吹雪の旭岳 視界不良と爆風で撤退
- 投稿者
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斉藤 裕一
サッポロファクトリー店
- 日程
- 2025年05月26日 (月)~2025年05月26日 (月)
- メンバー
- 斉藤
他 1名
- 天候
- 雨のち雪
- コースタイム
- 登り 4:45
下り 3:30
※タイムは一般的な夏山ルートで、
山頂まで登ったタイムです。
- コース状況
- 総距離 11.0km
獲得標高 1000m
旭岳ロープウェイ駐車場(当日は無料)より
ロープウェイを使用せず入山。
※夏季営業時は滑走道具の持ち込み不可の為
100m程で歩くとスキー登行可能。
その後はスキー場コースを登り姿見駅へ。
姿見駅で一時間程、天候回復を待ち、
やや小雨になったタイミングで山頂を目指すも、
視界不良と強風、さらに雨が雪に変わって、
吹雪いて来てしまったので、
2000m付近で山頂を諦め、
まだしっかり雪の残っている地獄谷を滑って下山。
- 難易度
-
感想コメント
北海道内どこに行っても天候不良の日。
どうせなら元々予定していた旭岳に滑りに行こうと、
午後(夕方)からの天候回復予報(一部の予報)を
信じてみる事に。
10時頃に旭岳ロープウェイに到着するもまだ雨。
とりあえず回復を待ちながらゆっくり準備し、
11時前に再度予報を確認すると雨の時間帯がずれ込み悪化。
雨雲レーダーをチェックすると12時過ぎから、
雨が強まりそうな動き。
小雨の今のうちに姿見駅まで登ってしまって、
そこで回復を待つ作戦で行く事に。
予定通り12時過ぎに姿見駅に着く事は出来たのですが、
天候は予定通りではありませんでした。
そうです。ばっちり強めの雨に打たれて、
体もしっかり濡れてしまいました。
とにかく姿見駅に入り天候回復を待つと共に、
体を温める事に。
一時間程待ち、天候は雨から雪へと変化。
これ以上待っていると下山が遅くなってしまうので、
行けるところまで行ってみる事に。
姿見駅の気温は1度でしたが、
少し標高を上げると風も強くなり、
体感はさらに低く感じます。
暖かい気温に慣れてしまった体にとっては
かなり厳しい寒さです。
それでもなんとかピークを目指し、
一気に標高を上げて行きましたが、
標高2000m付近で風に煽られだし、
視界もかなり悪いので山頂は諦めてドロップ。
実は滑った事のなかった地獄谷を滑るも、
視界不良と湿った新雪にスキーを掴まれ、
すごく不快な一本に…
まぁたまにはこんな日もあるかと諦めながら、
姿見駅よりも下側を滑って下山していると、
少しだけ気持ち良いバーンを滑る事ができました。
後から考えてみると、
全道天候不良で山行を中止している方も多い中、
それなりに楽しい山行をチョイス出来たような気がします。
ただ!!翌日のこのエリアのコンディションが
最高だったと言うのが唯一の心残りですね。
~お立ち寄りスポット~
湯元 湧駒荘 日帰り入浴1200円
☆服装・装備について☆
吹雪と氷点下の寒さに
防寒ジャケットとフリースが活躍。
ウェア類…
インナー(ファイントラック:ドライレイヤーベーシック)
ロンT(化繊)
フリース(ミレー:ポーラテックパワーグリッド好日山荘100周年モデル)
防寒ジャケット(ミレー:ブリーズバリアトイ)
ハードシェル(ジャケット)
スポーツタイツ(厚手)
ハードシェル(ビブパンツ)
ソックス(スマートウール:スキーフルクッション)
ニット帽(シェアデザイン:オリジナルロゴビーニー)
バラクラバ(薄手)
その他の装備…
バックパック(グレゴリー:ターギー45)
登れるスキー道具一式
ビーコン(BCA:トラッカー2)
プローブ(ブラックダイアモンド:クイックドローカーボン300)
ショベル(ブラックダイアモンド:トランスファー)
アイゼン(ブラックダイアモンド:ネーベプロ)
ピッケル(ブラックダイアモンド:レイブンウルトラ)
※アイゼン、ピッケルは念のため携行しているが使用せず
熊スプレー(カウンターアソールト)
保温ボトル(サーモス:山専ボトル750mℓ)
ナルゲンボトル(500㎖)
サングラス(スワンズ:スノーフィールド)
ゴーグル(ハイコントラスト系)
テンションストラップ(ブラックダイアモンド)
ディッシュブラシスクレーパー(MSR)
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。