新穂高温泉~わさび平~紅葉の鏡平~双六岳そして槍ヶ岳のはずが…三俣蓮華岳

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
本社営業部 岡田
日程
2010年10月09日 (土)~2010年10月11日 (月)
メンバー
本社営業部岡田 ほか1名
天候
初日雨、 2日目雨のち曇り、3日目快晴
コースタイム
10/09 新穂高温泉(5分)わさび平小屋(200分)鏡平山荘(60分)弓折乗越
   (70分)双六小屋テント場            1日目歩行時間:335分

10/10 双六小屋テント場(90分)三俣蓮華岳284.2m(100分)双六岳2860.3m(80分双六小屋テント場                  2日目歩行時間:270分

10/1 双六小屋テント場(60分)弓折乗越(25分)鏡平山荘(200分)新穂高温泉
                           3日目歩行時間:285分
コース状況
10/9未明から雨。新穂高登山指導センター(登山届けはここへ)からしばらく林道を歩きます。未舗装になると、ところどころ水溜りも現れ、登山道も沢のように雨水が流れる箇所あり。小池新道あたりからガスもかかるようになり雨足も強くなる。槍・穂高連峰を眺めながら高度をかせぐつもりがこの日は全く展望なし・・・。

鏡平山荘付近からも周りに山があるのかないのか目視できませんでした。雨天ですが日中の気温はさほど低くなく汗はよくかきます。このあたりの登山道は赤や黄色に染まった木々でにぎやかな秋模様です。弓折乗越を過ぎると枯れた景色が目立つようになります。

双六小屋でキャンプ指定地利用料(一人500円)を支払う。水場とトイレは双六小屋の横にあり。夕刻から風がだんだん強くなり雨が叩き付けるようにテントを襲う。

10/10夜明けも風雨・・・。西鎌尾根から槍ヶ岳へ移動する計画はやむなく断念。この日はテントに停滞と決めたが昼前には雨があがり時々青空が顔を出す結果となった。三俣蓮華岳~双六岳を周遊に変更しゆっくりと歩く。風も止み登山道は水はけが良いのか歩きやすかった。夕方今夜の幕営料を支払う。

10/11晴れ、下山日。往路を引き返すルート。足元は歩きやすく弓折乗越し付近から鏡平を過ぎた あたりまで槍・穂高の眺めがいい。(本当は昨日に樅沢岳~左俣岳を経て西鎌尾根~千丈乗越~槍ヶ岳山荘~ 槍ヶ岳へと歩く予定でした.)
Google Map

より大きな地図で 双六岳 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

10/9 前日から雨天・・・。新穂高温泉に到着は午前4時。無料駐車場は6割程度停まっています。紅葉シーズンとはいえ、雨なので登山者の出足はやや鈍いようです。雨だけならまだしも風も強めで天気が回復しないかと待っていたら7時を回ってしまった。

ザックカバーで覆った大型バックパックを背負い、出発。雨のなか、わさび平小屋の「そうめん」のノボリが寒そうに揺れています。トイレ(協力金100円也)を借りました。この夏から白山(石川県)、伯耆大山(鳥取県)、富士山(山梨県、静岡県)と好天ばかりで久しぶりの雨です。
林道はわさび平小屋からしばらく歩くと終点で小川新道へ進みます。途中イタドリヶ原、シシウドヶ原を抜け鏡平池、鏡平山荘で休憩するもガスで槍ヶ岳や大キレットは見えません・・・。見えるはずのものが見えないと悔しい。きっとこれがまた来るぞ!の活力になるのですね。

弓折乗越で南西に抜戸岳・笠ヶ岳を背にして双六へ向かう。少し歩くとハイマツのなかに雷鳥さん登場!しかし、なんとこのあたりでカメラのレンズの内側が結露しちゃいました、グスン・・・。

双六小屋のテント場は水はけがよく、雨は降り続けていましたが、水溜りはほとんどなし。実は新調したテントを使いたくてウズウズしていた私は風雨をものともせず、広げます。軽いのに広い! MSR ハバハバHP バンザイ!!

テント内で予備のカメラ(持っててヨカッタ)を取り出しほっと一息。夕食は香り薫るキーマカレー。尾西の白飯とともにいただきました。お湯をかけるだけなのにウマイ! 明日は雨が上がるよう祈りつつ早々に眠ります。

10/104時半、まだ真っ暗。雨は時折突風を伴って降り続いていたようです。テントがバダバタやかましいので見てみると前室先端のペグが強風のため抜けてしまっていた。槍ヶ岳へ出発するつもりで準備を進めるも7時を過ぎても風雨が止まず、このまま双六のテント場にもう1泊することに決定し横になっていたら空が若干明るくなり風が止んだ。「こんなことなら動いていればよかった」と悔しがりましたが気を取り直し、三俣蓮華岳、双六岳をゆっり歩くことにします。 歩いてしばらくすると昨日と違いガスが無くなり鷲羽岳や燕岳が望めました。山肌は紅葉はとてもキレイです。双六岳付近からは槍ヶ岳方面が望めるのですが穂先にかかったガスは晴れず・・・。

10/11快晴でテントは撤収しやすく7時前に下山開始。歩き始めて間もなく槍・穂高連峰がバーンと目前に広がる。今回、図らずもピストンとなりましたが、目の前のパノラマに気持ちはまた来るぞ、と言っていました。鏡平山荘付近はここぞとばかりにシャッターを切る方々でにぎやかです。
下山後は駐車場そばの「深山荘」で入浴。露天風呂もあり700円也。水着持参の女性も大勢で人気の温泉宿です。帰りは平湯に立ち寄りみやげをゲット。

フォトギャラリー

初日は雨。見えるはずの槍・穂高はどこ!?って感じで見えず、ひたすら歩く。

ライチョウさん、まだ夏の装いなのですね。

初めて使うハバハバHP 。そんなに降らなくてもいいんじゃないっすか!?

2日目の朝 双六小屋。

鷲羽岳方面が見えてきた。雨上がりの緑はキレイです。

三俣蓮華岳への分岐。空気が澄んでいて気持ちがよい。

三俣蓮華岳頂上。ガスってきた・・・

ちょっと一息。ガス晴れないかなぁ。

双六岳へ向かいます、ガスもまた幻想的でいとおかし。

双六岳頂上に到着。 晴れろ~!!

稜線ルートで双六小屋へ。平らで広いので道迷い注意。

ようやく青い空がもどった鷲羽岳方面。山肌の紅葉がきれいです。

テント場に戻り くつろいでます。じっとしているときは防寒着必携です。

3日目 下山日は晴れ。

やっと見えた!  弓折乗越付近にて。

小屋仕舞い間近の鏡平山荘。営業は10月15日までとのことでした。

槍・穂が映る鏡池。   見えますか~!? 

シシウドヶ原より見上げた秋。

名残惜しく振り返ります。   まもなく林道。

新穂高温泉 深山荘。 野趣満点の露天風呂で汗を流しました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部