)→大石沢(17:00)
2日目:大石沢(9:40)→登山口(12:30)→ゲート(13:20)
コース状況
宝川温泉を過ぎるとまもなくゲートあり。林道の状態が悪いとのことで一般車はここから先は入れず。林道を歩いて1時間半で朝日岳登山口へ。
渡渉点は1日目も2日目も濡れずに渡ることはできず。
大石沢より先のナルミズ沢はロープを一度も出さずで初級者にもお勧め。
稜線からからが長く不安になるが腰までのササ原の中に登山道がしっかりあるので泳ぐように進む。
朝日岳からの下りはじめじめとした急坂で滑るので要注意。
Google Map

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感想コメント

初めてのお泊り沢登りなので仕様が分からず、とりあえず80リットルザックに詰められる分だけ持って行くことに。
集合してみて仲間たちも同じようなザックの大きさで一安心。
朝からポツリポツリ雨が降る。渡渉点に着いたころには本降りに。予報では新潟方面は雨、群馬方面は曇り。
谷川岳付近の天気予測の難しさを再認識。
20分ほど停滞して、とりあえず幕営地の大石沢まで行くことに。
大石沢に着くと南風に変わり空も明るくなってきたので幕営の準備をして出発。
空が広く、沢の水がエメラルドグリーンに輝き、沢の両側に草原が広がるとても開放的な渓感である。
結婚式場のあるホテルの庭のような。あくまで私個人のイメージですが・・・
外気との気温差が少ないせいか沢の水もそんなに冷たく感じず、滝も登りがいはあるのだがどこかやさしさを感じる。
渓感の影響だろうか、感覚まで天国である。
源頭部から稜線まで美しい草原が広がり「沢登りの最後=藪こぎ」のイメージを大きく覆される。
稜線に出てから想像以上に長くて、正しい道なのか不安になる。
良い時は短く感じ、悪い時は長く感じるもの?
そして朝日岳からの下り。じめじめとした暗い急坂が続く。
開放的な沢とのギャップが大きくて地獄のように感じる。
「なにかと似てるような・・・」と思った方も思わない方もぜひ来シーズンに行ってみて下さいませ。
適期は7月中旬から10月中旬まで。
※ちなみに夜の宴で美味しい鍋とお酒をいただき再び天国でした。

フォトギャラリー

天国へ続く沢

アプローチの長い林道歩き

朝日岳登山口

渡渉点・・・普通の川に見えますが…

大石沢

やっと入渓

小滝と釜が続く

魚止め滝(8m)

斜め滝(7×15m)

天気が良ければ…

稜線からが長い…

朝日岳山頂

夜の宴

2日目の朝、太陽が差しはじめる

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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