日光・雲竜渓谷

思いがけず友人から誘われて日光の雲竜瀑に出かける機会を得た。
昨年の山渓の表紙を飾って人気が急上昇した、あの氷瀑だ。

東武日光駅からタクシーでゲートまで入る。
身支度を整えるほんのわずかな間に、身体がすっかり冷えてしまうほど
谷あいはキーンと冷え込んでいた。
閉鎖中の林道をあるいて、洞門岩からは沢沿いのルートをとる。

平日だというのに、沢山の登山者でにぎわっていた。
１０名単位のツアーまで入っている。大変な人気だ。

トレースはしっかりと付いていたので今回は迷うこともなく歩けた。
条件が良ければ、雪山軽装備でも十分に楽しめるコースだ。

ただ、沢沿いのルートや氷瀑などといった特殊な環境でもあるので
初心者同士の安易な入山は控えた方がよいようにも思える。
とくにこれから氷が弛んでくるので、落氷など注意が必要だ。

ゲート前の駐車スペースの問題等もあるようなので、入山の際には
配慮が必要なようにも感じた。