伝説の岩場へ 湯谷ヶ岳 / 京都西山
- 投稿者
-
上田 哲也
京都河原町店
- 日程
- 2021年05月31日 (月)~2021年05月31日 (月)
- メンバー
- グランフロント大阪店:上田
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 玉依神社~3分~福泉寺・登山口~35分~湯谷ヶ岳(622.4m)~10分~熊野権現~15分~ローズタウン横アンテナ~3分~潜り岩~20分~熊野権現~10分~山頂分岐~25分~乞食岩~15分~玉依神社
- コース状況
- 水場:なし
WC:なし
玉依神社とローズタウンを結ぶ舗装路が、令和3年5月20日深夜の大雨で被害を受け通行止めになっています。
アンテナから先には目印がありませんので、読図が重要です。
◆適度な運動でリフレッシュして健康維持
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◆感染対策をしっかりした山登りを心がけましょう
- 難易度
感想コメント
京都西山にある湯谷ヶ岳へ行ってみました。
三密を避ける為にバイクでアプローチ。玉依神社とローズタウンを結ぶ舗装路が、令和3年5月20日深夜の大雨で被害を受け通行止めになっているとの事で、倉谷口方面から入域しました。
まずは神秘的な雰囲気の漂う玉依神社へ参拝。拝殿手前にある杉の巨木の生えた緑の空間に癒されました。拝殿裏にある岩場はご神体のようです。神社を出て福泉寺・登山口へ。寺のトイレすぐ左横の草付きから登ります。左方向に道がありますが、これを進むと玉依神社の緑の空間に戻ります。
湯谷ヶ岳はアクセスが悪い為なかなか足が向かない山でしたが、『1992年版・山と高原地図』に「麓の話では潜り岩、つりがね岩、覗き岩、杓子岩の奇岩が山腹に点在していると言う。今は炭を焼かなくなって櫟の樹が育ち、それらの巨岩は探しようもない」の一文に惹かれ、「巨岩」好きの私は伝説となった岩を探索する為に足を運びました。
陽当りが悪いので苔むしている岩が多いですが、全山の至る所に巨岩、大岩がある為、寄り道ばかりしていました。登山道の勾配はキツイですが、岩があると足を止めるので、息切れする事無く山頂へ到着。樹間からわずかに下界が見えますが、山頂からの展望はほぼ無し。三角点はピンクのテープが樹木に二本巻いてある部分でした。
通常の登山道は山頂までで、西に向かう道は破線ルートになり中上級者向きです。山頂の少し手前にある「火の用心」の赤い標識が分岐の目印。そこから南西に進むと、草藪と倒木などが待ち受けています。ピンクの目印を追って進むと、石灯篭のある熊野権現に到着。この周辺にも巨岩がたくさんありました。
さらに西に進むとローズタウン横のアンテナに到着。住宅街を避ける為、ここから北の斜面を下った所で、山腹をトラバースする古道の痕跡を発見。さらに少し先に、岩と岩の間に四角い空間のある奇岩を発見!形状から判断すると「探しようもない」と記されていた「潜り岩」だと思われます。入口は高さ3mぐらい幅50cmぐらいの空間で、中に入ると奥行きは6mぐらいあり、途中から天井は開けていました。一番奥まで入ると垂直に登って岩の上に出られ、修験の岩場と同じく「胎内潜り」ができます。
ここからは標高570mぐらいに位置する古道を東に進みましたが、次から次へと巨岩が現れ、形状から判断して「つりがね岩」と思われる岩もありました。谷の少し手前で稜線に向かって直上すると、ちょうど熊野権現の裏側に到着。最初に来る時に通った道を戻って、山頂の分岐に戻りました。
下山ルートは途中まで同じですが、「火の用心」の標識のある所を真っすぐ下ると「乞食岩」があります。本来なら、ここから下の道路まで下りられますが、今は通行止めになっているので、もう一度登り返して福泉寺・登山口へ下山しました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。